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  1. 市川三郷町議会 2022-06-02
    06月02日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 4年  6月 定例会(第2回)令和4年第2回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             令和4年6月2日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 請願の付託 日程第4 報告第1号 令和3年度市川三郷町一般会計繰越明許費繰越計算書      報告第2号 令和3年度市川三郷町一般会計事故繰越し繰越計算書      報告第3号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書      報告第4号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計事故繰越し繰越計算書 日程第5 承認第5号 市川三郷町税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて      承認第6号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて      承認第7号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第6 承認第8号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについて 日程第7 承認第9号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第15号)専決処分につき承認を求めることについて 日程第8 承認第10号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)専決処分につき承認を求めることについて 日程第9 議案第44号 市川三郷町議会議員及び市川三郷町長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例中改正について      議案第45号 市川三郷町税条例等中改正について      議案第46号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について      議案第47号 市川三郷町介護保険条例中改正について      議案第48号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)      議案第49号 令和4年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)      議案第50号 令和4年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第1号)      議案第51号 令和4年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第1号)      議案第52号 令和4年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第1号)      議案第53号 令和4年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第54号 令和4年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第10 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(12名)       1番 新津千吉   2番 一ノ瀬幸人       3番 秋山豊彦   5番 齋藤美佐       6番 丹澤 孝   7番 小川好一       8番 高尾 貫   9番 笠井雄一      10番 有泉 希  11番 松野清貴      12番 三神貞雄  14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.会議録署名議員       5番 齋藤美佐   6番 丹澤 孝       7番 小川好一 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名)  町長        遠藤 浩   副町長       依田誠二  政策秘書課長    井上靖彦   防災課長      林 茂一  総務課長      一瀬 浩   財政課長      海沼良明  町民課長      立川祐司   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  望月和仁   福祉支援課長    櫻井 茂  保育課長      渡辺浩志   農林課長      望月順二  商工観光課長    塩沢正也   生活環境課長    丹沢宏友  土木整備課長    立川 潔   まちづくり推進課長 渡辺 潤  会計管理者     立川陽子   三珠支所長     丸山章仁  六郷支所長     木村竹実   教育長       渡井 渡  教育総務課長    相川由美   生涯学習課長    森川規彦 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    保坂秀樹  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      相川伸也  議会書記      佐々木未緒  議会書記      依田慎也     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(保坂秀樹君)  おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立お願いいたします。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(笠井雄一君)  改めまして、おはようございます。 令和4年第2回定例会開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、公私極めてご多忙のところ、本定例会にご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。周りの緑が一段と目に染みる季節になり、庭先の花木も日増しに変化を遂げています。 5月23日、政府は新型コロナ対策の基本的対処方針を変更し、マスクの着用について、屋外では周りの人との距離が取れなくても、会話をほとんど行わない場合には着用の必要がなく、特に夏場は熱中症予防の観点から外すことを推奨する考え方を盛り込みました。 また、学校での体育の授業、部活動の際では必要なく、さらに2歳未満の子ども、2歳以上で小学校入学前、保育所などでは周りの人との距離に関わらず、一律に求めないとしています。 水際対策の緩和をめぐっては、今月より流入リスクを総合的に勘案して、国や地域を3つに区分した上で、出国前の検査を維持しつつ、一部の国や地域からの入国者に対し、入国時検査や、入国後の自宅などでの待機を求めないといった見直しを行うこととしています。 基本的には、基本的対処方針の変更がなされても、まだまだ注意が必要ではないかと思います。お互いに慎重に行動することを望むものです。 もうすぐ梅雨に入ります。うっとうしい時期に突入しますが、せめてともに心だけでもさわやかでいたいものです。 さて、市川三郷町議会におきましては、地球温暖化防止、省エネ対策の観点から、本定例会、9月定例会、また10月末までに実施される臨時会につきましては、軽装期間中の会議とし、本会議、委員会を上着、ネクタイは非着用でよいことといたしますので、ご協力をお願いし、開会のあいさつといたします。 なお、一部報道機関から議場内での写真撮影許可の申し出があり、これを許可しましたのでご了承願います。 ただいまから、令和4年第2回市川三郷町議会定例会を開会します。 本日の会議を開きます。 3月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりであります。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議会議員に求めます。 まず、三郡衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第12番、三神貞雄君。 ◆12番議員(三神貞雄君)  それでは、議長の命により、三郡衛生組合議会の報告をいたします。 令和4年三郡衛生組合議会第1回定例会は、3月29日に開会され、本町からは、一瀬正議員、齋藤美佐議員、一ノ瀬幸人議員と私、三神が出席しました。 本定例会に提出された議案は、専決処分案件1件、予算案件3件の計4件でありました。 それでは内容について報告いたします。 まず、承認第1号 組合職員給与条例の一部を改正する条例の専決処分については、人事院および県人事委員会の勧告等に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、令和4年度一般会計および特別会計における当初予算について報告いたします。 議案第1号 一般会計予算につきましては、歳入歳出予算総額を2,976万3千円、前年度より321万6千円の増で、例規集改版業務委託が増額の主な要因でありました。 主な歳入は、分担金2,794万3千円で歳入総額の93.9%です。主な歳出は、総務費2,847万5千円で歳出総額の95.7%であります。なお、本町の分担金は461万7,779円で負担割合は16.5%です。 次に、議案第2号 し尿処理事業特別会計予算につきましては、予算総額4億887万4千円で、前年度に比べ1億869万4千円の増で、長寿命化計画による大規模改修工事1億1千万円が増額の主な要因であります。 主な歳入は、分担金2億7,885万4千円で歳入総額の68.2%です。財政調整基金より繰入金1億1千万円、26.9%でありました。なお、本町の分担金は4,301万1,237円で、負担割合は全体の15.4%です。 主な歳出は、し尿処理場費3億8,885万4千円で歳出総額の95.1%です。本年度は三郡クリーンセンターの大規模改修工事において、処理棟の建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事が行われます。 次に、議案第3号 火葬事業特別会計予算つきましては、予算総額1億5,561万6千円で、前年度に比べて2億2,659万2千円の減額です。火葬場の大規模改修工事を昨年度終了いたしましたが、減額の大きな原因でございます。 主な歳入は、分担金1億2,249万5千円で、歳入総額の78.7%、使用料が3千万円で19.3%でありました。なお、本町の分担金は1,480万9,645円で、負担割合は全体の12.1%であります。 主な歳出は、火葬場費9,759万6千円で、歳出総額の62.7%、財政調整基金費3,109万5千円で19.9%でありました。 提出されました4議案は、いずれも原案のとおり承認・可決されました。 以上で、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  議長のお許しを得まして、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和4年峡南広域行政組合議会第1回定例会は、3月23日に開会され、本町からは三神議員、松野議員と私が出席をいたしました。 提出されました案件は、条例改正が4件、令和3年度補正予算が4件、令和4年度当初予算案4件であり、いずれも原案のとおり可決され、審査の結果は次のとおりであります。 まず、議案第1号 峡南広域行政組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正の件については、妊娠と仕事の両立を支援するため、不妊治療に係る休暇を新たに掲げるために改正する必要が生じたため、改正を行ったものでした。 次に、議案第2号 峡南広域行政組合職員の育児休業等に関する条例中改正の件については、妊娠、出産、育児等、仕事の両立を支援するため育児休業に係る取り扱いの改定に伴い、条例の一部を改正する必要が生じたため改正を行ったものです。 続いて、議案第3号 峡南広域行政組合資金積立基金条例中改正の件については、令和3年度末をもって慈生園養護事業を終了することに伴い、基金の名称を改めるため、条例の一部を改正する必要が生じたため改正を行ったものであります。 続いて、議案第4号 峡南広域行政組合慈生園設置及び管理条例中改正の件については、令和3年度末をもって慈生園養護事業を終了することに伴い、条例中の「養護老人ホーム」の記載を削除するために改正を行ったものでした。 次に、議案第5号 令和3年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第4号)の件では、歳入歳出それぞれ509万1千円を追加し、歳入歳出の総額を13億9,029万6千円とするものでした。 歳入につきましては、組合費負担金、措置費負担金を減額し、繰越金を追加するものでありました。 歳出につきましては、コロナ禍に伴う事業の中止等に関わる科目の減額、人件費の実績による更正、不用額・入札差金等の減額、繰越金の追加が主なもので、減額分の一部は各町村に返還、残額を財政調整基金、消防施設整備基金および情報センター施設整備基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第6号 令和3年度峡南広域行政組合情報センター特別会計補正予算(第4号)の件では、歳入歳出それぞれ1,107万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額を2億4,602万円とするものでありました。 歳入につきましては、業務システム運営費負担金、広域ネット負担金を該当町村にそれぞれの事業実績により減額し、雑入については、市川三郷町地内の芦川橋の架け替え工事に伴う光ケーブル移設工事費が確定したことにより、減額を行ったものでありました。 歳出につきましては、実績による更正、不用額等の減額、基金へ積立てるものでありました。 次に、議案第7号 令和3年度介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれに324万9千円を追加し、総額を2億1,892万4千円とするものでありました。 歳入につきましては、年間を通して、利用者数や利用者の介護度が確定したことにより、実績による更正を行ったものや、令和2年度繰越金の確定をし、追加したものでありました。 歳出につきましては、人件費や不用額の減額と介護保険安定化基金への積立でした。 次に、議案第8号 令和3年度ふるさと市町村圏特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれに76万7千円を追加し、総額で725万7千円とするものでした。 歳入につきましては、債券の買い換えによる財産収入の増額で、歳出については、コロナ禍により実施できなかった事業の減額とふるさと市町村圏基金積立金への追加でありました。 続いて、議案第9号 令和4年度一般会計予算については、歳入歳出総額を16億3,280万8千円とするもので、歳入の主なものは分担金及び負担金の15億3,615万2千円で、歳入全般の94.08%を占めるものであります。 歳出の主なものは、人件費、各共同処理の運営費で、慈生園の養護部門が令和3年度で廃止となったことから一般会計への計上はなくなりました。情報センターの構成5町で行う業務を特別会計から一般会計に移し、庁舎整備準備費を新たに計上したものでした。また、消防については、高規格救急車と消防ポンプ車の更新に伴う予算が計上されました。 次に、議案第10号 令和4年度情報センター特別会計予算については、歳入歳出総額を3,971万4千円とするもので、山梨県市町村総合事務組合と共同処理を行う基幹系システムの事業のみを特別会計に計上したものであります。 次に、議案第11号 令和4年度介護保険特別会計予算につきましては、歳入歳出総額を2億2,101万7千円とするもので、歳入は、特養入所者定員が30名、デイサービスが25名の介護保険運営事業を柱に予算計上されたものであります。 次に、議案第12号 令和4年度峡南ふるさと市町村圏特別会計予算は、歳入歳出714万円とするもので、歳入は財産収入と繰入金が主なもので、歳出につきましては、峡南活性化事業の補助金のインスタグラム、YouTube等の紙媒体以外での情報発信をしたものであります。組合のネットワーク維持費などでありました。 以上で、峡南広域行政組合の議会の報告とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いします。 第2番、一ノ瀬幸人君。 ◆2番議員(一ノ瀬幸人君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和4年3月中巨摩地区広域事務組合議会定例会は、3月30日に開会され、本町から笠井雄一議長と私、一ノ瀬が出席しました。 本定例会に提出された議案は、条例制定2件、条例改正1件、令和3年度一般会計および特別会計の補正予算5件、令和4年度一般会計および特別会計の当初予算6件の合計14議案でありました。 それでは、内容について報告いたします。 議案第1号 組合職員団体の登録に関する条例制定の件については、地方公務員法第53条の規定に基づき、職員団体の登録に関し必要な事項を定める必要があるため条例を制定するものでありました。 議案第2号 組合職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例制定の件については、地方公務員法第55条の規定に基づき、職員が給与を受けながら、職員団体のためその業務を行い、また活動することができる場合を定める必要があるため条例を制定するものでありました。 議案第3号 組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正の件については、職員が充実した福利厚生制度を受けるために必要な事項を定める必要があるため条例の一部改正するものでありました。 次に、令和3年度一般会計および特別会計の補正予算について、報告いたします。 議案第4号 一般会計補正予算(第2号)は、224万2千円を増額するもので、歳入では利子及び配当金、繰越金の増額、歳出では一般管理費における人件費等の減額分を、財政調整基金へ積み立てるものでありました。 次に、議案第5号 ごみ処理事業特別会計補正予算(第3号)は、2,382万5千円を増額するもので、歳入では使用料及び手数料の減額と、繰入金と繰越金、諸収入の増額を、歳出ではごみ処理管理費における人件費、公課費の減額分を、財政調整基金へ積み立てるものでありました。 次に、議案第6号 老人福祉事業特別会計補正予算(第2号)は、24万5千円を減額するもので、歳入では使用料及び手数料の減額を、歳出では老人福祉センター管理費における、需用費、委託料の減額を、財政調整基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第7号 勤労青年センター事業特別会計補正予算(第1号)は、250万4千円を増額するもので、歳入では、使用料及び手数料の減額と繰越金の増額を、歳出では、勤労センター管理費の人件費、需用費の減額分を、財政調整基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第8号 し尿処理事業特別会計補正予算(第2号)は、歳出の組み替えによる補正で、し尿処理管理費における人件費、需用費、委託料の減額分を、財政調整基金に積み立てるものでありました。 続きまして、令和4年度一般会計および特別会計の当初予算について報告いたします。 議案第9号 令和4年度一般会計の予算額は4,631万5千円で、前年度と比べ330万1千円の減額となりました。 主な減額の要因は、総務費における地区公園内池埋め立て芝張り工事の繰越金の減少でありました。 次に、議案第10号 ごみ処理事業特別会計予算は、予算額13億1,016万2千円で、前年度と比べ1,794万6千円の増額となりました。 主な増額の要因は、例年行っている委託業務の焼却施設機器冷却水配管調査清掃委託が増えたことによる増額でありました。 次に、議案第11号 地区公園事業特別会計予算は、予算額916万6千円で、前年度と比べ354万3千円の減額で、主な減額の要因は、地区公園内池の埋め立て芝張り工事の完了による減額でありました。 次に、議案第12号 老人福祉事業特別会計予算は、予算額2,973万6千円で、前年度と比べ163万8千円の減額で、主な減額の要因は、人事異動に伴う減少でありました。 次に、議案第13号 勤労青年センター事業特別会計予算は、予算額3,905万3千円で、前年度と比べ820万6千円の減額でありました。 主な減額の要因は、体育館耐震補強事業債の償還が令和3年度で完了したための減額でありました。 次に、議案第14号 し尿処理事業特別会計でありますが、予算額2億7,547万1千円で、前年度と比べ1,087万4千円の増額となりました。 主な増額の要因は、し尿処理事業費における凝集沈殿槽内部装置更新工事等による増額でありました。 提案された議案14件は、いずれも原案どおり可決されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、峡南衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  議長の命により、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 令和4年第1回峡南衛生組合議会定例会は、3月2日に開会され、本町からは、小川好一議員と私、新津が出席いたしました。 本定例会に提出された議案は、予算関係2件、人事案件1件の計3案件であります。 それでは、内容について報告いたします。 議案第1号 令和3年度一般会計補正予算(第3号)については、歳入歳出それぞれ1,353万3千円を増額し、総額を4億8,010万9千円とするもので、主な歳入は、前年度繰越金、主な歳出は、議会費および衛生費、南部総務費等の不用額を減額し、財政調整基金へ積み立てるものでありました。 次に、議案第2号 令和4年度一般会計予算について、歳入歳出総額は4億5,990万8千円で、前年度に比べ230万1千円の減額となりました。 主な減額の要因は、衛生費におけるし尿処理費の減額が主な要因でございました。 主な歳入は、分担金及び負担金3億9,341万7千円で、本町の負担額は4,057万円、全体の10.3%でありました。 歳出の主な増減額は、衛生費においては、し尿処理に係る工事請負費等の減少により1,212万3千円の減、および南部総務費においては、火葬炉制御システム更新工事等の追加により1,119万1千円の増でありました。 次に、議案第3号 組合監査委員の選任についてでは、早川町の望月十四朗議員が選任されました。 提出された3議案は、いずれも原案どおり可決・承認されました。 また、議会終了時には、組合議会議長および副議長の選挙が行われ、議長には早川町の米山久志議員が、副議長には南部町の望月郁夫議員が当選され、それぞれ就任のあいさつがありました。 以上、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、峡南医療センター企業団議会の報告をお願いいたします。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  議長の命により、峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 令和4年峡南医療センター企業団議会第1回定例会は、3月25日に開会され、本町からは丹澤議員、有泉議員、松野議員、秋山議員、私、高尾の5議員が出席しました。 審議された案件は、議案4件で原案のとおり、可決されました。 それでは、審議された案件について報告します。 議案は、議案第1号として、峡南医療センター企業団事業料金徴収条例の一部を改正する条例についてで、事業料金等の徴収に伴い、所要の改正をするものでありました。 次に、議案第2号として、峡南医療センター企業団職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例についてで、職員の特別休暇について、所要の改正をするものでありました。 次に、議案第3号として、峡南医療センター企業団職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてで、職員の育児休業について、所要の改正をするものでありました。 次に、議案第4号として、令和4年度企業団会計予算で、業務の予定量として、病院事業では、2病院の合計として病床数は248床、年間入院患者数は5万735人で、年間外来患者数は11万7,369人などとするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の年間所要者数でございますが5万8,400人、年間通所者数が8,800人などとするものでありました。 収益的収入及び支出では2病院の合計額として、病院事業収益においては、41億4,301万8千円、病院事業費用は40億2,316万8千円、また、2老健の合計額として介護老人保健施設事業収益においては9億2,450万7千円、介護老人保健施設事業費用は9億7,105万7千円とするものでありました。 資本的収入及び支出では、2病院の合計額として、病院事業資本的収入および支出とも3億6,593万7千円、2老健の合計額として、介護老人保健施設事業資本的収入および支出とも7,918万6千円とするものでありました。 なお、峡南医療センター企業団議会第6号により、議長の通知に基づいて一般質問が行われました。 その内容1点目は、「新公立病院改革ガイドライン」の概要について、進捗状況を数字で示していただきました。 2点目は、市川三郷病院の現状と建て替えについて伺いました。 1点目は、建設検討委員会の設置についてでありました。企業長答弁は、建設検討委員会の立ち上げを図ってまいりたいと考えております。 2つ目は、市川三郷病院の建て替えについてでありました。企業長答弁は、令和5年度に策定する公立病院経営強化プランの病院の機能分化の観点から方向性を示さなければならないと考えておりますと、建て替え推進に向け丁寧な答弁をされました。 以上、峡南医療センター企業団議会第1回定例会の報告といたします。 次に、令和4年峡南医療センター企業団議会第2回臨時会は、5月20日に開会され、本町からは丹澤議員、有泉議員、松野議員、秋山議員の4議員が出席いたしました。 議長および副議長の選挙が行われ、指名推選により、本町の松野清貴議員が議長に、富士川町の小林有紀子議員が副議長に当選されました。 続いて、議会運営委員会委員の選任が行われ、本町からは、丹澤孝議員と有泉希議員が選任され、委員長に富士川町の井上光三議員が、副委員長に本町の丹澤孝議員が互選されました。 審議された案件は、同意1件で原案のとおり同意されました。 それでは、審議された案件について報告いたします。 同意は、峡南医療センター企業団監査委員の鮫田洋平氏の議員としての任期が終了したことにより、新たに富士川町在住の鮫田洋平氏が監査委員に選任され、議会の同意を求めるものでありました。 以上、峡南医療センター企業団議会第2回臨時会の報告といたします。 以上であります。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、山梨西部広域環境組合議会の報告をお願いします。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  議長の命により、山梨西部広域環境組合議会の報告をいたします。 令和4年第1回山梨西部広域環境組合議会定例会は、3月30日に開会され、本町からは私、丹澤が出席しました。 本定例会に提出された案件は、専決処分1件、条例制定2件、条例改正3件、予算案件2件の計8案件でありました。 それでは、内容について報告いたします。 承認第1号 組合職員給与条例中改正の件については、人事院および県人事委員会の勧告等に伴い、給与条例の一部を改正する必要があったため専決処分したものでありました。 次に、議案第1号 組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定の件については、会計年度任用職員の採用にあたり、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律に基づき、必要な事項を定めるものでありました。 議案第2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例整備に関する条例制定の件については、法律の施行に伴い関係条例を一括で整備するためのものでありました。 議案第3号 組合個人情報保護条例中改正の件については、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、所要の改正を行うものでありました。 議案第4号 組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例中改正の件については、人事院規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでありました。 議案第5号 組合職員の育児休業等に関する条例中改正の件については、地方公務員の育児休業に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでありました。 議案第6号 令和3年度一般会計補正予算(第1号)につきましては、予算の総額に歳入歳出それぞれ3,942万9千円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ2億2,520万円とするもので、歳入における繰越金の増額分を、歳出にて財政調整基金へ積み立てるものでありました。 最後に、議案第7号 令和4年度一般会計予算につきましては、総額を歳入歳出それぞれ1億8,595万2千円とするもので、前年度に比べ18万1千円の増でありました。 主な歳入は、分担金及び負担金1億5,379万1千円で歳入総額の82.7%、本町の負担額は779万9千円、全体の5.07%とするものでありました。 主な歳出は、建設事業費1億2,783万6千円で歳出総額の68.7%、今年度は、環境影響評価等調査業務、基本設計および発注支援業務、法令外公共物用途廃止に伴う詳細設計業務などが予算化されました。 提出された議案8件は、いずれも原案のとおり承認・可決されました。 以上、山梨西部広域環境組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定により、 第5番 齋藤美佐さん 第6番 丹澤孝君 第7番 小川好一君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件につきましては、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第8番、高尾貫君。 ◆議会運営委員長(高尾貫君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 令和4年第2回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る5月25日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日6月2日から14日までの13日間とします。この間、4日、5日、11日、12日を休会日とし、6日、8日、9日、10日、13日を予備日といたします。 本日は、このあと、報告第1号から報告第4号までの4件の繰越計算書の報告を行います。 続いて、承認第5号から承認第10号までの6件の専決処分の説明・質疑・採決を行います。 次に、議案第44号から議案第54号までを一括上程、説明、質疑を行ったあと、各常任委員会へ付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 一般質問は7人が行います。 次に、3日、7日の2日間を各常任委員会の審査日に当て、3日を総務厚生常任委員会、7日を教育土木常任委員会とし、3日の総務厚生常任委員会は午前9時から開議、7日の教育土木常任委員会は午前10時から開議することといたします。 続いて、14日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりでございます。 以上、議会運営委員会の報告といたします。
    ○議長(笠井雄一君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告のとおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日、6月2日から6月14日までの13日間に決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第3 請願の付託を行います。 本日までに受理した請願は2件であり、お手元に配布した請願書のとおりです。 所管の委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第4 報告第1号 令和3年度市川三郷町一般会計繰越明許費繰越計算書、報告第2号 令和3年度市川三郷町一般会計事故繰越し繰越計算書、報告第3号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書および報告第4号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計事故繰越し繰越計算書について一括議題といたします。 執行部の報告を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  令和4年6月市川三郷町議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り御礼を申し上げます。 議会の開会にあたり、私の所信の一端およびご報告を申し述べ、議員各位ならびに町民の皆さまのご理解とご協力をお願いしたいと思います。 まず、令和3年度決算の状況につきまして、現時点での速報値をご案内申し上げます。 地方交付税は、令和2年度決算との比較で2億9,167万9千円増の41億5,330万8千円となりました。普通交付税、特別交付税ともに増額でございます。 令和3年度一般会計歳入歳出の合計は97億2,558万円余となり、1億2,487万8千円を財政調整基金に積み立てることができましたことをご報告申し上げます。 今後とも、財政再建に向け推進体制を構築し、持続可能な市川三郷町を目指し、取り組んでまいります。 また、今月より政策調整協議として、昨年秋の町長選挙で公約として掲げた項目について、それぞれの担当課と協議の場を設け、具現化を目指し推進体制を構築いたしました。 官製談合等事案に対する対応といたしまして、組織および職員意識改革検討委員会を実施し、全職員で情報共有、財政部会、総務部会、それぞれ具体策を導き出す推進体制を構築しております。 機構改革につきましては、業務量調査の分析を生かして、全係長による検討会設置のための準備会など、取り組みとして指導しております。動いているということです。 町民、町内企業との意見交換の場設置につきましては、コロナ禍の状況を見ながら順次拡大をしていく方針でございます。 4月には三珠、市川大門、六郷地区の区長さま向けの行政説明会を開催させていただきました。 5月には、ラウンドテーブル市川三郷と称して、町内企業の業績向上と地域活性化のための意見交換会を実施いたしました。また、職員の発想や意見を町の事業に反映できる仕組みづくりとして、リアプロを立ち上げるための必要な予算を今議会に計上いたしました。 トップセールスにつきましては、5月29日、市町村議会議員研修会の折、岸田文雄内閣総理大臣と対面する機会をいただき、神明の花火大会をPRさせていただきました。 5月25日には、ヴァンフォーレ甲府市川三郷町サンクスデーにおいて、スイートコーン甘々娘販売会開始のご案内と、神明の花火大会をPRいたしました。以降、報道等で取り上げられております。 JR東海やNEXCO中日本高速道路には、今年度より神明の花火大会会長にご就任いただきました仲田道弘山梨観光推進機構理事長にご同行をいただく中、これまで以上にエリアを拡大をして、ポスター掲示をお願いしてまいりました。 青洲高校との連携につきましては、新任の校長先生と意見交換の機会を設け、今後の方向性を確認をいたしております。 西伊豆町との観光連携につきましては、今年度よりサンセットコインの付与事業が開始され、また本町からプレゼントいたしました百寿、百の寿が書かれている拓本を西伊豆町役場にプレゼントいたしましたが、これが玄関に飾られているということで、ますます関係が強化をされております。 コロナ禍にあっても、最近は全国大会の実施も次第に行われるようになり、直近では全国治水砂防協会総会が行われ、芦川護岸改修土砂災害特別警戒区域等の事業進捗を県選出国会議員、国土交通省に要望活動をしてまいりました。 そのほか、道路整備促進期成同盟会全国協議会および命と暮らしを守る道づくり全国大会等の機会を通じて、また個別案件で国会議員への要望活動、意見交換を行っております。 また、甲府河川国道事務所長さまには、今回の神明の花火SDGsへの取り組みに深いご理解をいただいておりまして、久しくご提案をいただいております。 一方、通学路整備に関しても、補助金のご紹介をいただいておりまして、令和4年度当初予算で計上をさせていただいております。 先月、23日、日本銀行甲府支店が発表した山梨県金融経済概観では、県内景気は新型コロナウイルス感染症や、資源価格上昇の影響などから、一部に弱さも見られるが、基調としては持ち直しているとのことで、個人消費が改善方向としております。 今後、町外からの富の入込を目指し、観光強化の観点から、先日、甲府市内で開催された国内観光活性化フォーラムに副町長が出席をいたしました。 7月から9月まで実施する県とJR東日本の観光キャンペーン体験イベントとして、みたまの湯と四尾連湖のサップがエントリーをしておりますので、町も積極的にタイアップしていきたいと存じます。 JR身延線や、中部横断道を活用した東海および中京圏へのPR活動もJR東海、NEXCO中日本高速道路との関係を足掛かりに、さらに強化をしてまいりたいと思っております。 また、コロナ禍により交流事業の機会が減っておりました連携型県人会ゆかりの会りんどうの活動につなげるため、今月5日に開催されます山梨県人会連合会に出席をいたします。 さらに中断をしていた日本体育大学との連携につきましても再構築をし、取り組んでまいります。 昨年秋に本町で北斎花火&歌舞伎花火をご披露いただきました、コシノジュンコ氏のご紹介で、松竹株式会社の代表ともお話をする機会を得ました。今後、町の活性化のためにも、山梨観光推進機構とも連携して、関係性を構築してまいりたいと存じます。市川團十郎壱百猿丈の襲名に対し祝意をしたため、発送を準備させております。 なお本年度末になりますが、県立博物館において、仮称「印章刻まれてきた歴史と文化」と題して、はんこの企画展が計画をされ、金印漢委奴国王印の展示を行うとのことでございます。 このほか、県などが推進する事業に積極的に参画をし、トップセールスにつなげてまいりたいと考えております。 今議会に提出いたします議案は、報告4件、専決処分の承認6件、条例案4件、予算案7件であります。 議員各位におかれましては、よろしくご審議を賜り、ご議決あらんことを申し上げ、所信および報告といたします。 報告第1号 令和3年度市川三郷町一般会計繰越明許費繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書のとおり報告いたします。 報告第2号 令和3年度市川三郷町一般会計事故繰越し繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第150条第3項の規定により、事故繰越計算書のとおり報告いたします。 報告第3号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書のとおり報告いたします。 報告第4号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計事故繰越し繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第150条第3項の規定により、事故繰越計算書のとおり報告いたします。 以上でございます。 よろしくお願いをいたします。 ○議長(笠井雄一君)  ただいまの報告について、質疑はありませんか。     (なし) ここで暫時休憩いたします。 再開は11時20分といたします。     休憩 午前11時08分-----------------------------------     再開 午前11時21分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第5 承認第5号 市川三郷町税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、承認第6号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについておよび承認第7号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてを一括議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第5号 市川三郷町税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 承認第6号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 承認第7号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 一括して提案理由の説明をいたします。 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分をしたもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  税務課長、芦沢正君。 ◎税務課長(芦沢正君)  説明に先立って、本議会に提案している条例改正について、説明させていただきます。 本条例改正は、地方税法等の一部を改正する法律、また関係する政令及び省令が令和4年4月1日に施行された部分につきまして、専決処分させていただきました。専決処分による承認をお願いするものは、承認第5号、6号、7号の3件です。 税条例の中で、施行期日に時間的余裕のあるものにつきましては、総務厚生常任委員会で審査をお願いする予定です。 それでは、承認第5号 市川三郷町税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、説明いたします。 新旧対照表の1ページをお願いします。 第48条第9項および15項は、基本税法の改正に合わせた項ずれの整備です。 2ページの第73条の2は、現在、本町に対象者はいませんが、固定資産税課税台帳の閲覧について住所が明らかにされることにより、生命または身体に危害を及ぼす恐れのある場合の措置を追加する改正です。 また、73条の3も証明書の交付について前条と同様に危害を及ぼす恐れがある場合の措置を追加する改正です。 次の附則第10条の2第1項は、本町に対象施設はありませんが、水質汚濁防止法に規定する汚水または廃液の処理施設の軽減割合を参酌基準に合わせて2分の1とする改正です。 第3項から24項は法改正による項ずれの整備です。 5ページの第25項は本町に該当する土地はありませんが、特定都市河川浸水被害対策法で貯留機能保全区域に指定された土地の課税標準を3年間、4分の3に軽減する規定の新設です。 第26項、27項は第25項の追加による項ずれの整備です。 次の附則第10条の3、第9項は法改正により令和4年4月1日から令和6年3月31日までの間に外壁、窓等に政令で定める熱損失防止工事、いわゆる省エネ改修を行い、建築士等が熱損失防止改修住宅として証明した場合、固定資産税を1年間、3分の1を減額する規定の整備です。 第11項も熱損失防止工事等を行い、建築士等が認定、長期優良住宅の要件も備える特定熱損失防止改修等住宅として証明した場合、固定資産税を1年間、3分の2を減額する規定の整備です。 6ページの附則第12条は、令和4年度に限り商業地等に負担調整措置を行う対象となる土地の課税標準額の上昇割合を5%から2.5%に抑える規定の整備です。 なお、現在、本町には商業地等に該当する土地はありますが、課税標準額が評価額の60%に届いていないために行う負担調整措置を行っている土地はありません。 以上、市川三郷町税条例中改正の専決処分についての説明とさせていただきます。 続きまして、承認第6号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、説明いたします。 現在、都市計画税につきましては、課税を停止していますが、地方税法等の改正がありましたので、本条例の一部を改正するものです。 新旧対照表の8ページをお願いします。 附則第5項から8項は、法改正による項ずれの整備です。 第9項は税条例中改正と同内容で、本町に該当はありませんが、特定都市河川浸水被害対策法で貯留機能保全区域に指定された土地の課税標準を3年間、4分の3に軽減する規定の新設です。 9ページの附則第10項から20項は、附則第9項の追加による項ずれの整備となります。 なお、9ページの附則第11項につきましては、条例中改正と同内容で令和4年度に限り、商業地等に負担調整措置を行う場合の課税標準額の上昇幅を2.5%に抑える規定の整備です。 12ページの附則第20項は、法改正による項ずれの整備です。 以上、市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分についての説明とさせていただきます。 続きまして、承認第7号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて、説明いたします。 新旧対照表の13ページをお願いします。 第2条第2項は、基礎課税額の上限を63万円から65万円に改正する内容です。昨年度のデータで今回の改正を試算すると、国保税の増収は6世帯で10万7,100円になります。 第3項は後期高齢者支援金等課税額の上限を19万円から20万円に改正する内容です。こちらも昨年度のデータで試算すると、国保税の増収は3世帯で1万8,500円になります。 第23条は、第2条の改正に伴う課税限度額を引き上げる規定の整備です。 14ページの附則第10項は、同条中を同項中に変更し、規定を適正化する改正です。 以上、市川三郷町国民健康保険税条例中改正の専決処分についての説明とさせていただきます。ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第5号、承認第6号および承認第7号は、原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第6 承認第8号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第8号 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  では、予算書の1ページをお願いいたします。 令和3年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明申し上げます。 次に4ページをお開きください。 2.歳入は2款2項1目基金繰入金につきましては、113万3千円の追加です。 3.歳出は1款1項1目温泉整備事業費は、111万3,300円の追加であります。 その内容につきましては、14節工事請負費111万3,300円、源泉ガスセパレーターポンプの改修工事費であります。内容につきましては、源泉から天然ガス等を分離し、温泉施設の貯湯槽、お湯を貯める槽ですね、そこに送るためのポンプであります。 改修済みの、前のポンプの設置は平成30年の5月。耐用年数は約5年であります。本年3月17日の定期点検により機能低下により早期に交換したものであります。 以上、市川三郷町温泉特別会計補正予算(第3号)のご説明といたします。ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ちょっと確認をしておきたいと思うんですけども、100万円以内だと業者が持つ。100万円以上を超えると町が持つという区分けがしてありますよね。これ、113万3千円になっているんだけども、細かいことを言うようだけども、なぜもう少し安くできなかったかなということが1つの課題。これはなぜかというと、ポンプ、業者の言うとおりにやったでは駄目だよという、そういう意味で私は質問するんですけども、どうでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  今のご質問ですが、ポンプを発注する際には設計をいたしまして、その設計をしたものをもとに入札をしていただき決定したところであります。よって、111万3,300円となっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質疑ありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  それは分かる。私が言っているのは、競争入札でやるであれば、なぜ100万円以下で抑えるような、そういう努力をしてもらえないのかなという、そういうことなんですよ。町長も言っているんですよ。財政をしっかりするためには、あらゆるところで努力をしていくと言っているので、こういうところもやっぱり、きちっとやるべきところはやってほしいなと、こういう意味合いで申し上げたところです。町長、どうでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これは入札の関係になるので、そういう見積もりが出たということは、適正な価格と認識をしております。これが今回、こういう形で、ギリギリのラインではあることは承知をして、ご質問の趣旨も分かりますが、これが適正な価格ということで、よろしいのではないかと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質疑はありますか。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案どおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第8号は原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第7 承認第9号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第15号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第9号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第15号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第15号)で、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ3,146万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ97億2,558万4千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更4件であります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告をし、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  それでは、承認第9号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第15号)の説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に3,146万7千円を追加し、97億2,558万4千円としたものです。 それでは、歳入の説明をいたします。 事項別明細書の9ページをお開きください。 2款地方譲与税から15款県支出金につきましては、交付金、補助金の額確定に伴いそれぞれ増額、減額をしたものです。 その中で、10ページになりますが、10款1項1目地方交付税につきましては、3月18日の特別交付税の交付額確定により総額が確定しました。今回の155万4千円の追加により、経常率は100%となりました。 令和3年度地方交付税の内訳としては、普通交付税38億961万9千円、特別交付税3億4,368万9千円で、総額41億5,330万8千円となります。 また、14款2項1目総務費国庫補助金では、8節新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の3次分として、1,491万7千円を増額しました。 次に、16款1項2目利子及び配当金は39万3千円を減額しました。 次のページをお願いします。 17款1項3目ふるさと納税寄附金は、令和3年度末の寄附総額が3億6,334万8千円となり、総額確定により675万2千円を減額しました。 18款1項基金繰入金は、決算見込みにより1目財政調整基金繰入金を3,800万円減額、3目地域振興基金繰入金を470万円減額しました。これにより財政調整基金の令和3年度の取り崩し額はゼロとなりました。 21款1項町債につきましては、事業費の確定に伴い減額を行ったもので、3目農林水産業債、4目土木債、6目教育債、合計で2,010万円の減額であります。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  それでは、歳出について説明をさせていただきます。 12ページをお願いいたします。 2款1項1目一般管理費および2目財産管理費は、財源更正によるものでございます。 1目の一般管理費におきましては、区長、組長等報酬費のほうへ地域振興基金100万円を充当するもの。それから2目財産管理費におきましては、新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金を本庁舎空調設備改修事業へ充当するものでございます。 防災課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  4目安全安心対策費ですが、143万円の財源更正となります。 政策秘書課長と代わります。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  5目企画費62万2千円の減額は、4節補助金の若者定住促進補助金の額の確定に伴うものでございます。 8目ふるさと創生事業費は、財源更正でございます。 10目諸費445万8千円の減額は、峡南広域行政組合負担金と情報センター負担金の金額確定に伴うものでございます。 15目政策推進費は、財源更正でございます。 総務課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  16目情報化推進費166万4千円を減額するものは、広域ネット負担金の事業確定による負担金の減額でございます。 政策秘書課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  17目ふるさと納税費の1,047万4千円の減額は、事業確定に伴う減額でございます。 町民課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  町民課長、立川祐司君。 ◎町民課長(立川祐司君)  2款3項1目戸籍住民基本台帳費は、42万3千円を減額するもので、18節負担金補助及び交付金は地方公共団体情報システム機構の交付金決定により減額するものであります。 福祉支援課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  3款1項社会福祉費は1目社会福祉総務費から5目介護予防生活支援事業費まで、すべて財源更正です。 次は、いきいき健康課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  4款衛生費について、説明させていただきます。 4款1項1目保健衛生総務費は780万円の財源更正で、峡南医療センター負担金の財源とし、地域振興基金を充てたためであります。 2目予防費8千円の財源更正で、高齢者施設入居者に対するPCR検査が少なかったため、当該交付金が減額となったための財源更正であります。 7目新型コロナウイルスワクチン接種事業費は、489万8千円を減額するもので、国より3年度、4年度の事業区分が示されたため、3年度の不用額を減額したもので、予約管理および高齢者等の送迎事業委託料の減額であります。 なお、財源は全額国庫補助の金額となります。 次に、土木整備課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  引き続き、13ページをお願いいたします。 5款農林水産業費、1項5目農業土木費につきましては、699万6千円の減額でございまして、10節委託料、14節工事請負費につきましては、事業確定による減額となっております。 続きまして、商工観光課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  続きまして、6款1項2目商工振興費は245万円の財源更正であります。 4目製紙試験場費は、50万円の財源更正。 次のページ、14ページをお願いします。 5目夢工房管理運営費につきましては、20万円を財源更正するものであります。 次に、土木整備課長と代わります。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  続きまして14ページ、7款土木費、1項1目土木総務費につきましては、26万8千円の減額でございます。 8節旅費、18節負担金補助金及び交付金につきましては、事業確定による減額でございます。 続きまして、1目道路橋梁維持管理費につきましては、41万7千円の減額でございます。こちらにつきましても、16節公有財産購入費につきまして、事業確定による減額でございます。 続きまして、2目河川改修費につきましては、1,256万3千円の減額です。12節委託料、14節工事請負費につきまして、事業確定による減額となっております。 まちづくり推進課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  続きまして、7款4項2目まちづくり推進費につきましては、財源更正となります。 5項2目空き家対策費につきましては、101万5千円を減額するもので、10節需用費、18節補助金ともに事業確定による減額となります。 生涯学習課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  続きまして、14ページをご覧ください。 9款4項1目社会教育総務費ですが、45万8千円を減額するものです。内容につきましては、事業実績に基づく不用額の減額です。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、イベント等の事業につきまして、見送りや縮小などを行ったことによる不用額を整理するものです。 続きまして、2目公民館費ですが、42万6千円を減額するものです。内容につきましては、事業実績に基づく不用額の減額です。こちらも新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、地区公民館における事業につきまして、見送りや縮小などを行ったことによる減額になります。 続きまして、4目図書館費ですが、地域振興基金充当額の調整にかかる財源更正になります。 続きまして、5目芸術文化振興費ですが、45万3千円を減額するものです。内容につきましては、事業実績に基づく不用額の減額です。こちらも新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、ふれあいコンサート等が見送られたことによる減額になります。 続きまして、9款5項2目保健体育振興費ですが、150万円を減額するものです。内容につきましては、こちらも事業実績に基づく不用額の減額です。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、スポーツ協会の事業が縮小されたことによるものです。 続きまして、3目体育施設管理費ですが、1,040万円を減額するものです。内容につきましては、10節需用費250万円の減額につきましては、社会体育施設にかかる光熱水費や修繕費の事業実績に基づく不用額の減額です。14節工事請負費790万円の減額は、三珠農村広場夜間照明設備LED化工事にかかる事業実績に基づく減額です。 次は、教育総務課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  教育総務課長、相川由美君。 ◎教育総務課長(相川由美君)  続きまして、16ページをお願いいたします。 4目給食センター費は、1万円の財源更正です。 財政課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  11款1項公債費、1目元金につきましては、6千円の減額。2目利子につきましては、98万7千円の減額となりました。 12款諸支出金、1項基金費では、1目財政調整基金に8,963万6千円を増額しました。これにより令和3年度には、財政調整基金に1億2,487万8千円を積み立てることができました。他の目は実績により増額、減額を行いました。 以上で歳出の説明とさせていただきます。ご承認のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第9号は原案のとおり承認することに決定しました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。     休憩 午前11時55分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第8 承認第10号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  承認第10号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決し処分したものであります。 専決事項は、令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)で、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ50万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ91億1,585万5千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第10号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)の説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に50万円を追加し、91億1,585万5千円としたもので、その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 それでは、歳入から説明いたします。 事項別明細書の4ページをお開きください。 18款1項1目財政調整基金繰入金に50万円を追加したものです。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、いきいき健康課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  歳出について、説明させていただきます。 3款2項1目児童福祉総務費は50万円を追加するもので、3月定例会に上程しました子育て祝い金等支給条例の一部改正案が否決となりましたので、多子世帯子育て応援金を改めて計上したものです。 対象者は、第3子が15名、第4子以降が1名であります。 なお、子育て祝い金は本年度5月19日が支給日となったため、専決処分したものであります。 以上、歳出の説明とさせていただきます。ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第10号は、原案のとおり承認することに決定いたしました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第9 議案第44号から議案第54号までの11案件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  それでは、提案理由の説明を申し上げます。 議案第44号 市川三郷町議会議員及び市川三郷町長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例中改正について 国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び公職選挙法の一部を改正する法律等が施行されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第45号 市川三郷町税条例等中改正について 地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令等の一部を改正する政令及び地方税法施行規則等の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例等の一部を改正するものであります。 議案第46号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 新型コロナウイルス感染症の影響により、収入の減少が見込まれる被保険者等の国民健康保険税について、令和4年度も引き続き減免措置を講ずることに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第47号 市川三郷町介護保険条例中改正について 新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した第1号被保険者の介護保険料について、令和4年度も引き続き減免措置を講じることに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第48号 令和4年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,959万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ92億5,545万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 議案第49号 令和4年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は事業勘定では、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ212万6千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ17億2,545万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 直営診療施設勘定では、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ69万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,854万4千円とするものであります。 議案第50号 令和4年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ228万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億9,181万8千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第51号 令和4年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ11万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,802万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第52号 令和4年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1,203万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億3,977万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第53号 令和4年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ23万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ10億7,613万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第54号 令和4年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ142万8千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,942万9千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上、提案理由の説明といたします。 よろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所管の委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託いたします。 これに異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第10 一般質問を行います。 第14番、一瀬正君ほか6名から通告がありました。 それでは、順次発言を許します。 はじめに、第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより、一般質問を行います。 最初に町長は給付型から公共支援型へ移行するとの方針ですが、公共型支援策の諸施策について質問します。 私の3月議会の一般質問、最悪な財政状況の中で、財政再建を理由にして育児、教育、医療、福祉など、町民の生活支援策を後退させてはならないとの質問に対する答弁で町長は次のように述べています。 「私の財政再建の基本方針は、個人を対象にした町単独の給付型事業から公共支援型事業への移行です」「町の事業や私の選挙公約を見直した結果、令和4年度当初予算編成となりました」「現金等による給付型支援は、お金があるだけ、手の届く範囲内だけしか支援できません」と答弁されました。 町長、あなたが給付型支援を公共型支援へ移行すると言って廃止、縮小した事業は、育児をはじめ、高齢者、生活困窮者の生活支援策で個々人を直接援助する大事な制度ばかりです。選挙公約を見直し、令和4年度当初予算を編成したとあなたは述べましたが、総務厚生常任委員会では、提出議案が全委員の反対で否決、本会議でも100歳祝金の減額および100歳年金の廃止のための条例改正と、多子世帯子育て応援金廃止の条例が否決されるという異常事態です。市川上、下地区公民館の風呂の廃止、ニードスポーツセンターの廃止にも町民の怒りは爆発しています。 町長、あなたが私の質問への答弁では、給付型支援事業から公共型支援事業へ移行する理由として次のように述べられました。 「給付型支援は手の届く範囲内だけしか支援できませんが、町全体の施設整備や環境を整えること、技術指導などの公共型支援では、同じ規模の支出でそれ以上の効果が期待されます。 財政の厳しい本町としては、真の目的を明確にし、お金の使い方を創意工夫することにより町民と行政との距離を縮めたり、持続可能な行政運営を推進することにつながるため、公共型支援策への転換が必要と考えます」、これが私の前回質問への答弁でした。育児をはじめ、高齢者、生活困窮者への具体的な生活支援策の多くを廃止、縮小した町長、あなたが行う公共型支援策への転換とはどのような事業内容となるのか、諸施策についての方針を具体的にお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  一瀬正議員の一般質問にお答えをいたします。 公共支援型の諸施策についてでございますが、令和4年度の当初予算は持続可能な自治体運営を目指し、町単独の個人への給付から公共性の高い事業へ移行するため、類似重複する事業、対象者が極めて限定される事業、目的を果たしている事業の改変を盛り込んだ予算となっております。 公共支援型の主な新規事業といたしまして、高齢者みまもりサービス事業、買い物支援業務委託事業、市川南小中学校屋上防水改修事業、六郷中学校トイレ屋上防水改修事業、町道矢作川浦線・三珠保育所駐車場整備事業等がございます。 また、主な継続事業といたしましては、コミュニティバス運行事業、住民票及び印鑑証明書コンビニ交付事業や、障害者自立支援拠点整備事業、町道の維持修繕事業、少人数学級推進事業等を予算化しており、施設の整備、環境を整える等の公共性の高い支援を限りある予算で多くの受益者に提供できるよう予算化し、年々増大する国民健康保険事業、介護保険事業、後期高齢者医療保険事業などの社会福祉費にも対応してございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  答弁の中で、私が一番大事だと思うのは、対象者が極めて限定されている事業の廃止ということなんです。5月25日に開かれた全員協議会のとき、配食サービス事業実施要綱の一部を改正、つまり利用料金値上げの説明がありました。4月1日からのこの料金値上げも給付型支援策ととらえての料金値上げなのか、まずお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  その点に関しましては、類似ということで、私は理解をしております。 まず申し上げたいのは、私どもが財政再建をするという金額は、年間1億2千万円以上ということになります。そういった点で、他町と類似団体と比較をして、町単独でやっている事業に対して、対象としたということで、それは町の財政だけではなくて、職員が仕事をする業務量にも影響してきていて、他の町ではやっていない仕事を本町職員はやっている。その時間がかなり膨大になっているということでございます。 つまり財政キャッシュアウトだけではなくて、町職員の労働時間が長くなったり、あるいは職員数を必要とするという状況になっているということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私は、生活に苦労をしたことがない町長さんだなと、つくづく思います。いただいた資料によると、弁当の調理費は1食580円となっていますが、この単価はいつからの設定価格ですか。そして配食サービスは週何回行われているのかお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  配食サービスの金額につきましては、すみません、ちょっとお待ちいただけますでしょうか。 料金改定を令和元年10月に値上げをいたしました。それ以降は特に金額のほうは変わっておりません。 配食の日数ですけども、こちらのほうは希望をすれば毎日取るということが可能となっています。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  季節変動やコロナ禍、そして戦争で物価が高騰し、飲食業はもちろん町民の暮らしは大変困難です。こういう時だからこそ、弱者救済事業を後退させてはならないのです。 5月25日にいただいた資料によると、令和4年度の利用者は町民税非課税世帯で本人の年金収入等が80万円以下の方が45名で、1食300円だったのを350円に50円の値上げ、本人が町民税非課税の方は49名で400円だったのが450円に50円の値上げ、令和4年度から新設した本人が町民税課税の方は20名で550円の1食分の弁当の個人負担ということです。これが新設されたわけです。 私も国民年金受給者ですが、年金暮らしの高齢の低所得者にとって、1食50円の値上げは大きな負担と思います。どのような検討がされて決定されたのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  検討につきましては、前々から1食当たりの自己負担というものを利用者さんはもちろん、お弁当をお買いになっているんですけれども、当然、私たちのような元気な者も含めて、当然ご飯を食べるのにはお金がかかるということで、利用者負担というものはやはり基本的にはしていただくものであるべきだということを、以前から検討しておりました。その中で、配食サービスのそもそもの目的というものが、ご自分で調理ができない方に対しての配食ということが基本になっております。生活困窮者の方に対してのみの配食というものが前提というわけではないということをご理解いただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問がありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私は、生活困窮者ということで、お年寄りが私たちの代、それ以前の方たちが多いと思うんですね。障がいがある人たちは若い人たちも受け取っていると思いますが、しかしそういう人たちは国民年金で暮らしている人たちで、そういう人たち自体が大変だろうということを感じるわけです。 それから、本人が大店法の改悪で、大型店が次々に開店し、個人商店が閉店して、特に高齢者は買い物に行くのも困難です。ご存じのようにセルバにタクシーを使って、大型店まで高齢者が来ているのも、何人も見かけるわけです。高齢者の生活支援、食事の支援というのは行政にとって大事な仕事だと、私は考えます。私も飲食店をやっているので、食材が上がっていて大変だろうなと思います。しかしそれを援助するのが行政であるわけです。そして配食サービス料値上げについても、今おっしゃったようなことですが、お年寄りの方、受け取っているお2人の方から、私、この質問をすることになって聞いたんですが、1食分を半分ずつ分けて食べているんだそうです。そういう方たちが受けているんだということも考えていただきたいと思います。 もう1つ聞きたいのは、長寿医療費給付金についてです。 町の広報6月号に長寿医療費給付金がこれまでの偶数月に2カ月分、6千円ずつ支給されていたのを年1回、6月に2万円支給するように制度が変えられました。3万6千円だった支給額が2万円に、1万6千円の減額です。 長寿医療費給付金は、町の広報の説明にあるように、88歳以上の方に健康な生活と、医療機関に受診する際の経済的不安の軽減を目的に支給される高齢者にとっては、大切なお金なのです。 100歳年金もそうですが、これも支給型支援策としての縮小ですか、町長、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  はい。そのとおりでございます。 これは重複する事業が、目的は違いますが、個人が重複する事業、給付が重複することが多かった、要するに100歳長寿とも重なる部分が多かったということで、対象とさせていただきました。 先ほど申し上げました事務事業、事務量との比較でございますが、以前の2月に1回交付の場合と、今回の場合と比較をすると、以前は事務量が100時間1年間かかっておりましたが、今回から50時間に削減するということになります。基本的な部分を申し上げますと、先ほども冒頭申し上げましたが、この町の財産を私たちの世代で使い切っていいものかどうか、後世にまで残す必要があるのではないか、そこが原点となっております。 また、食の自己負担につきましては、これは私どもの認識では当然というふうに思っておりますので、こういったことも加味してご理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長、あなたがおっしゃっているけれど、議会の議員さんたちは理解できないと私は思います。というのが、多子世帯子育て支援金も、これは否決しました。これは全議員が反対して条例改正に否決しているんです。そして、今回、専決処分で、先ほど説明があったように復活することになりました。 また、100歳祝金の縮小と、100歳年金の廃止条例の改正、これも議会で否決され、6月補正で予算が計上されました。あなたは理解できなくても、議員には制度の大切さが分かるから否決したんです。 町長、あなたが言われる少数の個人を支援する給付型支援、そしてよその市町村より進んでいるこの生活支援、これを縮小廃止してはならない、社会的弱者を救う町行政にとって大切な事業なんです。それだけにきめ細かい支援が求められているわけです。それを、あなたの今の答弁、町民は理解できるでしょうか。 給付型支援を縮小廃止するのではなく、きめ細かく支援をするとともに、公共型支援策を展開する町長としての責務もあります。それこそあなたは積極的にやる中で、町民の命と暮らしを守ることができるのではありませんか。 あなたはどのようにその点、今私が指摘した点を考えてお答えください。
    ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  本町の財政状況をご理解いただいていない部分は、大変に残念でございます。その点を含めまして、今回知ってほしい町の予算を発行させていただきました。 ご覧になって分かると思いますが、4年間で約5億8千万円という金額、お金が、現金がこの町から消えていっております。 そして、その反対側ですね、稼ぎ手の問題です。生産年齢人口が30年前、平成7年は61.95%ございましたが、これが令和7年、2025年でございますが50%を切る、49.21%という予測になっております。この町を支える方々、稼ぎ手に負担がいってしまう。新しい考え方を展開しなければ、このままこの町の財産を食い尽くしてしまう、そういう危機感から私は今回の令和4年度当初予算を決断をさせていただいた次第でございます。ぜひその点をご理解をいただき、そしてもちろんその生活困窮の皆さま方には法定の範囲の中で、できる限りなことを対応していくということはお誓い申し上げます。ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私には理解できません。 なぜ理解できないのか、あなたも県会議員をされていて町長になった方です。この地域の県議として、あなたが住んでいる町をどう支援するのか、そのことも責任です。財政が困難になった原因、私に対してあなたは、3月議会で財政問題、あなたはどのくらい質問したんですかと、こういうことをおっしゃいました。今度の財政危機の大きな原因は、新しい高校建設のための町の財産を譲るこの問題、新たに私たちが指摘したこの場所へ保育所を造るべき場所ではない。この指摘。この工事だって指摘したように、軟弱の地帯だから、1億円もプラスアルファをして建てたんです。 それから今度の大きな問題になっている、生涯学習センターもそうです。図書館の利用者が少ない、私が聞いたときは保育園の近くみたいな場所ではありませんという答弁をしているんです。そうした中で床問題、秋山豊彦議員が今回の一般質問でも質問されていきますが、大きな問題になっているではありませんか。 こうしたとき、あなたは県会議員としても深く関わりがあるんです。そして町長になられたんです。 財政が困難だからといって、弱い人たちの暮らしを、制度を、これがよそより進んでいるからといって切り崩していく、こんなことは私には許せないことです。 どうかその点はお考えいただきたいと思います。 答弁は結構です。 2番目の質問に移ります。 町長は選挙公約の柱に「心」をうたいましたが、町長として実現しようとする「心」の諸施策とは具体的にどういう目標なのか知りたくて質問します。 第1に、教育、子育てについては、「愛」をうたい、真心、地域愛。少人数教育の推進と歴史と文化伝統を重視、そして教育のまちづくり構想の推進をうたっています。町長が推進しようとしている教育、子育ての諸施策について、令和4年度当初予算へはどのように組み込まれたのですか。また、今後の政策展開はどのようにされるのか、方針を伺います。 第2に、医療、介護については寄り添う心を掲げ、医療、介護の充実のため地域を挙げた官民連携、多職種連携体制の充実と感染症など未知なる脅威に対応するまちづくりの推進をうたっています。現状の問題点はどこにあると分析をされ、どのように改善される方針なのか具体的方針を伺います。 第3に経済、産業については「恵」を掲げ、和紙や花火、印章、メリヤスなど、この町を支え受け継いできた産業の支援を最初にうたい、次に地域食材を活用した6次産業、農泊、体験型観光の推進、そして、観光、産業、地域特性を活用した連動型経済活性策の構築をうたっています。市川三郷町の産業および地域の自然環境は全国に誇れるもので、町長が述べているように、この町を支え受け継いできた産業への支援と地域特性を活用した経済活性化策構築は非常に大切な行政の仕事だと私も考えます。市川三郷町の和紙、花火、はんこは和の文化に深く関わる貴重な産業で、マスコミを活用したり、国の支援策を考え、和の文化向上策を展開しなくてはならないと考えます。また、大塚人参、甘々娘等の農業振興のための行政の支援策も必要です。観光、産業、地域の特性を活用した連動型経済活性策の構築をうたわれておりますが、町長が考えている市川三郷町の経済、産業の振興のための支援策の具体的方策について、お尋ねします。お答えください。 第4に、快適な社会生活と活発な経済活動のできる交通基盤整備と必要な道路網の整備をうたっています。最悪な財政状況のもとで多額な費用が必要とされる事業だけに大変です。簡単に基金を活用するのも疑問ですが、町長が考えている道路整備の方針を伺います。お答えください。 第5に、防災、安全対策について伺います。町長は国土強靱化、防災減災のための流域治水対策推進と峡南地域防災アクションプランの推進による「安心」をうたっていますが、どのような構想のもとに事業を推進されていく方針なのか、お伺いします。お答えください。 第6に、自然環境、景観に配慮した住環境づくりと保護、安全に配慮して安心して生活できる環境づくりと保護をうたっていますが、どのような点が「配慮」を必要とし、行政としての改善策をどのように施行される方針なのか知りたくて尋ねるものですが、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町長の公約にある「心」の諸施策とは具体的にどういう目標なのかについてでありますが、1点目、教育、子育てにつきましては、少人数教育の推進として、平成26年度から1クラス30人規模学級を推進し、きめ細かな教育を実施しています。今年度も継続し、当初予算には講師2名の報酬等を計上しております。 歴史と文化伝統を重視した地域愛につきましては、令和3年度に、「ふるさとキャリア教育」みさと学とも称します。として「ふるさと」を主体的に知り、生まれ育った町、その自然や人々、歴史や文化、産業を学び、ふるさとに愛着と誇りを持つ児童生徒の育成を目標とした、全体計画書を作成をいたしました。今年度からこの計画に基づき義務教育の9年間を見通した系統的な学習に取り組んでいるところであります。 今後も地域の自然、文化、産業などの教育資源、ひと・もの・ことを生かし、ふるさとに愛着と誇りをもった人材育成に努めてまいります。 2点目の医療、介護の問題点と改善の方針でありますが、医療・介護に関する問題のひとつには給付費の増加があり、この要因としましては、1つ目は高齢化、2つ目は核家族化に伴う孤独・孤立などが要因と考えられます。 高齢者への対応といたしましては、健康寿命の延伸を目的に、国民健康保険への保健事業と、後期高齢者広域連合の保健事業、介護保険の介護予防・日常生活支援総合事業が相互に連携し、介護予防・フレイル対策や、生活習慣病等の疾病予防、重症化予防などに取り組む「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」を、令和5年度から実施していく計画となっております。 また、核家族化に伴う孤独・孤立への対応といたしましては、高齢者など支援が必要な人を地域で支える体制づくりを目的に、平成28年度から「生活支援体制整備事業」に取り組んでおり、今年度は第2層と第3層の協議体の立ち上げを進める計画であります。 介護給付費の抑制には、行政や医療など他職種との連携だけでなく、地域や住民も含めた町全体での取り組みが重要であると考えております。 高齢者が地域と繋がり、生きがいを持って健康に暮らせるまちづくりを進め、持続可能な社会保障制度の構築に繋げていく方針でございます。 3点目、経済・産業の振興策でありますが、現在、町ではラウンドテーブル市川三郷において、官民、立場関係なく意見を交換し、各事業者・有識者により、ご意見ご要望の提案などを聴く場を設け、参加者皆さまの取り組みにおいて、業績の向上、ならびに協調を図りながら更なる発展を目指しております。 「恵」の農業の振興に関しましては、農家の皆さまの高齢化が進む現状にある中、やりがい、生きがいを持って農業に取り組んでいただけるよう、生産者の皆さま、山梨県農政部局、峡南農務事務所、地元JA、農泊事業者等との連携を密にし、農作物の更なるPR、付加価値化に取り組んでまいります。 また本町で長い歴史をもつ伝統産業の「市川和紙」・「市川花火」「六郷印章」を礎に経済活性を図ります。ほかには自然環境、絶景温泉施設、各観光施設等の礎としての経済活動としても連携を図り推進してまいります。 今後は日本海ルートに向けての中部横断自動車道全線開通ならびにリニア中央新幹線開業などを見据えたインフラ整備事業などと連動した形で地域経済社会の活性化の取り組みを行い、施策強化を推進してまいります。 4点目の、交通基盤整備と必要な道路網の整備でありますが、はじめに、土地利用・交通・観光・生活環境など将来のまちづくり分野の総合的な指針を示す、都市計画マスタープランの見直しを今年度から2カ年の予定で行います。その中で役場前線の南進整備や、計画決定から40年以上が経過した未着工路線の廃止など、交通基盤の重要な役割を担う道路計画については、国・県交付金メニューの有効活用を図り財政負担の軽減化に努めるとともに、町の将来像を見据えながら、今後の整備方針を検討してまいります。 次に、事業主体は山梨県となりますが、歩道未設置や通行車両のすれ違いが困難な県道区間については、積極的な要望活動を行い、道路整備を推進いたします。青洲高校の開校や六郷インターチェンジ開通により、地域の交通事情も変化しておりますので、沿線住民の合意形成を図りながら、地域住民や児童生徒など歩行者の安全性の確保や町全体の交通の円滑化に向けて取り組んでまいります。 5点目の、防災、安全対策でありますが、流域治水対策推進は山梨県流域治水対策推進のことで、気候変動により高まる水害リスクへの備えとして、流域全体での取り組みを基本方針とし、あらゆる洪水に対して、人命を守り資産等被害軽減・解消することを目標としております。 本町では、自然環境が有する多様な機能を生かすグリーンインフラの推進として国と連携しながら富士川の護岸改修に取り組んでおります。 峡南地域防災アクションプランの推進についてでありますが、本町は構成員であります県民センターをはじめ、峡南5町、JR東海、東京電力、病院、自衛隊、気象台等合計24団体と連携し、国土強靱化計画、総合計画等に基づき災害に強い町づくりを推進していきます。重点課題といたしまして、公共施設やライフラインの耐震化、避難路や生活道路の整備保全を位置付けております。 防災対策につきましては、災害初動体制の確立、避難所運営、災害応援協力締結、地域防災教育等のソフト面に力を入れ、職員はもちろん、自主防災会や町民の皆さまにもご協力をいただき、事業の推進をしてまいります。 6点目の、自然環境、景観に配慮した住環境づくりと保護、安全に配慮し安心して生活できる環境づくりと保護の行政としての改善策でありますが、かつて260年以上もの間、経済の繋栄と戦争のない平和が続いた江戸のまちは、幕府が進めたまちづくりとは別に人々が築き上げたよりよく生きるためのルールのようなものがありました。 私が理想とする「住み心地の良い町」とは、単なる交通インフラ整備による利便性の向上だけではなく、心身が休まる環境づくり、住んでいる人を大切にする地域社会の構築でございます。その実現には、行政の行う施策に加え地域社会の配慮、心配りが不可欠となります。身近な行動であれば、自宅の戸締りや火の元などには念を入れ確認行動する地域防災防犯体制に対する配慮や、河川清掃やごみ拾いなど自然環境に対する配慮など、些細な行動でありますけれども、人が環境を配慮し、心配りをする地域社会の協力が実現への第一歩となっております。 先ほどの生活支援体制整備もつながるところがありますけれども、住み心地の良い町の実現は、SDGSの目標の11番目にあたる「住み続けられるまちづくり」に連動してございます。今後、SDGSを推進する中で、児童生徒に向けた地域学の継承の検討を、地域コミュニティでは地域愛の醸成を図るなど、「包摂社会」、これは私のつくった言葉でありますが、の実現に向けて取り組んでまいります。 私も、選挙で選ばれる立場にある者であります。議会の厳しい判断は、今回、いただくことは承知の上で、私は将来のために、将来の市川三郷町のために今回の決断をしてございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  一つひとつ聞いていきたいと思いますが、1番目の教育子育てについてですが、大塚小学校とか、山保小学校の少人数の学校支援は、具体的にはどのようにお考えになっているか教えてください。 通っている子どもたち、不登校になった問題等も相談を、私は受けたりして、教育委員会にお願いをした件もありますが、これからの町長の方針としては、どのようにしていくか、また子どもたちを増やすための施策はどのように考えているかお答えください。特に大塚小、山保小についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町の政策でございますので、担当課からお答えいたします。 ○議長(笠井雄一君)  教育総務課長、相川由美さん。 ◎教育総務課長(相川由美君)  大塚小学校と東小学校につきましての支援のほうは、通常ですと複式学級になる学年がございます。そこのところにきめ細かな学年が違うことで授業が別、2学年の授業が1人の先生で教えるということを避けるために、複式学級を解消する取り組みをしております。 あと保護者の相談等につきましては、教育委員会のほうでも保護者から直接相談を受け、丁寧に対応させていただいているところです。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  かつて山保地域には、よそから定住してもらうための町が施設を、青沼町長のころ造った経緯があるわけです。過疎地域へ若い人たちに移り住んでもらうための情報発信も必要と考えますが、この点は町長はどうお考えですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町の政策でありますので、担当課からお答え申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長に私は尋ねているんです。あなたが施策を出さなくてはならないのです。もちろん職員たちの知恵を集めることが必要ですが、あなた自身がそういう方向性について、どういうような方針を持っているか、私は尋ねているんです。町長に尋ねているんです。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  すでに私の意向は、担当課には伝えてありますので、担当課からお答えいたします。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  情報発信等を、東京のほうでここ2年間は東京のほうでの移住定住の会があるんですけども、参加できなかったんですが、今年度から移住定住のそういう会がございますので、そこで情報発信等をしまして、市川三郷町の魅力を発信し、少しでも多くの方々に本町に移り住んでもらうようなことを考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  他職種連携体制の充実をうたわれておりますが、具体的にはどのような体制づくりをされるのかお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  これは2点目のということでよろしいですね。 今現在福祉支援課のほうとしましては、介護保険の事業に関連しまして、地域と困っている方たちが一緒にその問題を解決するという生活支援体制整備事業というものを進めています。他職種というよりも地域と、あとはもちろんそこに民生委員さんも入って、その他にも地域の組長さんだったり、場合によっては公民館などの方たちも入るかと思いますけども、そういった皆さんで、要は地域において困っている方たちを支援するというような体制を作りたいということで、この事業を進める計画でおります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  医療に関わってお尋ねいたしますが、町の検診が国保のほうで行われまして、私も受けたわけですが、後期高齢者なので検査の受診料が1,400円、私の場合取られました。早く発見、早く治療するということが国保会計、後期高齢者医療保険についても重要だと思うんですが、高齢者にとって1,400円という受診料は高く感じるのですが、その点についての中身というか、内容について国保加入者と後期高齢者との違い、そのために後期高齢者へはどのような援助を検討されたのかどうか、その点についてお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町民課長、立川祐司君。 ◎町民課長(立川祐司君)  検討の過程ということでご質問だと思いますけど、大変申し訳ございません。今、手元にございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 申し訳ございません。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  高齢者にとって、検診の1,400円というのは非常に大きい。町長の方針が方針だけに、難しいでしょうが、そのへんの検討をすべきではないか、安心して受けられるような、誰でも受けやすいような条件づくりが行政として必要だと思います。 次に、3番目の地場産業の活性化策に関わってお尋ねいたします。 和風住宅の建設が激減し、障子紙需要が減るとともに、はんこの公的使用も減少する中で、和の文化と深く関わる和紙とはんこの活性化は非常に大変です。しかし、全国を視野に和の文化向上策を展開するための町行政の教育、報道等への積極的行動を展開する工夫と努力が求められておると思いますが、このへんは町長はどのような方針で、先ほどの答弁だと私、少し物足りなく感じたので、もう少し突っ込んで方策をお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、その点は検討してございますので、後ほど事業が確定次第、議会にはご報告させていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  6番目の自然環境景観に配慮した住環境づくりに関わってお尋ねします。 安全に配慮して、安心して生活できる環境づくりについてですが、現状はどのような問題点がある中で、どのように改善されるのか、その点はこの提言をするにあたって、町長はどのようなことを立候補する前にお考えになっておられていて、現在どのように進行してされているかお尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  核家族化の進行がある中で、行政依存、あるいはコンビニ化、市場化という意向がございました。 これはもともと自治というのは、自発性とそれからサービス、貢献ですね、自発性と貢献によるものが自治の根本だと理解をしております。 つまり、以前の江戸時代にあったような地域社会に戻すことが原点と思います。そういう中で、自発性が自然と出てくるようなまちづくりを想定して、包括社会ということを、これは今回の公約では掲げてはおりませんけれども、そういったイメージを創造してございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  若い町長さんですから、いろいろな工夫をされて、ご研究をなさって、この町を活性化するためにご尽力いただきたいと思います。 3番目の質問に移ります。 町長の重要な仕事は町の諸事業に対する国・県の補助金をいかにして引き出すかという任務と私は考え、質問します。 最悪な財政を理由に町長、あなたは町民の身近な生活支援策をズタズタに切り裂いてしまいました。あなたの選挙公約には、福祉支援策がうたわれていません。国には多種多様な事業に活用可能な予算があります。今の国の予算のコロナ対策費も申請の仕方によっては施設建設や事業補助にも活用は可能と考えます。有泉仁町長の時代、介護保険制度が開始される直前には、介護予防施設建設という名目で、全額国の補助金で公民館等の施設を建設しました。町長の仕事は国会議員、県会議員の力を借りて、国・県の関係機関に出向いて有利な補助金を引き出すことです。本町の最悪な財政状況を生んだのは大事業をするのに、この努力が足りなかったからです。就任早々、副町長を置くことは幹部職員の士気を弱めることだと私は反対しましたが、4月1日から副町長が着任されました。 あなたが、町民の命と暮らしを守るために、国・県の有利な補助金を獲得するために、国会議員、県会議員の力を借りて国・県へ働きかけることです。現職県議でなくなったあなたの力では県や国は動きません。議員の力が必要、それが現状なのです。国会議員や県会議員は市川三郷町への実績を残すために頑張ってくれます。 町長、あなたは就任以来3回目の予算編成を行いましたが、国・県へあなたが出向いたのは、それぞれ何回で、有利な補助金の獲得はどの事業で、何円なのか、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  就任以来、国・県へは何回出向き、有利な補助金の獲得実績はについてでありますが、市町村は、住民生活に身近な基礎自治体として、住民の健康増進や母子保健、児童福祉、高齢者福祉などの保健・福祉業務をはじめ、廃棄物処理や公共交通の確保、公営住宅の建設・管理などの環境・生活関連事業、商工業振興や農業振興、観光振興などの産業振興業務、道路や河川の整備・維持管理などの基盤整備業務、小中学校における義務教育業務など、幅広い役割を担ってございます。 町長の重要な役割は、これらの業務を自らの判断と責任において忠実に管理・執行することであり、私は町長就任以来、適切にその役割を果たしてきております。 ご質問のありました補助金に関しましては、国や県では、特定の事業を推進する目的で補助金事業を実施しておりますので、これらの情報収集をしっかり行い、活用できる補助金を確実に確保できるよう努めているところであり、その額については議会に提案している予算案の国庫補助金、県補助金に計上しているとおりでございます。 また、今後、多額の費用を必要とする事業も見込まれることから、補助金などの財源確保に向け、要望や相談などを目的として関係機関を訪問しており、ご質問のありました訪問回数は国会関係が5回、県関係が7回となっております。 なお、各種施策の実施に当たりましては、その財源の確保に努めることは当然のことであることから、補助金の確保以外にも、ふるさと納税やクラウドファンディングなども推進しているところであり、今後も引き続き、必要な財源確保に向けて積極的に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  国会へ5回行かれ、県のほうへは7回行かれたというご答弁なんです。町長がトップで国や県へ行く、このことが大事であるし、国会議員も県会議員も実績を残したい、地域へ実績を残したいということもあります。 隣接しているある町の町長は、毎日のように県へ行って、県の職員が町長さん、ここへ町長さんの席を作ったらどうですかという、冗談を言うほど行って、市川三郷町からすべての公的なものを持っていかれてしまいました。 かつては法務局もありましたし、そういうような状況の中で、町長の行動というのは、非常に私は重要だと考えます。ぜひ積極的な行動をしていただきたいと思います。 私がこの質問を提出した後、受け取った6月補正予算の歳入に、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金収入が1億4,401万9千円計上されていました。私が考えるのに、コロナ対応地方創生臨時交付金を活用した事業としては、議会費の議会中継システム更新管理に関わる補助金4,345万円や、給食センター費の補助金5,430万3千円などが、私自身、そうではないかと受け止めたわけなんですが、ほかにも4,626万6千円の残額があります。 議会費の補助金の獲得には苦労なさったと思います。その前に今日も説明の中にあったか、役場庁舎内の空調設備の整備にも、このコロナ対策費を活用したということです。こうしたふうに新型コロナウイルス感染対応地方創生臨時交付金を獲得する、ほかにも国の補助金の中では、いろいろな活用の仕方、研究し、知恵を出していけばあると思います。 財政が困難だからと言って、いろいろな身近な予算を削るのではなくて、新たな財政を生み出していく努力が、私は必要だろうと思います。ぜひそういう意味では、町長、国・県へ大いに働きかけていただきたいことを強く要望し、次の質問に移ります。 4番目の質問に移ります。 若者に移り住んでもらい、町の活性化を図る若者定住促進事業に対する町長の方策について伺いたく質問します。 市川三郷町周辺の市や町には、大きな企業の工場が多くあります。これらの企業では、多くの若い労働者が働いています。この若者たちに市川三郷町へ家を建てて住んでもらうための支援、そして親と同じ、この町に子が家を建てるための援助制度が若者定住促進事業でありますが、令和4年度当初予算では、前年度の2,500万円を500万円削減し、2千万円の計上となりました。 私は反対討論でも指摘しましたが、財政困難を理由に補助金を削減するのではなく、事業推進のためのPR活動に力を注ぐのが行政の仕事です。保育園、小中学校、公園、駅、役場分庁舎と環境に恵まれた上野地区には、次々に新しい住宅が建設されてきました。他の地域でも新興住宅が目につきます。保育施設や教育施設の充実は子育て世代にとって魅力的です。自然環境に恵まれている町であることも含め、町の子育て支援策のPRのための積極的な行政の行動が求められます。若者定住促進住宅補助金制度は人口増加策だけでなく、税収増加策としても重要で町の活性化を図る大事な制度と考え、この制度を活用した諸施策の展開を求めるものです。そこでお尋ねしますが、町長の若者定住促進住宅補助金制度に対する見解と活用策についての方針をお尋ねするものです。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  若者定住促進住宅補助金制度に対する見解と活用策についてでありますが、町では、人口減少率の緩和を図るため、第2次総合戦略と人口ビジョンを策定し推進しております。昨年12月に山梨県が公表した、令和2年国勢調査の集計結果によりますと、本町の人口増減率は5年前、平成27年との比較でマイナス6.2%と峡南地域の中では減少率は低く抑えられております。 若者定住促進住宅補助金制度を活用し、平成27年度から7年間で205世帯730人が本町に定住しており、施策の成果であると考えております。 今後はコロナ禍で差し控えていた、県内の住宅メーカーへ制度周知のチラシを配布し、県内の住宅購入予定者へのPRに努めます。また、移住に興味を持っている都市在住者に向けて、住まいに関する情報を直接提供することができる東京での相談会に積極的に参加し、本町の魅力であります、四季折々の自然が楽しめる四尾連湖や芦川渓谷、歌舞伎文化公園、ぼたん回廊や桜の名所、和紙、花火、印章などの地場産業、大塚にんじん、甘々娘に代表される農産物や神明の花火など、誇れる資源をアピールし移住定住促進に努めていく考えであります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私の住んでいる周辺は、若い人たちや子どもたちが非常に少ないです。 昨日、つくださんに買い物に行ったとき、中央通りを小学生が先生と一緒に、町中勉強と言ってにぎやかにしていました。見ていて元気をもらいました。若者定住促進事業は、活気ある町づくりをする上で、大切な事業です。 県内でも先進的であった給食費を有料化することを考えるのではなく、他の市町村よりも優れた諸施策を考え、魅力あるまちづくりをして、他の市町村から市川三郷町に移り住んでもらうことを実践するのが、町長の仕事と、私は考えます。 住宅メーカーへPRされておられるという、努力していることは、ただいまの答弁でよく分かりました。 若者が他の市町村よりも先進的な援助策、これが市川では定住促進事業の中で展開しているんだと、車を買うときも補助金が入りますし、子ども1人についてどうだというような、移り住んでもらうためのきめ細かな援助策が、この定住促進事業であるわけです。 この市川の特色あるこれを、財源が困難だということで切り詰めるのではなく、光るような施策にして、展開をしていただきたいと思いますが、若者定住促進事業の活性策について、町長はこういうような諸施策も考えながら、同様に展開されるのか、もう一度お答えをいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  若者定住促進住宅の補助金なんですけれども、先ほど町長のほうで過去5年間の数字は貼ってありましたけど、過去3年間なんですけども、2020年が33件、115人の定住、そして2021年が40件、143人が移ってきました。今年度はまだ始まったばっかりなんですけど2件で7人というようなことになっております。 今回、予算のほうを見込みで40件の予算を盛っております。今までは、2,500万円年間で予算を盛っておりましたけれども、今回2千万円ということなんですけれども、住宅の取得の補助50万円は変わらずそのままになります。今回は、転入世帯10万円、そしてあと小学校以下の子ども1人につき10万円という制度を、今回外させていただきました。 これは、この2つのオプション的なものになるんですけど、これがあることによって、それで本町を選ぶという選択は、ちょっと考えられないということで、今回、その2つのオプションは外させていただきまして、見込み的には40件を見込んでおりまして、議員さんご存じのとおり、今回も40件を超えておりますので、補正をさせていただいて、今年度も応募が多数であれば、補正をする考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  若者定住促進で、空き家の活用策も大事ではないかと思うんです。若者たちにこの町に住んでもらうための空き家の活用も行政として考える中で、若者定住を進めることも、私は必要だと思います。気になっているのは、市川三郷町で本当に空き家が増えていく、これも他の市町村も同じだとは思うんですが、特に空き家が多くなっているんで、こういう空き家を若い人たちに移り住んでもらうために、住宅を建てるとなると大変かもしれないけど、こういう方策も、この定住促進で必要だろうと考えて提言するものですが、その点についてはいかがか、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  本町においても空き家対策が重要な課題になっております。空き家と申しましても、常に手入れをしていただいて、健全な空き家とやっぱり放置されて老朽化が進んでしまう空き家がございます。4月の税務課が発送いたします固定資産税の納入通知書の中に、空き家の活用をということで、建物を所有する方には、そういったPRも毎年進めておりまして、連休明けくらいには数々のお問い合わせもいただいておりますので、先ほど議員さんがおっしゃられた若者に対して、空き家を活用する政策も考えて実行してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひいろいろな工夫をする中で、移り住んでもらいたい、それは近くに大きな一流企業の会社がいくつもあるわけです。そういう中では、そういう人たちが移り住んでもらえば、税収も大きく上がってくると考えます。小さな援助で大きな報酬を得るという、こういう点から言っても、この定住促進事業は、若者定住促進事業は重要だと思いますので、いろいろな工夫をしていただく中で、拡大をしていっていただきたいと思います。 それでは、5番目の質問に移ります。 市川地区中央通り一方通行解除は、緊急の課題と考えますが、町長の見解と方針を伺いたくて質問します。 市川地区中央通りの一方通行が実施されてから長い年月が経過しています。私はこれまで何回も解除してほしいと歴代の町長に要求する質問をしてきましたが、実現しないまま今日に至ってしまいました。どうして中央通りが一方通行になったのか、私の記憶によれば約50年前の旧市川大門町には広い道路は中央通りだけで、途中で止まることなく通り抜ける大型トラックや自動車も多かったのです。そういう中で、高齢の被害者が出た交通事故が起き、お年寄りが中心になって、一方通行にしてほしいと関係機関へ請願し、一方通行が実現しました。 その後、市川地区には何本もの大型道路が整備され、中央通りを通り抜ける自動車は激減しました。しかし、中央通りの一方通行は解除されないまま今日に至っています。中央通り一方通行は隣接商店に大きな支障を与えているだけでなく、住民生活にも大きな不便を与えているのが実情です。昨年12月議会で丹澤孝議員が市川大門中央通りの一方通行制限時間の見直しを求めて一般質問されましたが、夕方5時以降、中央通りを走る車はほとんどなく、飲食店を除いたほとんどの商店は来客も少なく、閉店時刻を早めている状況だと思います。 周辺の道路状況も一方通行にした時代と大きく変わるとともに、一方通行は地域住民にとって大変不便であり、周辺の商店活性化のためにも大事だと私は考えます。一日も早く中央通り一方通行を解除するために町長に尽力していただきです。県議会議員経験もあるあなたなら解除する方策も十分ご存じと思います。 地域住民の生活の利便性とともに、中心部活性化策としても、緊急で重要な課題だと考えますが、町長の見解と方針をお尋ねいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  中央通りの一方通行解除についてでありますが、市川地区商店街の活性化と地域住民の利便性向上の点から、一方通行解除は町の取り組むべき課題だと認識しております。 同時に、事業を進める上で、歩行者等交通弱者に対する安全確保が最も重要と考えてございます。 昨年6月に発生いたしました八街市での児童5人が死傷した事故も記憶に新しいところでありますが、これまでの関係機関との検討の中では、制限解除の条件として、道路幅員の確保、あるいは車道と歩道の分離の方法を含む歩行者の安全確保が課題となってございます。 現在の状況下で、制限解除を行い対面通行とした場合、安全性確保が難しいことから、児童・生徒の登下校時、高齢者の外出時における交通事故発生を抑制するため、一方通行制限の継続が必要と考えてございます。 今後も周辺道路網の見直し整備と併せて継続して取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長の今の答弁の中で気になることは、一方通行にした時点と、今とは道路状況が全然違ってきているということなんです。その点も1つは必要です。もちろん道路拡幅、歩道の確保という点も必要とは思いますが、一方通行にした時点では、両脇に川があったりいろいろして、道路自体も狭かったけれど、その道路が一番広かったんです。そういう事情の中で、交通事故があって、請願し、時の政治的に力のある人が、紹介して、請願をする中で、一方通行になったわけです。 それからもう50年経っていて、道路の状況も大きく変化しているということも、ぜひ考えていただく中で、当局者が言う答えは、町長がおっしゃったような答えで、無理ですよ、こうですから、これをこうしなくちゃというけれど、条件が違うということも主張しながら、町長ご自身が一方通行を解除すべきだとお考えなら、そう進めて、私はいただきたいと思うんです。 丹澤孝議員もこの問題は、先ほど述べたように、一般質問されまして、今議会でも一般質問で関連する質問をされますが、中央通り一方通行は、多くの問題を抱えております。中央通りで長い間商売をしておられた方が、つい数日前、6月で閉店するというお話です。ご主人にその話を聞いて、その大きな原因が一方通行のために、こういうことで支障があったんですよと、そこのお店は一方通行入るところのすぐ近くだったんだけど、そこへ入っちゃうと警察が見ていると、そこで逮捕というような状況の中で、非常に営業が支障が出て、もうこの6月で閉店をすることを決意しましたということです。大きな原因が一方通行にあるわけなんです。 私もかつて、お店が繁盛していたときは、三郡橋のほうから来てくださるお客さんを、その近くまでお迎えに行ったんですね。ということは、お客さんが間違えて一方通行を入ってきちゃって、つかまっては困るから、そうかといって回ってくださいといっても、中央通りを上がってくれば分かりやすいんですが、違う通りを通ってくださいということになると、なかなかお客さんに理解してもらえなくて、近くまでお迎えに何回も行ったことがあるわけなんですが、中央通り商店街の皆さんはじめ、隣接している場所にお住いの皆さんは、中央通りが一方通行のために、どれだけ不自由しているか分かりません。一方通行にした時代と、現在では、道路事情も大きく変わっているのですが、町長が先頭に立って、一方通行解除のために働きかけていただきたいと思いますが、再度町長、お考えをお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁させていただきましたけれども、車の目線で見るのか、歩行者の目線で見るのかという立ち位置によって、議論が異なるということはご認識いただきたいと思います。 そういう中で、先ほど以前と交通状況が違うというご指摘でございますが、また市川小学校の通学路にもなっている点もご理解をいただきたいと思います。両者の議論を踏まえながら、また今後の方向性というものは定めていきたいと思いますが、まず周辺道路のその道路網整備とも関連をいたしますので、このへんにつきましては、議員のご指摘は1つのご意見として、承りたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長はお住まいが、中央通りの入るところではないところにお住まいだから、いろいろなそういう住民の状況というのは、ご自身、お分かりにならないと思いますが、ぜひそのへんも住んでいる住民の方たちとも話し合っていただく中で、ぜひ一方通行解除のためにご尽力いただきたいことをお願いして、6番目の質問に移ります。 市川上地区、下地区公民館のお風呂は再開すべきと考え質問します。 上地区、下地区公民館の風呂が4月から廃止されました。財政困難を理由の廃止です。町単独の給付型事業から公共支援型事業へ移行するとの主張での廃止です。福祉政策で大切なことは、一人ひとりの町民の命と暮らしを守るためのきめ細かい生活支援の方策です。旧市川大門町には最大時、6つの銭湯がありましたが順次閉鎖される中で、遠藤次男町長が町民会館内に風呂を開設、青沼隆三町長が上・下地区公民館に風呂を設けました。 町長はご存じないかもしれませんが、独居老人が家の風呂で亡くなった例は本町でもいっぱいあります。高齢者にとって家の風呂への入浴は多くの危険を伴うのです。だから上、下地区公民館のお風呂は大きな役割を果たしてきたのです。 私も家の風呂は利用せずに近くの温泉施設を利用していますが、多くの入浴者が高齢で、雑談するのも楽しみです。私はまだ車の運転ができますから温泉まで車で行くことができますが、運転できなくなったら歩いて行けるお風呂しか行けなくなるでしょう。上・下地区公民館の風呂利用の町民にとっては、お風呂は生きがいづくり、健康づくり等のために大きな役割を果たしてきたと私は思います。その大切なお風呂を利用している人たちのことも考えずに突然、閉鎖。給付型事業から公共支援型事業への移行のひとつと言われましたが、高齢者福祉事業としては上・下地区公民館の風呂は必要な事業なのです。財政が困難を理由に真っ先に廃止する事業ではありません。自宅の家のお風呂で亡くなられた独居老人の状況を知っている私は議員の責任として見過ごすことはできません。上・下地区公民館のお風呂の再開の決意を聞きたく質問するのですが、町長の見解と方針をお伺いします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  市川上地区、下地区公民館のお風呂についてでございます。 市川上地区および下地区公民館のお風呂につきましては、昨年度末で廃止をさせていただきました。大変厳しい財政状況の中、ご利用状況が極めて限定的な町民に対する事業について廃止をさせていただいたところでございます。 お風呂が設置されていたのは、8地区公民館のうち2地区公民館だけであり、全ての公民館に設置されていたものではなく、また、地区公民館の事業としての位置づけが不明確でもありました。なお、今までご利用いただいていた方には、廃止に係る影響につきましては、お1人ずつ確認をさせていただき、状況に応じた支援をきめ細かく行っております。具体的には、ミニデイサービスのご利用案内等でございます。 また、地区公民館は地域コミュニティの基盤として、さまざまな役割を担っており、ご指摘のとおり、地域の方々の健康づくりや、生きがいづくりにも貢献しております。具体的には、健康体操や輪投げ大会、またグラウンドゴルフ大会等、また納涼大会や料理教室など、講座事業等、さまざまな事業を展開しております。 今後とも、公民館事業の充実を図り、健康づくりや生きがいづくりにも注力してまいりたいと存じております。 さらに、個人給付型事業から公共支援型事業への移行に係る入浴事業への取り組みといたしましては、みたまの湯やつむぎの湯の活用が考えられます。今後は、公共交通機関の活用による町内の広域な地域の方々の利便性の向上についてもさらに研究してまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  上・下地区公民館の風呂の再開を、私がこの質問を提出した後、再開を求める請願が提出され、私は進んで紹介議員になりました。請願の署名のお願いに歩かれた方々は、お風呂を利用されている方々だけではありませんでした。 先ほども述べましたが、市川地区から銭湯がなくなり、高齢者の家にはお風呂がない家もあります。歴代の町長が高齢者を助けるために造ったのが、公民館のお風呂。7日の教育土木常任委員会でも、上・下地区公民館のお風呂の再開を求める請願書が審議されますが、無投票で当選した町長が、次から次へと弱いものいじめの政治をしてはいけません。町長がおっしゃったミニデイサービスの事業とか、つむぎの湯の利用ということですが、下地区公民館の近くにいたお年寄り、私は3月議会の一般質問でも取り上げたわけですが、自転車で下地区公民館のお風呂を使っていた、しかし使えなくなったんで、今度は市川大門駅から鰍沢口の駅まで電車で行って、そこからバスを待っていて、バスでつむぎの湯へ行って、また同じようにして帰ってくる。非常に大変だというお話を聞きました。 もし、交通の便を切り捨てるなら、その前にバスの運行をもっとよくする方策を考えるなり、実践する中で、その後、考える問題ではないですか。 いっぺんに閉鎖してから、そして今のような答弁、それが弱い立場の人たちを、私はちっとも考えていない施策だと考えます。 上・下地区公民館のお風呂を廃止することを決めたのは、町長、あなたではないですか。担当課では財政が困難だからと有料化することで進めていた、だから私はあの3月の一般質問の前段はそのことで、あえて質問をする1日前に紙が張り出されて廃止という紙を見て、知っていたんですが、そのまま述べたわけです。 有料化することを進めていたのに、急きょ廃止、そして利用者をはじめ、町民は怒っています。 独居老人が家の風呂で亡くなられた例はいっぱいあります。町の施設にある風呂で元気に長生きしていただくお手伝いをするのが、行政の仕事ではないですか。 国会議員、県会議員の力を借りて、国や県へ足を運んで、財源を見つけてくるのが、町長、あなたの仕事です。 町財政が困難を理由に、上・下地区公民館のお風呂の廃止、私は許せません。再開すべきだと思います。再度お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、公民館の風呂について議論をしておりますけれども、一瀬議員のご指摘によりますと、高齢者福祉事業だということでございます。私どもは、先ほども答弁の中で申し上げましたが、これは公民館の事業として、その位置づけがしっかりとしていないという点も申し上げました。つまり、法定内での高齢者福祉事業であるならば、ミニデイサービスが適当であろうということで、ご案内を申し上げたところでございます。 法定外で使用しているということになりますと、何かあった場合には町の管理責任も問われるという事態にも及ぶかと思います。 そういう観点で、今回、公民館の風呂、老朽化の点もございましたので、3月末で閉じさせていただいた次第でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  どれだけ利用していた人たちが助かったのか、私は、3月議会でも言いましたが、私の家の近所の人も、お風呂に入っておばあちゃんが、高校が合格したお孫さんが、おばあちゃんがいるように玄関が開いているからうちの中を見て探したら、おばあちゃんがお風呂で浮いていて、賢明なその子はすぐ救急車を呼んで、そのとき息があったから、救急車に乗せて富士川病院へ行った。しかし富士川病院で着いたら亡くなった。 私もいろいろなお風呂を利用しているんですが、つむぎの湯へも一昨日も行ってきました。そういう中で何がいいのかというと、いろいろ話をするんです。1人で入るんではないんです。話をして認知症防止にもなるし、健康づくりにもなっているんです。その大切なお風呂を、財政が困難を理由に削るということが許せないです。制度が云々とさっきご答弁をなされました。そしたら変えればいいではないですか制度を。充当できる制度に変えればいいではないですか。こうした本当に弱い立場の人たちを助ける政治が、末端の政治である町政のあなたの仕事なんです。私たち議員も、そういう仕事を背負っているんです。 ぜひご尽力をいただきたいことをお願いして、7番目の質問に移ります。 火災時や災害時の防災無線放送の改善について質問します。 過日の大同地区と六郷地区の火災の防災無線放送と消火対応に問題がなかったか、地域住民から改善策の検討の要求が私にありました。私がこの件に関する一般質問の原稿を検討していた4月27日付けの読売新聞の山梨版に北杜市の大規模火災に関わる特集記事が掲載されていました。記事の見出しには、「消防団要請1時間半後」住民「もっと早ければ」市「マニュアルどおり」と書いてあり、北杜市の山間部で先月、33棟が全焼した大規模火災で、地域の消防団に出動要請する防災無線が最初に流れたのは、発生から1時間半後の午後2時頃だったことが分かった。市は、担当者が現場に到着したあとに流すと定めたマニュアルどおりに対応したと説明するが、地元では「遅かった」などと疑問の声が上がっている。市中心部から遠く離れた限界集落で火災対応のあり方が問われていると報じています。記事は地元の人の話や市役所の今後の対応改善の担当者の話などを詳しく伝えていました。 家の造りが昔と変わって、家の中では防災無線放送が聞き取りにくくなっています。私も放送が始まると家の外へ出て聞くように努めていますが、正直、聞き取りにくいです。火災や災害のような生命に関わる役場の緊急連絡は聞こえないでは駄目です。人の命を守るためにどう伝えるかは非常に大事な行政の任務と考えます。各戸ごとに分かりやすく伝える方策を考え、伝達のやり方を考えなくてはなりません。さらに難しい問題は外国籍の方も多くなってきているので、翻訳機能が付いている端末機も必要になります。従来の防災放送とは異なる各戸伝達機能を備えた防災伝達を考える時代になりました。そして外国から来ている町民に伝えるためには、英語、ポルトガル語、スペイン語等の翻訳機能を備えた端末機が必要となります。 災害時にいち早く防災伝達するための改善策の検討が急がれると私は考えます。先進地に学び、国の援助制度の活用策の検討も含めた取り組みが求められますが、町長の見解と方針をお伺いします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  火災時や災害時の防災無線放送の改善についてでありますが、まず、本町の住宅火災時の防災行政無線放送体制ですが、119番通報が消防署に入り、消防署からメールにて火災現場の情報に地図が添付され送信をされてまいります。その情報により、平日の日中であれば防災課の職員、土日や夜間では宿日直が直ちに放送をいたします。職員が現場を確認してからの放送は行っておりません。 また、本町の防災行政無線は合併後、平成18年度から19年度にかけて整備されたものであります。すでに14年が経過し、修繕整備をする中で運用しております。 ご指摘の家の防音化のほか、機器の経年劣化、高齢による難聴等、聞き取りにくい原因が考えられます。これらに対応するため、日ごろから防災無線に関する情報収集を行っております。 その中で、国が研究を進めているFMラジオへの送信システムが考えられます。さらには、スマホアプリや携帯電話への送信システムがあり、こちらは本人がどこにいても受信できる方法であります。現時点ではフリーダイヤルでの防災無線聴き直しサービスがありますのでこちらも活用していただければと思います。 また、外国籍の方に対しましては、山梨県のサービスを紹介することが可能ですが、本町としての取り組みは今後の課題でございます。 そのほか情報伝達の手段として、自主防災組織の活用やご近所同士の声掛けの大切さも周知しながら、これらに対する研究、情報収集を続けてまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  先ほど述べましたように、家づくりの変化で、これまでの防災放送では聞き取れなくなったことや、外国人が多く住むようになりまして、日本語では無理になったなど、先ほど述べましたが、緊急情報の伝達が非常に困難な諸事情が生まれていることが現実だと思います。 先ほども述べましたが、先進地に学んで財政が困難なだけに、国の援助制度の活用策も検討することを含めて、諸施策の検討が私は必要なときだろうと考えます。 これも町民から、実はこういう状況でというような相談があったわけです。それで私、原稿を書きだそうと思ったとき、さっきも言った読売新聞の北杜市の問題が出てきたんです。よそ事では、私はないように考えます。ぜひ、いろいろな先進的な防災伝達の方法が、先ほど町長は3つの例を挙げましたけど、いろいろ考えられる、それに対して町がどういうようにそれらを取り組むために活用していくか、もう1つは若い人たちはすぐいろいろな町長がおっしゃったような対応ができるわけですが、高齢者が問題であるわけです。高齢者が2人住まい、1人住まいという家庭も、本町の場合非常に多いわけですから、そういう中ではぜひそのへんのご検討も含めて、新しい防災情報の提供を考えていただきたいと思いますが、再度お答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  防災情報、緊急事態の場合の防災情報につきましては、悉皆、すべてに行きわたることと、早く伝えることと、それから正確な情報という3点が重要というふうに考えております。そういう中でいろいろな方法もございますし、高齢者、あるいは支援が必要な方に対しましては、別の支援体制も整っておりますので、そちらのほうで対応をさせていただきたいと思います。 また外国人につきましては、新しい情報がございますので防災課のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  外国人に対してですが、私のほうでも近隣、県内を調べてみたんですけど、富士河口湖町で防災アプリということで、スマホの中にそのアプリを取り込んでいると、防災無線の音声が流れたり、また音声でなくて文字で見ることができるというもので、対応をしているということを聞いたんで、さらにそこを、その担当者に河口湖も外国人の旅行者が多いので、外国人には対応していますかと聞いたんですけど、ちょっと外国人には対応していないということで、もう1件、韮崎市のほうでも違うメーカーですけど、そういうアプリを入れているということで、やはり外国人に対応していますかと聞いたところしていないということで、ではどこに聞けばいいんだろうと思いながら、中央市は外国人も多いので、何か情報があるだろうということで中央市のほうの防災担当にも確認しましたが、特に外国人に向けての防災の、例えば放送をするときに翻訳をしたのを流すとか、そういうことには対応をしていないということでした。 窓口で住民票とか取りに来た方には対応をしている担当者がいるということですが、防災無線には対応をしていないということで、今後の課題かなと考えている中で、昨日、6月1日に県の防災危機管理課から、外国人に対する災害情報の発信に関する取り組みということで、国の取り組んでいる情報がメールで流れてきました。それは内閣府、官公庁、気象庁は在留外国人の増加に伴い、外国人の防災基礎情報に関する情報提供が重要となっているということで来たものですが、15言語に対応したそういうシステムを考えていまして、1つは今言ったアプリです。スマホに入っているアプリでそういう情報がほしいと登録している人には、その15言語で情報を流す。台風が来ているとか、熱中症情報とか、避難指示の情報、緊急連絡先の情報、外国人受け入れ可能な医療機関の情報、交通機関の情報等が流れるようなものだそうです。 それから、あとはプッシュ型ではなくて、そういう国とかのホームページを自分で見ようと思ってみると、その15言語で対応をしているというような内容が、このメールには書かれているので、そういうものが出てきますので、うちの町としてもそれが利用できるようなことを周知してまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  今、担当課長からご答弁いただきましたが、ぜひ非常に複雑に、市川も結構外国人が入っております。それと同時に、高齢者をどういうように緊急時に対応していくかということが非常に大事だと思います。 ぜひいろいろな研究をなさる中で対応をしていっていただきたいとことをお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第14番、一瀬正君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩といたします。 再開は3時15分といたします。     休憩 午後3時00分-----------------------------------     再開 午後3時15分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 秋山豊彦君の一般質問を許します。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  議長のお許しを得まして、一般質問をさせていただきます。 今回の質問に対しましては、町民の皆さんの代弁者として質問をさせていただきます。答弁、ぜひとも町民の皆さんが分かりやすい明快なる答弁をいただきたいと思います。 なお、答弁いただきましても、二度三度再質問をする場合もありますが、その点もご理解の上、よろしくお願いします。 1時間通告をしてありますが、町長の答弁次第では40分ないし30分で明快な答弁をいただければ、終わるつもりでいますので、その点も付け加えて、よろしくお願いをいたしたいと思います。 では、通告をしてあります、町長・副町長の役割分担と副町長設置の効果についてお尋ねします。 4月より副町長の職が新設されました。町長を補佐し、町政運営に貢献するとのことですが、町長と副町長の役割分担はどのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 1.事務分掌のようなものがあれば、提示していただきたい。 2.合併から16年余りの間、副町長なしの町政運営が行われてきました。4月より副町長を置いたことによって、いったい何が変わるのか、また何を変えようとしているのか、教えていただきたいと思います。 3.副町長の経験上、福祉分野に精通しているということで、それをいかに生かすか施策を当然考えていると思いますので、どんな形の中で福祉行政を展開していこうと考えているのか具体的にお伺いをしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  秋山豊彦議員の一般質問にお答えいたします。 町長・副町長の役割分担と副町長設置の効果についての、まず1点目、事務分掌の提示についてでございますが、本町の副町長の事務分掌を定めた規定等はございませんが、副町長の職務は、地方自治法167条第1項に基づき町長を補佐し、町長の命を受け政策・企画をつかさどり、その補助機関である職員の担当する事務を監督し、町長の職務を代理するものでございます。 また、令和3年12月議会で、市川三郷町副町長の定数を定める条例制定の説明で申し述べさせていただきましたが、複雑多様化する町民ニーズを的確に捉え、公正、公平で速やかな行政運営、県や国、企業など関係団体との連携強化につなげること。 外交活動を活発に推進でき、外部目線により新たな発想や客観性を持った行財政に取り組むこと。 これまでの副町長を不在としていた行政組織が町長の権限の一極集中となり、官製談合事案の原因とも指摘を受けており、権限の分散を行うことを目的として副町長を設置をしております。 2点目でございます。副町長を置いて何が変わったのか、何を変えようとしているのかについてでございます。 副町長が就任して2カ月が経ちました。私が4月当初副町長に指示した具体的な職務は、組織改編を含む機構改革の推進、福祉・子育て支援の具現化、第三者委員会の答申分析と方針の決定、新規事業(モデル事業)も含めて、これの推進、「ラウンドテーブル市川三郷」の実施、青洲高校との連携事業の推進であり、設置をすることで変えようとする取り組みでございます。 いずれの職務も担当課と連携しながら取り組んでおります。行政マンとしてのこれまでの知識と人脈、経験値を生かし、町政発展のために取り組んでいただけることを確信してございます。またそのように活動をしていただいております。 3点目でございます。副町長において、どんな形で福祉行政を展開していくのかにつきましては、本町の福祉行政においては、高齢化に伴う介護給付費の増加や、障害者および高齢者を支援するための扶助費の増加が課題となってございます。 これらの増え続ける福祉関連の支出に対応し、必要な社会保障制度を維持するため、事業の精査と見直しを行い、持続可能な社会保障制度と福祉施策を推進していかなければなりません。 福祉施策においては行政からの支援は当然でありますが、困っている人や支援を必要としている人を地域が支える環境でも重要であり、行政と地域が一体となって支援する福祉施策を展開していきたいと考えてございます。 この地域における支援策のひとつとして、本年度、まずは生活支援体制整備事業を推進し、地域が支える意識の醸成と、地域コミュニティの再生を行い、地域や町の活性化につなげていきたいと考えております。 本事業は、地域実情に応じた各種支援などのメニューを、地域が自ら考え実施する事業であるため、対応する部署が多岐に渡り、課を横断した事業展開が必要となるため、副町長を中心とした体制で、本事業を強力に推進していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  ただいま町長より懇切丁寧に答弁を頂戴をいたしましたが、再度質問をさせていただくわけでありますが、地方自治法では副町長を設置することになっているが、市川三郷町はあえて副町長を置かない条例を制定していました。私は、前町長がわざわざ設置しない条例を制定したのは、財政状況や人口規模などから、副町長を設置するほどの行政事業がなかったからであると理解をしています。 町長はその点は、どのように理解をしているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私の理想とする町政運営については、副町長が必要であったということでございます。前町長の考え方とはまた違って、そういった意味で設置をご提案申し上げました。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに答弁はありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  それは町長の考え方で、そのような形の中で副町長を置いたと。 条例を制定する場合は、その理由が議案に明記されていると、私は思います。これを廃止して、新条例を制定するときには、制定に至る経緯を十分に調査する必要があると思います。 あなたはそれをどういうふうに調査をしたのか、まさかその条例の調査を怠って、要するに副町長を設置したのか、いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 非常に重要な部分ですので、町長に答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  過去の経緯につきましては、事務のほうで担当をしておりますので、答弁をいたします。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  昨年の12月に副町長を置く条例を制定させていただきましたが、そのときの説明もさせていただいたとおりでございまして、私どもが合併して副町長を置くことが地方自治法で決められているのに、どうして副町長を置かないのかということを以前の町長にお尋ねをしたところ、私としては頑張るから、それで置かないで置きましょうというお話でありましたが、今回、新しい町長さんをお迎えして、町長さんが地方自治法にのっとって、副町長を制定するということでしたので、条例を設置させていただきました。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  12月の議会で副町長を置く条例に変わったと、前の町長は要するに置かなくても財政事情からいって、置かなくても私が1人で頑張ると、こういうふうに今、総務課長がおっしゃったわけでありますが、それを聞いてみると、当時と今の状態を見ても、今の状態は財政的にも大変悪化している。ご存じのように27市町村の中でワースト1であります。そのようなことを考えて、なぜ若い経験のある町長が、就任してまだ7カ月2日しか経っていない、現状まで。その中で、初めての自分の当初議会で、いきなり副町長予算を盛ってきた。私は納得がいかない。それと同時に、なぜ前町長がお年を取っていても、1人で頑張るといっていたにも関わらず、新しくて経験豊かな遠藤町長が、ここで副町長を置くことにしたのか、それの理由を、私は、その理由を後でゆっくりやる、その理由をしっかりと町長に答えていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
    ◎町長(遠藤浩君)  先ほども一瀬正議員の答弁の中でも申し上げましたけれども、今回、私ども取り組む最重要課題が財政再建、それから機構改革、これも住民サービスを低下させない中で、行政のスリム化ということをしていかなければならない。しかもそれは過去4年間の中で、5億8千万円という財産がこの町から消えて、この町の町民の皆さんの財産が消えていった、それを修復していかなければならない。また町の単独事業が多いということで、これは町職員の業務量が他町よりも多い。多いから、したがって町の職員も多く必要となる。こういったところを改善していかなければならない。しかも今後、稼ぎ手が生産年齢人口が、平成7年のときには62%ほどいたわけでありますが、令和7年には50%を切ってくる時代であるということで、大変新しい転換点ということでございます。 しかも私の任期は4年間でございますから、4年間の中でこれを修正をし、新しい時代、新しい考え方を持続可能な町の運営として後世に引き継いでいく必要があるということで、速やかな行政運営、これをするために私一人よりも行政経験の長い方に副町長が来ていただきたいということでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は町長に美辞麗句を聞いているわけではないんです。なぜ1人でがんばれないかと、そういうことを私は聞いているんです。ですから、そのことに対して単刀直入に答えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私は私の能力を最大限使いまして、町政運営をさせていただいております。町の執行、すべての権限は私にございますし、当然その責任も私にございます。それを私の今までの経験、それから実績を持って取り組んでいく所存でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  それは町長、分かっているんです。あなたは、町の議会から、県会議員から、経験は豊かだし、なおその間の間でも、行政とぴったりつながってノウハウを持っていると、私はそういう理解をしているんです。 その人が、あえて副町長を今、置かなければならない。初の自分の当初議会に予算を盛ってきたと、ここが私は納得がいかないんだよ。私1人ではないんです。町民の皆さんも納得していないんです。 だから私、冒頭で言ったように、町民の声を、私はこの代弁して質問に立っているわけなんです。ですから、町民の人もよく分かるように、あなたの支持者の人も、ああ遠藤町長は大したもんだと、副町長を置いたと、手を叩かれるようにしなければいけないんです。それを手を叩くどころではない、あなたが副町長を置いたために、あなたの周りの人が納得がいかないと、私のところにそんな相談に来た人も、何人かいます。私ばかりではないんです。 ○議長(笠井雄一君)  傍聴席静かにしてください。静粛にお願いします。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  他の議員さんにも、私はあろうと思うわけであります。 もう少し明快にお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私は政治的な立場から、今まで行政、また行政事業等に関わってまいりました。また一方、事務経験は全くないわけでございまして、しかもそれを今回のその財政再建、それから機構改革に取り組む、短期間で取り組むということをするには事務の経験というのが非常に重要であって、そしていろいろな経験をお持ちの方を、私は探していたということでございます。 当然私の能力、それから副町長の能力を足して、この地域発展のために取り組んでいきたいということでございます。 副町長設置に関しましては、これはその能力を、あるいはその働きを地域に還元できるということもございますので、これは今、何点かご報告を申し上げましたが、横断的な事業は副町長がいることで活発に推進ができる、またいろいろな今まで課長が担っていた、その責務、これも副町長がいることで軽減ができる、1人で悩んでいたものが何時間もかけて、いろいろなことを調べていたものが数分で解決できるという、非常に今、わずか2カ月でございますが、好転をしている状況でございます。 そういった点も含めて、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は理解できません。 あなたは事務経験がない。まったくない。よく事務経験が全くなくて、町長に立候補しましたね。私は考えられません。 ここにも立派な総務課長をはじめ、職員がいるんではないですか。なんであえて他町村から、あなたの片腕として副町長を登用したのか、これからこの先、私はなおかつ質問させていただきますが、私は今の町長の答弁では、私は納得したにしても、町民の皆さん方は、私は納得しないと、かように思うわけであります。 では、この先。 ○議長(笠井雄一君)  質問の途中ですが、傍聴席の皆さんにお願いいたします。 質問中は私語を謹んでください。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  質問を続けてまいります。 町長は、当選直後のインタビューで、町長には権力が集中するため、外部の厳しい目線が必要だから、副町長を設置すると言っているが、副町長はあなたの監督下にある部下職員ではないですか。それをあなたは、副町長に、要するに監視してもらう、これがよく、町長、当選直後のインタビューで、あなたはそう言っているんですよ。要するに、あと一度繰り返しますよ。町長は当選直後のインタビューで、町長には権力が集中するため、外部の厳しい目線が必要だから、副町長を設置すると言っているが、副町長はあなたの部下にあると、部下職員であると、私は考えています。 このコメントは、まったく私は理解ができないわけであります。そしてなおかつ、町長、町民の人もこのコメントを聞いてですね、私に要するに手紙が届いているんですよ。何を遠藤町長はバカなことを言っているんだと、さっそく辞表でも出してもらったらどうだというきつい、無記名ですが手紙が来ているんです。ここに来ているんです。あとで私が政策秘書課長にでも渡しますので、よく眺めていただきたいと。 その人は、具体的に言うと、遠藤町長は町民には、町長には権力が集中するため、外部の厳しい目線が必要だと言っているけれども、そんなだらしのない町長でどうするんだと、私は町長を支持したけれども、がっかりしてたまらないというような手紙でした。これは後に届きますが、こうして町民の人は怒っているんです。 この点について、町長、また先ほどのインタビューについてもどのように考えているのか、お答えを願います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の秋山議員のご指摘のインタビューについて、まったく私は記憶がございません。たぶん切り取られてくっつけたのではないかと思われます。 前段の部分と後半の部分、確かに外部目線が必要だということは、外部目線というのは行政に対する、市川三郷町行政に対する外部目線は必要だということは申し上げました。 また、前段の部分で、官製談合等事案等の指摘によりまして、権力の一極集中は報道等からそういう指摘はあったということは事実で、これがイコールで私が発言した内容とは異なる、記憶にはございません。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  でしたら町長、このインタビューの掲載している新聞等々を町長に提示しますので、言っているか、言っていないか、私がこうして公の場所でこれだけ声を大にして言っていることは、事実あったから私は言っているんです。だからあなたに私は聞いているんです。どういうことですかと聞いているんです。 上に立つものは、自らを厳しく律することができなければ、あなたは他人に監視してもらわなければ、自らを律することができないのですか。できないならば、町長になぜ出たのかと、疑問でなりません。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  再度申し上げますけれども、その町長の権力一極集中は、私は発言もございませんし、そういう認識もございません。 それから外部目線が必要だということに関しましては、私の発言でございまして、これは町政を運営していく上では、それが必要だと認識をしてございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  では、通告はしてありませんが、ちょっとお尋ねするんですが、あなたは町長就任当時、防犯カメラを町長室に付けたということを、議会でも質問しているわけでありますが、防犯カメラを付けるということは、どういう意味であなたは防犯カメラを付けたのか、今現在も付けてあるんですか、それとも外してあるんですか、どちらなんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今も設置をしてございます。 防犯カメラにつきましては、私のアーカイブと言いますか、この時に何をしたというのが分かることになります。 また防犯上も非常に、前回の委員会でもお答え申し上げましたけれども、何かあったときのさかのぼってみるということもできるということでございます。 今、多くの車が車載カメラ等ついておりますし、県警も今年度から防犯カメラを各所に付けるための補助金なども創設をいたしましたので、これは単なる防犯カメラ、監視のためということではなくて、日々日常の何らかのアーカイブを、やってきたことを確認することの狙いもあるということで、大変重宝をしてございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  これも私にはよく分からないですね。確か私の記憶にあるには、その防犯カメラは、繰り返してみることはしないというようなことも、確かに議会で言っていると思うわけであります。 町長、はっきりものを言わせてもらうと、前の委員会でも出たかもしれませんが、公共施設に私物のカメラを付けていいのかどうなのか、そのカメラの電気をどこから引いているのか、この役場からの電源を引いているのであるならば、それは電気泥棒に当たるんです。どういうわけなんですかそれは、その点をしっかり答えてください。おかしいですよ、公共施設へ自分の私物のカメラを付けて、しかも電気代は町で払っている。なんなんですかそれは。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  管理規定等につきましては、所管かからお答えいたします。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  防犯カメラですけれども、電気のほうは役場のほうから電源を取っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  何を言っているんだよ、電気を役場から取っている。だから言っているんだよ。それは電気泥棒と言うんだよ、そのことは、そうでないの。 私がでは、町の電源から自分の私物のものへ取ってもいいの、許可するの。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  防犯カメラ、確かに町長の私物でございます。ただ、防犯上抑止力という意味で重要だと考え、設置をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  何、あなた許可したの。あなたにそんな権限はあるの。 あるんですかあなたに、その権限が、答えてください。 あなたが今言ったんだから、あなたにそんな権限があるかどうか、私が聞いているんです。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  私だけの判断ではございませんで、ほかの町長を含め、総務課長、私で相談した結果、これは必要なものだという判断のもと、設置をいたしました。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  通るわけないじゃない、課長。総務課長と課長で4課長で相談をして、役場の電気を引っ張って、それを了解した、理解したと。 では私も電源を借りるけども、今度は議会へ私が控室に、映像を自分で撮るために、電源を使ってもいいんですか。 あなたは許可するんですか。 4課長が許可するんですか。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  途中ですけど、暫時休憩といたします。 なお、議長のほうから傍聴席の皆さま方にお願い申し上げます。 非常に審議中に影響いたしますので、傍聴席では私語を謹んでいただきたいと思います。 また続くようであれば、会場外に出ていただくようにいたしますので、よろしくご協力をお願いいたします。     休憩 午後3時00分-----------------------------------     再開 午後3時00分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  カメラの設置はおそらく12月だったかと考えます。 その時期、ご存じのとおり官製談合事件がございまして、町長室でお金のやり取りが、前町長と前議員の間でありまして、そういった経緯もありましたので防犯カメラの設置をいたしました。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  言わせないで、防犯、公的役場内で、私物のカメラを付けてもいいんですか。 前町長が町長室でそのようなことがあったから、だったら町で付けなさいよ。町の費用で付けなさいよ。なんで遠藤町長の私物のものを付けるんですか。バカ言っちゃ駄目なんですよ。ちゃんと答えてください。納得しませんよ。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  今回付けてあるカメラは町長の私物ということで、改めて公的にカメラを購入するか、設置するか、検討をしてまいります。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  カメラをこのまま継続して付けておくか、ないしは外すか、検討する。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  公費でカメラを買いまして、設置するか、それとも外すかをまた検討させていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  それは課長、当たり前のこと、必要とするのであれば、町長が必要としているならば、それを外して、そして公的にちゃんと手続きを踏んで付けるのが当たり前のこと。 だから、今後そのようなことのないように、何事も十分に気を付けなければいけないと思う。 町長一言。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  防犯カメラにつきましては、役場内には何カ所か設置をしております。その台数では職員の執務をしているスペースとか、過去全てが確認をできませんので、今後、どういったところを防犯カメラが必要なのか検討をいたしまして、改めまして、また議会にはご相談申し上げたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  これは横道にそれて、私の通告内容に入っていませんが、これは関連することですので、私は横へそらせてもらったわけでありますが、町長、外したほうがいいですよ。 外して、そして新たに必要であれば付けたほうがいいですよ。検討するとか、そんな問題ではないんです。私は外すことを要望して、このことにつきましてはこれで終わりますが、次に、副町長の職務は町長を補佐し、職員の担任する事務を監視すると理解しているが、町長は副町長の職務を、先ほどから言っていますが、具体的に副町長にものすごく期待をするのは、どのようなことなんですか、お聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほどからも申し上げておりますが、行政マンとしての経験を生かして、私の推進をする町政運営をサポートしていただきたいということでございます。 具体的には、先ほど申し上げました大きな問題であります行財政に対する問題、それから機構改革、行政のスリム化に関する問題でございます。 これを成し遂げることによりまして、町民の皆さまの住民福祉に貢献をしてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  機構改革については、町の組織の内部、例えば職員の適正配置、また行政改革には町全体のこと、例えば市川を中心部から山間地の小集落のことなど、地域のことを理解しなければならないと、私は思います。 4月13日の議会全員協議会のときには、副町長からあいさつと併せて町外の者ですが、1日も早く職員や地域のことを覚えますとの決意の言葉を聞けたわけであります。しかし、現実には役場には総務課長をはじめ、優秀な、先ほども話をしましたが職員が大勢いるのです。特に管理職級の職員なら、職員のこともよく分かっている。また地域のこともよく分かっている。それなのになぜその人材を登用せずに、副町長を外部、身延から市川三郷のことが何も分からない人を登用したのか、いまだに私は疑問であります。これは町民の人たちも大変疑問に思っています。 この点について、町長はどのような考え方、具体的にどのような考え方を持っているか、前回と違って、今は私が細かく説明をしたわけであります。そのことについて、お答えをください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げましたけれども、外部目線が必要であるという認識でございます。行政マンとして長く行政に携わっていただいた知識、経験を持って副町長に就任いただきました。いろいろな課長さん方との意見交換等々もございまして、新しい考え方がかなり伝わってきていると、私は理解をしております。 就任以降2カ月の間、副町長の前の相談スペースには、課長さんはじめ職員の方とミーティングをしている光景などを何度も見かける機会がございますし、また先ほど申し上げましたが、いろいろな疑問点が課長さんで、ひとりで悩まれるのではなく、一緒に相談をしていただけるということで、相当事務量に関しましても課長さんの事務量は減ってきているのではないかと思います。 また今まで、先ほど議員がご指摘いただきました3課長さんについては、3課長合わせて副町長役割をしていたわけでございますが、今度は自分の業務だけに集中ができるということで、より一層その優秀な職員が優秀な仕事ができるというふうに、今、代わってきていると思います。 そんなことで、私の個人的な感想は、役場内が以前に比べて活気が出てきているなという認識でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  そこで町長、初歩的な町長として、また副町長として、これは簡単に答えられるイロハのイの字ですが、こんなことを聞いては大変失礼ですが、今、市川三郷町の人口はいくつあるのか、町長、人に聞かないで、あなた町長で3町1万5,086人の頂点に立っているんです。今、人口がいくつあるのか、そのくらいのことは頭に入っていなくて、何がきめ細かな行政なんですか。 お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今の時点でという認識はございません。1万5,086人、いつの時点かちょっと分かりませんが、そういう認識でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私が答えを先に言ってしまったけども、町長、そのくらいのことは町長になる以上は、その前から、今、市川の人口はいくつ、いくつ減った、いくつ増になった。今現在は何人いるか、女性が何人か、男性が何人か、細かく言わなくてもいいけども、ずっと頭の中から1万5,083人だと、パッと出てこなければ、私は町長の価値はないと、私は思います。これはイロハのイの字なんです。町長として当たり前のことなんです。 さて、もう1つ私は聞きます。町長、市川三郷町は3町が合併して市川三郷町になりましたね。あなたも町会議員を長くやって、県会議員を長くやっていましたね。私も数十年前に県会議員をやったときには、4町1村だったんです。そのときの人口、なおかつ下部には何があって、何があって、何部落があるくらいのことは、私は頭に入れておいたんです。 さあ、3町でありますから、簡単なことです。六郷地区には郵便番号を備えた集落、いわば部落はいくつありますか。なぜ私がこれを聞くかということは、災害が出たときに、避難してもらうにも、例えばこの地区の人はどこどこへ避難してもらう、六郷ですれば寺所、この人はどこへ、すっと出てこなければ一朝有事の際にはどうにもならないわけであります。どうぞ具体的に集落、郵便番号のある集落を答えてください。横からいろいろ言うことはない。町長に聞いているんだから。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  すべてを把握はしてございません。409-3244、3241、4243、その他先ほど言われた五八、岩下ございます。 すぐに把握は、思い出せば思い出せますが、この後、たくさんの議員がご質問いただきますので、割愛させていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長、思い出せば思い出せるというだから、私が聞いているんだから、思い出して答えてください。 分からないなら分からないでいいんですよ、格好つけてこうだ、こうだと言ってくれなくてもいいんです。そのくらいは頭に入れておいてくださいよと、私はそういうつもりであなたに質問をしているんです。 だから、突然言われたものでと言えば、ああそうですかと、この地区はいくつあるんですよ、この地区はいくつですよ、郵便番号はいくつですよと、私があなたに話をします。 あなたは、先ほども何回も言うように、現在1万5,086人の頂点に立っている町長なんです。自分の町の部落が何がどうある、災害のときはここはどこへ避難をしてもらう、この部落は危ないから、どこへと。そのくらいのことは当然知るべきことであると思うわけであります。 副町長も4月1日、辞令をもらった以上には、当然そのくらいのことはもう2カ月たっているんだから、把握をしておかなければ駄目なんですよ。分かるでしょう、市川三郷町というのは、3町が合併したくらいのことは分かるでしょう。それぞれの旧村にはどういう事業があって、どれをメインにしているか、これも分かりますよね。六郷と言えばはんことパッと出てくる。市川と言えば紙、花火、大塚と言えば果物、野菜、甘々娘、ありとあらゆるものがありますよね。そのくらいは、あなた副町長の辞令をもらって、2カ月も経っているんですよ。これはこっちへ回して町長にも言えることなんです。7カ月と2日経っているんですよ町長は。そのくらいのことは把握しなければ、しかも町会議員をやり、県会議員を長くやって、政治経験豊か、その3町なんですよ、4町1村ではないんですよ。3町のことくらいは頭に入れておかなければ、災害時のときに、私は大変だなというふうに思うし、これからも町長がその点はしっかりと頭に入れておいてもらわなければ困る。一言お尋ねします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  岩間、葛篭沢、宮原、楠甫、鴨狩津向、岩下、五八。 ご指摘はごもっとだと思いますので。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  そのくらいのことは頭に入れておいてくださいということだから、あなた、かしこまりましたと、しっかりと頭に入れておきます。一朝有事はそこでいいんだよ。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指摘はごもっともだと思いますので、今後、研究をさせていただきたいと思います。 また、副町長におきましては、就任以来各所を巡回していただいておりまして、町の内情について、把握に努めていただいているところでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  副町長については、それは町長、イロハのイの字ね、六郷のはんこ組合へ行ったり、当然のことそれは、やるべきことなんです。だからそんなことは、先ほど何回も、イロハのイの字。ですからしっかりとその点をやってもらわなければ困ると思います。 町長いいですか、組織をまとめるには職員のことをよく知らなければ、私はならないと思うわけであります。職員の能力や特性を把握するには、やはり年数、月日がかかると私は思います。 また同様に、町内の地域の状況を覚えたり、過去の事業の経緯等も覚えることも同じく時間が要すると思います。依田副町長がいくら優秀でも、現役の職員には、私はかなうわけがないと思います。 今町が、必要としているのは、行政改革にしても、機構改革にしても即戦力です。即戦力が必要なんです。職員のことや地域のことを把握するまでには、副町長としても任期を過ぎてしまうではないかなという心配を、私はあります。 町長、あなたはその点については、どのように思いますか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  職員情報につきましては、今までの調査等がございますので、このへんについては認識をともにしているところでございます。 先ほども申し上げましたが、副町長が就任をされたことで、その優秀な職員がさらに優秀な活動をできると、私は理解をしておりますので、その点もご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長、市川三郷町はそんな財政的に余裕はないんですよ。副町長が覚えるまでには、期待をしている職員と、当たり前のことなんです。 町長、あなたは、職員の力を信用していないのですか、そんなことはなかろうと思いますが、ここで私が話をしますが、よく考えてお答えください。 昨年の事件があったときの対応、久保町長の事件があったときの対応、私はそこにいる総務課長、私は立派だと思います。押しも押されもしないで、職務代理をしっかりと努めたことについては、私は素晴らしい職員がいるんだなと、将来は市川大門を担っていく職員なのかなというほどに、私は感じたんです。それはそうでしょう、警察やマスコミ等々に対応し、マスコミ、またテレビカメラのフラッシュを浴びながら、立派に対応した。またテレビの前で深々と町民の皆さん、県民の皆さん、大変申し訳ありませんと言って、あの総務課長が陳謝をしたあの姿、この人こそ、私は将来の町長、ないしは副町長が必要であれば、こんな素晴らしい課長がいるのに、なぜその立派な課長を副町長に置かなかったのか私はその点も大変疑問に思っているわけであります。 別に依田副町長が、個人的に悪いと言っているんではないんです。分かりますね。 それだけしっかりと対応のできる総務課長、素晴らしかったですよ。職務代理を務めて、多くの皆さん、議員の皆さん、傍聴の皆さんも見たと思うんです。テレビの前でしっかりと頭を下げて、深々と申し訳ございませんと、これはまるで自分が、職務意代理でさえあのように対応をしたんですよ。なんでこんな立派な総務課長や、財政課長、政策秘書課長もいるのに、なんで起用しなかったのか、登用しなかったのか、まったく私は疑問でたまりませんが、その点について、一言お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  副町長選任につきましては、私の権限でございますので、このようにさせていただきました。 職務代理につきましては、高く評価をされておりまして、これは内外ともにそういった事件が発覚直後にそういう体制を構築したというのは、市川三郷役場職員に対しては、高い評価をしております。 また、総務課長につきましては、当時総務課長と代理を一緒に兼ねていたということで、大変重圧であったかと思います。今回も、機構改革に向けては所管課ということになりますので、その点は大変重圧な仕事になろうかと思います。これを横串を指す体制の中で副町長がいるということで、その職務分担が明確になってきている中で、新しい体制を構築していくということを目指していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長、そんなことを私は聞いているんではないです。こんな優秀な職員がいるのに、なぜ副町長に登用しなかったかと、いいですか町長、わが町は自慢することではないんですが、27市町村の中でワースト1なんだ。全国の756市町村の中でも下からですよ、要するに夕張市を下にやればそこから数十番目に財政が悪いんです全国で。そのときに、こんな立派な職員がいるのに、外部から副町長を登用しなければならない。そしてまた財政的にも町長、そんなわが町には余裕はないんです。1千万も、1千万以上も、要するに給与を出して、そして登用して、総務課長をそのまま昇格すれば、何も1千万円も出さなくてもいいんです。そして先ほど一瀬議員も質問しましたが、福祉においても、何においても減額をしなくても、廃止をしなくても通るんです。この1千万円以上は大きいですよ。 今、市川三郷には特別職は何人いるんですか。 3人いるんですよ。 それを考えれば、職員が対応しなければならないときなんです。 町長いかがですか。その点については。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  いろいろな考え方があろうかと思います。まず1つは、副町長の給料は53万8千円でございますので、800万円余が給料となります。 それから、総務課長を大変ご推薦をいただきまして、ありがとうございます。優秀な職員であることは間違いございません。また当町の幹部職員にも、ほかにも優秀な職員がございますので、副町長の該当されるような職員も何人もございます。 そういう中で、副町長を外部からということは、先ほども申し上げましたが、外部目線、市川三郷町役場にはない考え方が必要であったり、また県とのパイプ、これも重要である。そして行政マンとして活躍されていたジャンルにも精通をされているということで、選任をさせていただいたところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  何回も私に言わせないでください。 今、市川三郷は財政的にそんな余裕はないんです。一瀬議員も力を入れて、福祉を切るんですか、どうするんですか、弱者をいじめるんですか、町長、考えを改めてください。上地区、下地区のお風呂につけても、いろいろな面でこれから先減額したり、いろいろの面で気を付けなければならないような状況ではないですか。 そのときに私は、とてもそんな余裕はないと感じるし、あなたの補佐を副町長がやるということであるならば、町長、あなたこそ身を切る改革をしなければいけないと思うわけであります。 せめて副町長をそれだけの給料を出したなら、町長の金額の80%、副町長の給料だと理解するけれども、先ほど町長も50万でちょっとなんて言っているけども、いろいろ足せば1千万円以上なんですよ。そんなことはあなたは分かるはずではないですか。そしてそれだけ副町長があなたを助けてくれるならば、あなたはもっと身を切る改革をしなければならない。あなたがしなければならないんです。 例えば給料を返上するとか、給料を半分にするとか、それこそ身を切る改革、あなたから離れた町民の、あなたの支持をした皆さんも、あなたのところに戻ってきます。なかなか遠藤町長は副町長を置いたけども、自分の身を切って町民に尽くしているんだなと、この姿勢なんですよ。 どうなんですか。 答えてください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  財政の考え方の中で、事業費と人件費は全く違います。事業費は事業を行うための費用でございまして、人件費に関しましては、その支払ったものが知恵であったり、行動であったり、行政に返ってまいります。この点、それにそうしたインセンティブ、給料が必要でございまして、そのインセンティブがあるからこそ努力をして、労働をする、知恵を出すということだというふうに、私は理解をしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  身を切る改革は、今町長が言ったことなんですか。私は、町長自ら身を切る改革をしたらどうだと言っているんです。なぜかといういことは、財政的にも大変なんです。そして払わなくてもいい、町長が頑張りさえすればですよ。十分1人で、なおかつ4課長もいるんではないですか。能力もあり、立派な要するに課長なんです。それなのに、あなたの補佐をしてくれるんだったら、あなたの身を切る改革、給料をカットするとか、何かの方法を取らないと、町民は納得しませんよ。 カンカン怒りなんですよ、副町長を置いたことにおいて。カンカン怒りなんです。議会は、6名の議員さんで通ったかもしれませんが、だけども町民の人たちは納得していないから、私が今日、町民の皆さんの声をこの議会で質問で代弁して、私は要するに質問をします。ここなんです。 だからいかがですか。もっと回りくどいことは言わないで、私も努力しますとか、何かの形で身を切る改革をしたらどうですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げましたけれども、事業費とそれから人件費というのは違いますし、インセンティブの部分もございますので、それに向けて努力をする、行財政改革については、責任は私にございますので、その点について努力をしてまいるところでございます。 ご指摘の点は、理解できるところでございますので、町民の皆さまに理解ができるように、副町長が設置をされたことで、この町が変わったということが実感をできるように、務めてまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長それでは、町民の皆さんも、私も納得がいきませんね。 では、これで町長といつまでもやりあっても、私が30分間で終わるというのを、町長が明快な答弁をくれないから、あと残り23分しかなくなってしまったんです。まだまだ体育館の問題もあるのに。 ぜひひとつ残り少ない時間の中で、明快なる答弁、町民の皆さんが分かりやすい答弁を期待します。 ではここで、ひとつ副町長にお考えをお聞きします。 副町長は福祉行政に長けているということでお聞きするわけですが、今年度の予算、職員の人件費や教育予算、特に学校予算などの削減をせずに、福祉事業を真っ先に削減しようという原案の組み立てでした。 議会の中でも一部削減には否決をしました。だが、まだまだ多くの福祉予算が削減されたままになっています。また、今後も削減されようとしています。 これについて、福祉に精通していた副町長の見解をお聞きします。
    ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今回の令和4年度予算に関しまして、民生費、衛生費は前年、衛生費につきましては昨年特別に峡南医療センターに支出した部分がございます。ですけど前々年度と比較をして増大をしてございます。両方とも増大をしています。切り捨てたわけではございません。その点認識が違いますので、見解を改めていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  私は副町長に聞いたんだよ。町長に聞いたんではない。当時、3月には予算が可決して4月から副町長になって、予算書を見て、どういうふうに感じましたかということを聞いているんです。町長に聞いているんではないんですよ。副町長に聞いているんです。 ○議長(笠井雄一君)  副町長、お答えできますか。 依田副町長。 ◎副町長(依田誠二君)  ただいまのご質問にお答えいたします。 福祉行政、いくつか当初予算が切られているとことでご指摘かと思いますけども、決して福祉行政ということで減らしているという趣旨ではないかと思います。町長が公共型のものへの給付型から公共型と、そういう中での事業の見直しですので、決して福祉を後退させようとして、今回の予算を組み立てられたものでないと認識はしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  時間もありませんので、副町長の理解を了解します。 では、前に進みます。 くどくど聞いて大変申し訳ありませんが、町内には、いわば副町長においては職員からは起用しないことも当然、分かっているだけど、職員には副町長のする資格がないとレッテルを貼ったということの私は理解をします。 いやいやそうではないですか。採用、登用しなかったということは、そういうことではないですか。それはいいです。 それから町内には県職のOBも数多くいると、私は分かっていますが、その中には行政手腕に長けた方が数多くいるはずです。その点についても、しっかりと町長は検討をしたのですか。そして検討した上に今の依田副町長を登用したんですか。その点をお聞かせ願いたいです。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  さまざまな方面から検討をいたしました。まず、町内に行政手腕のあるOBなど多くいらっしゃいます。そういう中で、町の監査委員に元県職の幹部の方に就任をしていただいておりますし、今回、先ほども冒頭のごあいさつで申し上げましたように、神明の花火大会を元観光部長の仲田道弘、今、山梨観光推進機構理事長さんにご就任をいただいておりますし、また第三者委員会には山梨大学にお勤めの元副知事の市川満さん、ふるさとキャリア教育の推進委員にも携わっていただいてございます。 そういった方々、いろいろな方々にお力をいただく中で、外部目線、外からの考え方をこの行政、市川三郷行政の中で反映できるように努めてまいります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  では町長、私が具体的に話をします。いいですか。 よく聞いてください。私は、もっともっと要するに行政に通、いわば市川のことを隅から隅まで知っている、県においてもありとあらゆる部署をこなした立派な人がいるではないですか、思いつきませんか町長。あなたは頭には浮かんできていると思いますが、いいですか、私はよく知っているんです。あなたが町長選に出る、そして久保町長が問題を起こした、そのときに町長選が開かれる、町は町長の問題でごたごたしているのに、町長選を町を半分にしてやるがいいかということを考えたときに、あの丹沢和平君は、私は立派だったと思うわけであります。 今、久保さんがこういう状態になって、そんなときに町を真半分にして戦いをする状況ではない。であるならば、私は政治経験の豊かな遠藤町長に自分の心を託して、遠藤町長にやってもらうと、そういうことで身を引いたんです。私はよく知っているんです。 そしてあんた、要するに無投票で町長になって、あいさつ、もののあいさつをしましたか、一言として。副町長を設置するときに、その前に、私は尋ねて、私が無投票で町長にさせていただきましたと、これからもどうかいろいろな面でよろしくご指導のほどをお願いいたします。 一言くらい言って、私は常識だと思うんです。それさえあなたは言わない、あなたはあいさつができない町長だから、私は仕方がないと思いますが、やはり人間と言えば、人間は実れば実るほど頭を下げなければ駄目なんです。そしてノウハウをもらわなければ駄目なんです。 丹沢和平君はノウハウは素晴らしいものを持っています。私も選挙を戦ったんですが、だけどそれはこっちにおいても、町長としてふさわしいくらいノウハウを持っていることは、私は間違いがないと、そこにいる副町長もそれは存じ上げていると思います。 管理者もやったし、企業局管理者もやったし、財政にも明るいし、財政もいくつも歩いてきて、35年も6年も勤め、なおかつ奥さんも県庁職員だ。2人のノウハウを持っているんですよ。 ああいう人に副町長になってくれと言っても、本人はやらないと思いますが、頭を下げてこれからもぜひひとつご指導のほどをよろしくお願いいたします。それをあなたがしたら、私は立派なものです。それこそ町が二分どころかまっすぐ一つになって、町民の皆さんとともに財政改革ができたはずなんです。いかように思いますか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指摘の点は、今後、検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  検討するとか、何かの問題ではないんですよ。そういうことを私が言って、私は心をありのままをあなたに、協力して言っているんですよ。私の落ち度でした、これからもご指導を頂戴します。これで済むんですよ。検討するとか、しないの問題ではないんですよ。 あなたは頭を下げるのが嫌いって、私が言ったんですが、県会議員の当時も、私の顔を見ても横を向いて、私が町会議員へ当選しても知らん顔、文書だか何だかで、ほかの他町から、南部からも、富士川からも飛んできておめでとうございます。あなたは知らん顔。 先般の政策秘書課長はよく分かっていると思うんです。あなたの指導が悪いじゃないか、町長のと言って怒ったんですが、子どもたちの通学のときに農協のところに、われわれはジャンバーを着ていきました。あなたは遅れてきて、われわれが立っているのに知らん顔して、物も言わない。私は政策秘書課長を怒った。あなた秘書課長だろうと、そのくらいのことをちゃんと言ったかと言って怒ったんですが、町長、頭を下げるということは簡単じゃないですか。私もいつでも町長に頭くらい下げますよ。ぜひ町民の皆さんにと思うならば、簡単なことなんですよ。検討しますという問題ではないんです。 時間が無くなりますから、軽く答えてください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  礼を欠いた点は申し訳ございませんでした。 朝の街頭活動につきましては、警察署長さんと交通課長さんがいらっしゃいましたので、そちらのほうにはごあいさつをさせていただきましたが、届かぬ点は失礼を申し上げました。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  理解はしないけれども、時間がないので、これ以上話をすると尻切れトンボになりますので、では次の町民体育館の床問題について、質問させていただきます。 昨年3月議会より検証すべき問題となっている町民体育館の床問題ですが、すでに1年以上が経過し、未だ結論が出ていないことが問題となっています。行政説明会、いわゆる区長会でも話題になったほどのことですので、早急な結論が必要であると認識しています。 議会の特別委員会としても、早急な結論づけができない理由として、3つあります。次の3点です。 1.床の専門家による検査は実施できたものの町民体育館としての合格か、不合格か、極めて曖昧な結論しか得られていません。 2.床検査後の意見交換会の席にて、町長自らが、床材メーカーに対して、国内約30カ所あるという直貼り床体育館を紹介してほしいとのお願いに対して、いまだに1カ所も紹介されてない。 3.議会特別委員会が町に対して、鋼製床ではなく直貼り床を採用したときの打ち合わせ記録の提出を求めたが存在しないとのことで、当時の担当者の聞き取りをお願いしたところ、町では論点が違うという意味不明な回答しか返ってきておらず、採用経過がいまだ闇の中であります。 なお、2に関して特別委員会としても、腰の切れない町当局に期待できないことから、メーカーホームページの実績により、メーカーシートの採用施設等に対してアンケートや、聞き取り調査を行った結果、回答が得られていない3社を除き、約9割超の施設の床構造の実態が判明しました。 今のところ、30件のうち町民体育館・学校体育館などのアリーナ、要するに運動競技ができる施設では、床構造がコンクリート直貼りという答えが得られた施設は皆無です。 やはり、鋼製床の上に木質系ベニヤ類を乗せ、その上にビニール系のシートを張るという在来型工法の採用が一般的であり、30件はおろか、国内でも直貼り体育館は、本町だけだということも懸念されます。 つきましては、町長、この床問題に対して真摯に取り組んでいるか、なぜ、メーカー、専門家、当時の担当者へのアプローチをかけないのか、町長の答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町民体育館床の問題についてでございますが、議会の特別委員会として早急な結論づけが出来ない理由として挙げられた3点に沿って、町の調査状況について説明をいたします。 まず、1点目、床の専門家による検査についてですが、令和3年12月17日に、生涯学習センター体育館において、床の弾力性、いわゆるY値と、転倒衝突時の硬さ、いわゆるG値の現地測定を行いました。測定は東京工業大学の体育館床研究の第一人者である教授に依頼したもので、議会の特別委員会および床材メーカーの立ち合いのもとで実施いたしました。 測定結果につきましては、議会の特別委員会にも提出しておりますが、床の弾力性Y値につきましては、マイナス0.314からマイナス0.295であり、JISの規格値内の床と有意差範囲内であるので、弾力性の評価の観点からは実質的な違いはないとみなすことができるというものでありました。 なお、有意差範囲とは、統計学的に人間が差を感じない範囲という意味でございます。また、転倒衝突時の硬さG値につきましては、94.97Gから908.18Gであり、JISの規格値である100G以下であるため、推奨値内であるというものでございました。 次に、2点目の床材メーカーへの問合せについてでありますが、床材メーカーに対し、同じ床材かつ同じ床構造である体育館の実績一覧表の提出を求めましたが、守秘義務が発生するためすべての公表は控えるが、実績の中で視察可能と思われる近隣事例を抽出し、事業主の了承を得てから紹介する旨、回答を得ており、この回答につきましても、議会の特別委員会にも提出してございます。 その後、床材メーカーから3カ所の実績例について紹介がございましたが、用途が限定されている施設や、極めて遠方の施設であったため、再度、近隣の類似施設の紹介を求めております。なお、町の独自調査におきましては、同じ床材、かつ同じ床構造の体育館について、11施設の確認ができております。 次に、3点目の打合せ記録の提出等についてでございます。議会の特別委員会から求められた工事の打合せ記録については確認できたものは全て提出してございます。 また、当時の担当者への聞き取りの件につきましては、問題は現状の床が町民体育館として相応しいか否かであり、建設当時のやり取りに関しては、検討の根拠を示す書類等も少なく正確な情報を提供できない上、問題解決への有効な論点ではないと認識をしている旨、文書で回答をしてございます。 最後に、町の検討方針について説明申し上げます。 体育館床の第一人者である教授のお言葉をお借りいたしますと、体育館の床には、弾力性以外にも、多岐にわたる多種多様な性能が要求されます。これらの性能の中には、現在の技術では両立困難な組み合わせもあり、施主や利用者の価値観や嗜好に基づいて、相互にバランスを取る必要がございます。もちろん、工費や工期も重要な判断材料になります。このように、体育館床の設計は、物件ごとに、多くの選択肢の中からさまざまな条件を考慮して実施されるものであり、一般論が存在するような性質のものではありません。したがって、特定の材料、構法の床について、弾力性という限られた切り口のみから、妥当かどうかを論じることはできませんということでございました。 したがいまして、町といたしましても、現地測定における結果を主眼としつつ、さまざまな要素を総合的に検証する中で検討を進めなければならないと考えております。なお、そのさまざまな要素の一つとして、議会の特別委員会のご意見も伺った上で検討する必要があると考えております。 このように、町といたしましては、今回の件につきまして、一つひとつしっかり検証した上で、総合的に検討するために、丹念にそして注力して取り組んでおります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  会議の途中ですけれども、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長いたします。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  時間が迫ってまいりましたので、先ほど町長が特別委員会へ資料を出してあると言いましたが、私は特別委員会は開かれていないから、資料を私は見ていないんです。もしその資料があるのであれば提出してもらいたいと思います。 資料請求を要求します。 ○議長(笠井雄一君)  生涯学習課長、森川君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  議長すみません。 資料の配布を行いたいので、暫時休憩をいただいてよろしいでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  資料配布ということで、ここで暫時休憩といたします。     休憩 午後4時00分-----------------------------------     再開 午後4時10分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  今ここに出て、今これへ目を通して質問したいたら、それこそ時間がない。このことについて、生涯学習課長、説明してください。 ○議長(笠井雄一君)  生涯学習課長、森川課長。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  資料につきまして、説明をさせていただきます。 資料につきましては、5月25日付で町から議会および特別検証委員会宛に提出をさせていただいた資料になります。 内容は2つございまして、体育館床材および床材、床下地に係るアンケート調査結果と、もう1つ、生涯学習センターの体育館の利用状況の2つの資料になります。 まず、アンケート調査ですけども、生涯学習センターと同じ床材メーカーの床材、それから床下地を使用している実績例になります。 調査方法につきましては、該当すると思われる施設に文書で紹介を行いまして、文書で回答を得たものを取りまとめたものになっておりまして、11件の実績例が確認できました。 もう1つ、資料2につきましては、生涯学習センターの利用状況ということで、こちらは町のホームページにも掲載をさせていただいておりますが、オープン以来大きな大会も開催されておりますので、その大きい大会について掲載をさせていただいております。 例えば、オープン直後、2月1日にUTY杯の山梨県ミニバスケットボール大会が開催され、また昨年6月には高校総体のバレーボールの男女の決勝、準決勝、3位決定戦が開催をされました。 説明は以上になります。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  この資料は、課長、いつこの資料を取ったのか、要するに今、高校総体で使って問題ないとか言ったんだけれど、この利用状況ですね、これは全部確認を取ったんですか。利用しただけですか。私が確認を取った中では、高校総体の男子、女子のバレーをやったけども、硬いですね床が、けががなくてよかったですという声も聴いているし、なおかつ町民の方がその床を見せてほしいということで、役場職員に案内をしてもらったときに、誰が案内をしたか知りませんよ、その人に職員がこの床は硬いです。だからバスケットのときも、球のエアーをちょっと抜かないと、弾んでけがをしてしまうということを、職員の人が説明しながら言ってきたと、私はそれをその方に聞いたんです、直接。 だから先生、硬いらしいですねと言うから、硬いから問題になっているんです。あそこでやっても硬いから、エアーを抜いて、そしてあまりはずまないようにやって使うんだと言っていました。 それと同時に、職員のこの皆さんの中、またこの本会議へ出席していない職員の皆さんの中でも、要するにあの体育館を使って、完璧で問題がないと言った職員の方、使った人がそんなことを言う人は、ごく少ないと私は思います。 職員の中でもスポーツをやった人とか、そういう人は硬いです。危ないです。これは私に、誰がどうということは話はしませんが、そういうことを実際に聞いているんです。 担当課長、今度は要するに無記名で職員の皆さま方に、これを使った様子を聞いてみなさい。どういう結果が出るか、硬いというほうが多いと思うよ。特別委員会でも高尾委員長を中心に、鋼製床と直貼り床を検査に行ったときに、鋼製床を先に行った、そしてあと直貼り床、みんなでこうやって叩いた。鋼製床は問題ない、あっちの直貼りに行ったら硬くて、これでは危ない。特別委員会の6人が、皆さんが声を合わせてそういうふうに言っているわけです。 それで安全だと自信を持って言えますか。いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  まず、職員がというくだりは、私認識はしておりませんが、さまざまな機会をとらえまして、利用者の声は伺うようにはしておりまして、例えば先ほどの高校総体のときには、各校の指導者の方にご意見を伺いました。やはり秋山議員がおっしゃるとおり、確かに硬いと感じるという方もいらっしゃったり、一方、大変すばらしいというふうなご意見も調査ではありました。 また大会事務局をされた高校の先生についても、とても手使いやすく、良い体育館したというご意見もいただいております。 もう1つ、昨年の3月に1カ月間をかけまして、定期利用をされている方々にアンケート調査を行いました。無記名の方も含めて、138名の方から回答がございまして、まず選択肢で聞いている質問がありまして、それが体育館の使用感についての質問になりまして、5択で満足、やや満足、普通、やや不満、不満、5択で選択をしてもらいまして、満足が51%、やや満足は12%、普通が19%、やや不満が12%、不満が6%ということで、普通以上が82%という結果となっております。 また使用感にかかる理由について、自由筆記で回答によりまして、その中で確かに床が硬い旨の回答が24名の方、全体から138名の方から見ると17.4%の方からそういった趣旨の回答が出ているところです。 以上になります。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  課長、そんなことは使って、これは硬くて駄目ですなんて、使わしてもらっていて、単刀直入に言う人はいませんよ。われわれが聞くからそういう言葉が返ってくる。現実に、この4月から市川高校にバスケットの子どもたちが県外から市川高校に来て、バスケットに入って、そして要するに私のところに食事に、昼夜来ているわけですが、その子どもに私は、「どうだ体育館は」「市川高校の体育館出来上がってよかったです」と。「ああそうか、町の体育館は使うのか」って、「週に一度使っています、使わせてもらっています。」「どうだと」言ったら、「硬くて」、1年生ですよ。来たばっかりの子どもが、硬くてはねて歩くことがなかなか難しいですと、こういう言葉が、生の声を私は。何も課長にだよ、取って付けてそんなことを言っているんではない。私はまともに聞いているんだから。そして「どうだ」と聞いたら、「いやあ、硬くて怖いです」こういう答え、これが私は正味だと思いますよ。県外から来ているんでね。 そして資料の中で11カ所あるということですが、この資料は課長、いつの資料なのか、私が体育館の問題で通告したから、慌ててこの資料を出してきたのかどうなのか、今まで特別委員会を何回もやっている中で、資料は出てこない。だから要するに執行部から出てこない。そして町長がメーカーに30カ所あるというけども、それの場所を教えてくださいとメーカーに言っても、その回答がないということで、その30カ所の場所に聞き取りやら、アンケートを聞いたところ、回答が返ってきたのが、3カ所を除いて約9割返ってきた。それはすべて硬い、危ないというような回答が返ってきたわけであります。 まずこの資料の11カ所を、課長はいつのこれが資料なのか、なぜ今まで出さなかったのか、この点をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  お答えします。 少々長い説明になってしまって申し訳ございませんが、まず令和3年2月ごろ、1年以上前になりますけれども、町の担当者から床材メーカーの担当者に電話で実績一覧の提出を求めました。そのとき、30件の実績一覧の提出がございました。 しかしながら、その提出された実績一覧に掲載されている施設に対しまして、町の担当者がその施設に対しまして、直接電話で問い合わせを行ったところ、コンクリート直貼りではない旨の回答があった施設がございました。 そういった経緯があったため、また当時は床材メーカーと直接というのではなくて、委託業者は設計業者ということで、当時、設計事務所をこの件の正式な窓口としておりましたので、設計事務所を通しまして床材メーカーに対し文書で、そういった誤りが含まれているようなものではなくて、自信を持って出せるものを出してくださいというお願いをしたんですけれども、そのときも個人情報や守秘義務があるため、提出ができないというふうな意見が、回答が返ってきたんですけれども、またその後、秋山議員もご承知のとおり、昨年の12月17日に現地測定を行った後に、意見交換会を開催しました。その意見交換会には特別委員会の皆さんも出席をしていただいたり、床材メーカーも出席をした中で、床材メーカーに対しまして、実績一覧を出すようにというその場での総意での話が出た後に、また正式に町から文書で依頼をしたところなんですけれども、その結果出てきたのが、先ほど町長からの答弁にございましたとおり、やはり守秘義務により提出はできないけれども、何件かは事業主に交渉をして視察ができる施設を紹介するという回答が返ってきました。 このようなやり取りの中で、町としても致し方ないと言いますか、本来であればメーカーから自信を持った実績を出してもらうのが筋だろうという所なんですけど、致し方なく、もともともらった資料がありましたので、その30件、1件ずつ電話で問い合わせをして、使っているという回答があったところに15件、文書で紹介をしまして、文書で返ってきて、確かに使っていますよと、こういった回答を、先ほどの資料のとおりの回答が返ってきたものをまとめたものという資料になります。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  この資料につきましては、議長と委員長宛に出ておりますので、これから委員長が特別委員会を開き、この資料については質問をさせていただきます。 それから町長、ここで先ほどの町長の答弁を聞いていると、あたかも安全のような感じもするし、安全ではないのかなという感じがするんですが、ズバリもっとも重要な問題ですので、誰が使っても安全でしょうか、いかがでしょうか、町長、お答えを願いたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私ども検証の結果得られた内容でありますけれども、床の弾力性については有意差の範囲内であると、転倒、衝突時の硬さについても推奨値内であるというご評価がございます。ただ、硬い、また衝撃等々の問題点だけではなくて、いろんな検証をしていく必要があるというふうに思っております。 安全か安全ではないか、YESかNOかというその2択だけではなくて、幅広い検証が必要かなと思います。 そうこうしている間にも、先ほど申されていましたバスケットの大会が、直近で令和4年4月21日に、峡南地域の中学校の選手権大会が行われたり、またそのほかでもバスケットが、これに記されていないものでも何件かございます。 また、今までフローリングの床ではできなかったスポーツもできる。また非公式ではございますが、10年後のかいじ国体を目指して、大会を誘致したいという団体もアプローチをしてきてございますので、今の段階、どういうYESかNOかで判断はできないところではございますが、そういう将来性も含めて、いろいろな角度から検証をしていきたいと思います。 スポーツの種類が、今までできなかったものもできるという競技もありますし、また車いすなんかでのものもできたりして、幅広い活用ができていく。もちろん町民の皆さまにおかれましても、活用の幅もあるというふうに、私は認識をしておりますので、今後、そういう多角的な角度から検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  秋山豊彦議員に申し上げます。 持ち時間が4分弱ですので、まとめに入っていただきたいと思います。 第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  だから今私は、単刀直入に聞いたんです。NOかYESか、最後だから聞いたんです。 時間がないから、私はここで見ているから、あと残り何分か分かっています。 町長、今の答弁だと、安全か安全でないか結論が出ない状態であると、私は思います。結論が出ないならば、町内外の町民会館を使用している人は不安です。ですから、私は安全だというであれば、安全宣言をしなさい。そしてどっちか分からないということで、万が一けが人が出たらどうするんですか。あなたが責任を持てますか。こんな不安定のことで、私は体育館を使用させてはいけないと思います。 そんな不安定なことだったら、体育館の使用を止めなければいけない。中止にしなければいけない。はっきり安全だというのであれば、安全宣言をしなさい。いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  安全か安全でないの意思決定につきましては、議会の特別委員会の決定も考慮に入れて、検討をしてまいりたいと思います。 また、床が硬い、あるいは何らかの床が原因でけがをした場合には、それは町としては補償対象になろうかと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  そういうときには町長が責任が持てるということですね。要するに安全だ、体育館を使わせて、もしけがが出た。あなたもしけがが出てですよ、皿を割ったとか、一生、障害者としてハンディキャップを負うことになったとか、そういうことも考えられるんですよ。そのときにあなたが責任を持てるって、町が責任を持つのですか。あなたが持つのですか。そこは大変大事なことであるし、NOかYESか、安全か安全でない。安全でないならば、私はここではっきりと危険だと、だから使用をすべきでないと、万が一のことがあった場合、町長が責任が持てるんだったら構いませんが、持てないのだったら使用禁止にすべきです。 議会の特別委員会云々ではないんです。あなたに私は聞いているんです。最高責任者ですから。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  床が問題で、再度申し上げますが、床が問題でけがをしたということであれば、それは施設が不備であったということになろうかと思います。 けがを、スポーツに関しては必ずしもけががないとは限りませんが、そういう中で、何度も申し上げますが床が原因で、そういったことになったということであれば、それは責任があろうかと思います。 ただ、その責任に関しましては、それは法廷闘争になろうかと思いますので、そのへんにつきましては、今は答弁はできません。 また、安全か、安全でないかの責任、断定を今しろということでございますが、今、そういった観点で議論をしておりますので、今の時点は公表は差し控えさせていただきます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  町長、現実に使っているんですよ。使っていないんではないんです、使っているんですよ。それで万が一のときになったときはどうするんですか。 何回も言うんですが、それは、やはり私は使用禁止なり、要するに特別委員会が云々というよりも、やはりこれは町長の判断の中で、安全性が確保できるまでは、私は使用させてはいけない。万が一のことを考える。ことが起きてからでは遅いんです。災害ができてから、ここへ蛇籠を入れておけばよかったなでは遅いんですよ。その前に予防が必要なんです。 あと4分しかないからお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  教授の見解の中で、許容の範囲内であるというご意見がございますので、現時点で直ちに危険だというふうな判断は差し控えさせていただきます。 今後の検討の中で、方向性は定めていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第3番、秋山豊彦君。 ◆3番議員(秋山豊彦君)  特別委員会の中で、そこで結論を出せますね。時間もありませんので、私は特別委員会の中で正していきたいと思っております。 いろいろな角度の中で、答弁を頂戴しましてありがとうございます。町民の皆さま方も喜んでいるのかどうなのか、まだ分かりませんが、大変親切な答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第3番、秋山豊彦君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 再開は5時25分といたします。     休憩 午後5時11分-----------------------------------     再開 午後5時25分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第7番、小川好一君の一般質問を許します。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  第7番、小川好一の一般質問をさせていただきます。 第三者委員会の問題について、お尋ねをいたします。 1点目につきましては、官製談合再発防止等にかかる第三者委員会の答申を受けた町の対応について。 答申はすでに3名の委員の方から3月31日付けで答申を受けております。これをもって、4月13日の議員全員協議会の席において、町当局の事務局より、第三者委員会の答申内容と町のスケジュール等の説明を受けました。しかし、理解できない点がありましたので、質問をさせていただきます。 全員協議会の説明では、4月中に内部で答申について検証を行い、その後、それに基づいた方針を決定していくとの説明でありましたが、以下の点について伺います。 1点目につきましては、進捗状況と決定事項について。 2点目は、入札制度改革と職員の意識改革について。 第三者委員会からの報告は、一部の町議会議員が官製談合や贈収賄に関与したことから、議員の政治倫理条例を策定すべきだとの答申を受けました。 4月13日の全員協議会の場では、議員からは「すでに議会基本条例第41条の中で、明確かつ簡潔に書かれているので、その必要はないではないか」との意見がありました。 ちなみに、市川三郷町議会の基本条例第41条は、議員は町民全体の代表者として政治倫理を常に自覚し、自己の地位に基づく影響力を不正に行使することによって、町民の疑惑を招くことのないよう行動しなければならない。このようにうたってあります。 「そもそも法を犯した一部の議員を例にして、議員倫理など条例化することに対して、対策の効果は感じられない」など、議員の政治倫理条例の制定に異論を唱える議員は数多くいました。 そこで、町は町長をはじめ、特別職の政治倫理条例の策定や職員の服務規程の改訂などを検討しているのか、伺いたい。 また、第三者委員会の報告については、いろいろの議論がありますけども、今後、質問をさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  小川好一議員の一般質問にお答えをいたします。 第三者委員会の答申を受けた町の対応についての1点目、進捗状況と決定事項についてでありますが、4月11日に第6回組織及び職員意識改善検討委員会を実施し、第三者委員会からの厳しい答申を全職員で共有をいたしました。 これを受けて、財政部会、総務部会を開いており、検討委員会を継続し、できるだけ早くその方向性を見極めていきたいと考えております。 現在までのところ、総務部会は4月から4回実施し、職員の法令遵守の意識(コンプライアンス)の向上を促す研修の継続実施を決定し、併せて職員倫理条例の制定については、関係機関と協議検討を行っております。 令和3年度末には、事件後に検討してきた人材育成基本方針の第一弾の改定終了と新任職員育成マニュアル等も策定が完了をしてございます。 業務量調査の分析説明を受け、職員への報告も実施をし、全係長らによる業務の平準化や機構改革に向けての取り組みも開始をいたしております。 2点目、入札制度改革と職員の意識改革でありますが、入札制度改革につきましては、第三者委員会からは、指名競争入札は廃止し原則的に一般競争入札を採用すべきとの答申をいただきました。 今回起きた事案を鑑みますと、ご提言に沿った形での入札改革が最善であろうと感じております。 しかしながら、同時に一般競争入札における問題点やご提案も示していただきました。また、一部議員より答申内容について、ご異論もいただいております。 現在、指名競争入札につきましては、関係要領等を見直し改善を図っておりますが、今後一般競争入札の拡大を念頭に置いた上で、新たな入札制度の検討を重ね、様々な問題を解決しながら、競争性・透明性を担保した入札制度となるよう全庁的に取り組んでまいります。 移行時期といたしましては、年内には新たな入札制度の内容を固め、事務処理要領等の改正や、周知を図った上で、来年4月の移行を目指してまいります。 次に、町長はじめ特別職の政治倫理条例の策定や、職員の服務規定の改定は検討しているかにつきましては、第三者委員会の答申において職員の倫理条例について求められておりますが、倫理および服務につきましては、その確保について現在検討しているところであります。 なお、1点目の答弁で述べた改定版の「人材育成基本方針」において、職員に求める能力の一番目として「全体の奉仕者としての自覚のもと、高い倫理観と強い責任感、公正公平な行政執行に努めるとともに、親切で丁寧な応対と迅速な行動により、町民から信員頼されること」を明記いたしましたので、まずはこれに基づき、真摯に業務に取り組んでいるところでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  施行については、来年の4月1日からということで検討しているということでありますので、早急に1年もかけてやるんですから、もうちょっと早く仕上がればいいかなというように思っておりましたけども、来年の4月1日以降ということであります。 これはどこの課が窓口で、主な担当者はどなたになるんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  入札の件につきましては、財政課が財政部会で取りまとめております。総務系のことは総務部会のほうでまとめております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  主に入札制度については財政、あとの担務等々については政策秘書課ということでありましたけども、月にこれは4回、法令をやっているということでありますけども、まだ決定した事項というのはないですかね。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  先ほど、議員は総務関係は政策でとおっしゃいましたが、総務部会は総務課で担当しておりますので、私のほうで答弁させていただきます。 決定している事項というのは、機構改革に向けての取り組みをやるということで、業務分析を全職員に周知をいたしました。分析した結果を。それに基づいて、今準備会を立ち上げまして、総務課の係長2人と政策秘書課の係長1人、3人が中心となって副町長のもとで進めていくということが決定をしております。 また、コンプライアンスの向上を行うために昨年度、3月末までに2回、職員研修を行いましたが、それも今年度、継続して行っていくということを決定しております。また、今、継続中のものはたくさんありますが、時間がかかることが多いということで、随時できることから進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  町の行政は毎日動いておりますので、部分的だけでもいいから、ある程度、固まったものについては、職員に説明して、そして立証できるような方向で検討していただければいいかなと思っております。 入札制度でありますけども、答申の6ページにありました基本的な方針を提言しておりますので、これについて、一般競争入札は1億円でしたか、そのものについて入札をする。これについて答申の中では、いろいろのメリットとかデメリットがあるというように答申されておりますけども、基本的な考えについては、どの程度までいっているのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  議員がおっしゃるように、答申の内容にありました入札につきましては、一般競争入札が原理原則ということになっております。それでも、本町ではこれまで要領で、およそ1億円以上の工事を一般競争入札を執行するよということで運用してまいりました。この金額を設定するのか、否かというのが、先ほど申し上げたように原理原則が一般競争入札ですので、様々な問題を検討しながら、これから進めてまいります。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  この入札につきましては、入札制度改革がありますので、併せて職員の意識も変えていかなければ、前にあったような事故、事件がありますので、ちょっとこのへんはご検討をお願いしたいと思います。 私が冒頭述べました町議会における倫理条例の制定について、町はどのように考えているのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  先ほど町長が答弁をさせていただいたとおりでございますが、第三者委員会の答申には職員の倫理条例についても求められておりますけれども、倫理および服務につきましては、その確保について、現在、県も交えながら検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  検討しているということでありますので、検討で結構だと思います。 次に、損害賠償について伺います。 官製談合による町に与えた損害の解明と賠償についてということで、ご質問をさせていただきます。 昨年起きた本町の歴史上、また最大級の事件となった元町長、元町議会議員と業者の三者による官製防止法違反および贈収賄事件による、町の財政に対する影響と市川三郷町のイメージの低下は、図り知れないものがあります。加えて、町民の信頼を大きく裏切り、また失墜させた最も悪質な犯行でありました。 官製談合による影響は多大であり、正規の入札手続きをねじ曲げてまで強行したことは、入札原理を著しく阻害したことはもちろん、正規の入札をしたケースと比較しても、多額の施工費用が上乗せされていることは、誰が考えても明白であり、しっかりと調査・検証し、町の損失分の損害賠償請求をすべきであり、以下の点について伺います。 1番として、官製談合により上乗せされた経費がいくらなのかを調査し、損害賠償を徴収する意志があるのかについて伺います。 2点目として、町が受けた損害について、何らかのアクションも起こさないことは、血税を払っている町民からすれば、到底納得のいかない事実だと思います。 また、これを例えれば、泥棒されたら犯人に対して盗んだものとか、盗まれた金は返してもらうのが筋でしょう。駐車をしてあった自分の車に他人にぶつけられたら、その本人から修理代を出してもらう。町でも町民が税金や利用料金の納付が遅延しただけでもしっかりと延滞料を請求し払わせております。 元町長、元町議会議員、設計業者の過失割合までしっかりと調べ、損害賠償を求め訴えるべきであります。返済できる、返済できないのは二の次であって、町として町民に対して当然のことであり、実施すべきかどうかを考えております。しっかりと調査検証し、町の損失分の損害賠償請求をすべきと考えますが伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町に与えた損害の解明と賠償についてでございます。 以前から、町が裁判記録などを入手し然るべき対応の根拠とさせていただきたく検察庁や裁判所に申し入れを行ってきているところでございます。これは12月議会でも申し上げました。全ての裁判が完了していない、係争中とのことでまだその確認ができる段階には至っておりません。 調査しているところでは、司法の場などで町が被害者として確認されていないことは、被害者として裁判記録なども徴取できないという所までは確認できてございます。 現在、顧問弁護士とも協議中であり、今後全ての裁判が完了した段階で、どんな対応が適切か検討してまいりたいと考えております。 質問の意思があるかないかにつきましては、係争中であるので答えられません。 2点目のアクションをしているのかどうかに関しましては、12月以降起こしております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  遠藤町長は、この競争入札を何を目的に行うものだと認識しているのか。また、競争入札はより良いものをより安く、建設したり、購入するために行うものでありますので、このへんを聞かせてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  入札に関しましては、公平性、また公共性の観点から得ているということでございまして、競争性の観点からやっているということでございます。 公共事業に関しての入札でございますので、住民の皆さまの税金を最大限利用させていただく、それで公共サービスができるような、そういう執行を心がけているところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  損害賠償をするのには、事件の結論が出てからでなければお話ができないというようなことでありましたけれども、3月議会で秋山豊彦議員が、生涯学習センターの設計委託のプロポーザルの採点方法について追及しましたが、町長はこの入札方法で本来の競争入札の目的が達せられたと思っているのか、伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  質問の意図が分からないんですが、どういう質問なんでしょうか、もう一度お願いします。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  生涯学習センターの設計委託のプロポーザルの採点方法を追加したのはまずいのではないかということです。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  3月議会の議論の中で、8倍をかけているということが操作ではないかというご指摘でございました。 その点に関しましては、私どもの調査では8社が参加をしたと、8人が参加をしたので、単純に8をかけたということで、特にそれが操作という認識はしてございません。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  このプロポーザルは、8人の審査委員がいるんですよね。そこで8倍をしたんですよ。そうすると総合点が1番の高得点を得られやすいように、資格審査の項目の点数を加えて、先ほど言いましたようにさらに8倍と、それで最高得点の業者と、最低点の業者の差が、この項目が260点もあるんです。 これがよかったんですかということを、町長に伺っているんです。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  その点については、刑事事件として捜査をされておりますので、そちらの判断が正しいというふうに思います。町といたしましては、それがそれ以上でもないし、以下でもないし、その判断が適正ではないかという認識をしております。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  この不正の入札が、町が損害を受けているということは、町長、認識しているんですよね。
    ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  係争中案件でございますのでお答えできません。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  もう1つ伺いますけども、私は久保前町長が受け取った賄賂は、結果的に町民の血税であると思いますけども、遠藤町長はどのように考えていますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  その点に関しましても、現在、すべての裁判が終了しているわけではございませんので、個人的な見解は差し控えさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  それでは、遠藤町長はこの不正入札により、町が損害を受けたと思いますか。町民も、町長も被害者だと思いますけど、その点はどうですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 ◎町長(遠藤浩君)  その点は先ほど答弁でも申し上げましたように、今、顧問弁護士とも相談をしております。係争中案件ですので、その質問に対しては答えられません。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  それでは、久保前町長が町民の税金を懐へ入れたというように新聞報道がありましたけれども、遠藤町長は当然損害賠償について、検討をしておりますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げますが、この件に関しましては、今、顧問弁護士と相談をしております。係争中案件ですのでお答えができません。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  私が考えた質問は、まだ結審が出ていないから今、顧問弁護士と相談をしておりますが、検討中だと、答えられないと。 それでは、生涯学習センター設計委託のプロポーザルの採点方法を発案したのは誰ですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 ◎町長(遠藤浩君)  この案件につきましては、すべて係争中で裁判記録すら、私どもは入手ができてない状況でございます。裁判記録の中で、そういった事例があれば、それは弁護士とも相談をした上で、しかるべき方向に持っていくということでございまして、これ以上何度聞かれても、それ以上の答弁はできませんので、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  再度伺いますけれども、この採点方法が不正であります。不正ですよということを認識していますか。 ○議長(笠井雄一君)  町長遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げますが、それが裁判記録上、どういうふうになっているかも、私どもは分かりませんので、すべての裁判が終了した後に、それを調査し、そしてしかるべき対応をしていくということでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  それでは、この採点方法の問題点を、私が述べます。 1点目は、技術者の人数、過去の実績、本来は指名業者を選定する段階で行う資格審査項目を採点項目に加えたこと、これが1点目です。 そして、先ほど言いました具体的にいうなら、綜合設計が1番の高得点を得られやすい審査項目の点数を加え、さらに8倍にしたため、最高得点の採点が260点になったと。このために最低点の業者は、落札の可能性が全くないのに指名をされている。 私は、競争入札の趣旨を理解している人ならば、この採点表は特定業者に落札させるための方法だと気付くと思いますが、町長はどのように考えているかというと、裁判中ですので、顧問弁護士とまた相談します。そういう回答ですね。 こうした不正が、採点表を批判したり、指名プロポーザルの入札手続きは誰かがやったんですよ。誰かが不正の採点方法であるということを認識しながら、入札を行ったということは、この犯罪に誰かが関わったということも、言えると思います。 町長、損害賠償を請求する対象者をどのように考えているんですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度も申し上げますけれども、これは弁護士と今、相談をさせていただいている段階でございます。係争中案件ですので答弁はできません。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  逮捕された新聞記事に載っている3人を対象にすると思いますけど、これもみんな損害賠償はいくらですかとか、その額の採点方法を教えてくださいと言っても、顧問弁護士と相談中。それでは、損害賠償請求の時効、これはいつですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  時効につきましては、3年というふうに認識をしておりますが、もちろんそれは私どもが今回、12月議会でも申し上げたとおり、12月9日でしたか、8日でしたか、あやふやですけれども、その時点からすでに裁判所、あるいは検察庁とも相談をしてございますので、アクションはしてございます。 今、係争中であるので、はっきりしたお答えはできませんが、裁判記録を入手をして、何が要するに賠償なのかというところをしっかりと弁護士と相談をしていくということになろうかと思います。 そういう点でご理解をいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  時効については認識していると思います。 町長、訴訟は起こすんですか、どうするんですか、弁護士と相談するというけど、町の血税を使っていて、賄賂を懐に入れて、その金が700万だと言っているし、200万だと言っているし、町長損害賠償を出すんですよね、そのへんはいかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  損害賠償請求を起こせと言っているのか、そんな金を出すなと言っているのか、よく分かりませんけれども、この事案に関しましては、何度も申し上げますが、係争中案件で今、顧問弁護士と相談をしている段階でございます。そのことがクリアできた以降に、また議会にはご相談をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  損害賠償の時効が近づいてくるということも考えられますし、町長は積極的に損害賠償請求の訴訟を提起をすべきだと思いますが、いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今そういうことを、できるのかどうかという確認を、今していくということでございますので、また今後、議会には相談をさせていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  町長が、久保前町長などの関係者に損害賠償請求をしないまま、時効になってしまえば、町長あなた自身が作為により町民から損害賠償を求められるようなことがあるけれども、どうでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指摘は理解できますが、何度も申し上げているように、今の段階ではお答えができません。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  近隣にこういう事例があったんですけど、何とか村の村長さんが、ご存じだと思いますけども、今も2億円を返済しております。金はどうだかわかりませんけど、という高額のお金を、元村長さんをやられた方が返済をしております。そんなことがありますので、そのようなことがないようにお願いをしたいと思います。 最後になりますが、4月19日の山日新聞報道に、元議員といったほうがいいですか、名前も出ていましたから、秋山元議員から町に1千万円の寄附をするという記事がありました。この記事を見たときに町民がどう思ったかなというように、私は感じたんですけど、町長、このお金を受け取るですか。返しますか、どっちですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これも判決直前でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  本人が寄附したいと言っているんですよ。裁判も何も関係なしに、どう思いますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  今、最後のほうは関係ないとおっしゃられましたが、弁護士さんが町へその旨を申し出をされたときに、裁判のためにとおっしゃられましたので、今の段階でそれをお受けすることはできませんとお伝えを、そのときはしました。 ○議長(笠井雄一君)  第7番、小川好一君。 ◆7番議員(小川好一君)  それでは寄附は今の段階ではNOということで理解します。 最後になりますけれども、町民の血税を取り戻すために、早急に手続きを行っていただくことを強く要望し、私の質問は終わります。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第7番、小川好一君の一般質問を終わります。 続いて、第1番、新津千吉君の一般質問を許します。 第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  まずはじめに、貴重な時間を少しいただいて、北海道の知床観光船で4月23日に発生した事故で、乗員乗客を合わせ26名を乗せた観光船KAZU1が沈没した事故で、14名の尊い命が失われました。いまだに豊田船長を含む12名が行方不明と、大惨事に対して一刻も早い救助と発見を望んでおります。亡くなられた方々に対しましては、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 この事故で、豊田船長および管理監督者の桂田社長の責任が問われていますが、まさに船に例えると遠藤市川三郷丸は船出のときに、その真価が問われています。私は、多くの町民の声を代弁し、この議会で再び質問を行いたいと思います。 まずはじめに、町長の政治姿勢について伺います 町長は、3月議会の秋山議員の財政状況の質問に対し、国の健全化基準を掲げ「現状ではすべての値が健全化判断基準内である」と答弁しました。 しかしながら、当初予算は、財政状況が極めて悪いとして、町民の暮らしや健康などを犠牲にしたものでした。これは、答弁と矛盾しているのではありませんか。町長は、本町の財政状況をどのように認識しているのか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  新津千吉議員の一般質問にお答えします。 本町の財政状況をどのように認識しているのかについてでありますが、知ってほしい町の予算でもお示ししましたが、令和2年度決算を総務省が示す早期健全化基準に照らしますと、実質赤字比率および連結実質赤字比率はともに黒字のため未計上となり、実質公債費比率は10.5%で、早期健全化基準の25.0%を下回っており、また、将来負担比率も133.8%で同じく早期健全化基準の350.0%を下回っておりますので、現状では全ての値が健全化判断基準内となっております。 しかしながら、平成7年度は61.95%であった生産年齢人口が、令和7年度には49.21%に減少すると推計されており、自主財源である町税収入等が年々減少する中、平成27年度をもって合併特例法の特例措置が終了し、普通交付税および臨時財政対策債が平成28年度より段階的に削減されました。 歳入の減少と、人件費、公債費、扶助費等の義務的経費等の増大により、歳出を歳入で賄えない歳出超過が恒常化しており、一般会計決算の実質単年度収支は4年連続の赤字となり、厳しい財政状況であると認識しております。 財政指標的には基準内ではありますが、既存事業を見直すなど経常経費の削減を進めることに猶予はないと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 次に、職員定数条例について伺います。 よりきめ細やかな行政をするためには、必要な部署により多くの職員を配置することが大事であります。しかし、職員定数条例で職員数の上限が定められています。なぜ、町長は、職員数を条例で制限していると思いますか。町長の考えを伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  なぜ職員数を条例で制限していると思うか、町長の考えはについてでございます。地方公務員法第5条で定められているとおり、地方公共団体の定員管理の目的は、国民、町民の負担の増加抑制に注意しつつ、貴重な人材を生かすため、最小の職員数で最大の効果を上げるようにすることにあり、条例で必要な規定を定めるとされております。 また、地方自治法第172条の逐条解説に、定数条例における定数は、職員数の限度を示すものであると解すべきと明記されておりますので、町で定めている定数条例の定数は上限であると認識しております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  私は、職員定数条例は行政事業を遂行する上で、必要な職員数を定めたもので、町長と町民の契約書だと理解しています。町長はどのようなものだと認識していますか。 行政事業を遂行する上で、必要な職員数を定めたものです。町長と町民だと理解しています。 町長の考えを。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども答弁で申し上げましたけれども、地方自治法上は最上限ということで理解をしております。 確かに、その町民と町長の契約書という点につきましては、認識を新たにしたいと思います。 今、機構改革に取り組んでいるところでございまして、これで先ほど議員が申されたような必要な部署に、必要な配置ができるということに、今後取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  各部署に実際に配置されている職員数は、議員定数条例どおりということでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  お答えします。 先ほどから町長がおっしゃっているとおり、定数条例は3町が合併したときに一番マックスであった職員の数が上限として想定されておりますので、現状はそれよりはるかに少ないと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  条例と違っているということは、条例で定められた職員数の上限を補充する考えはありますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  先ほども地方自治法の172条の逐条解説を町長もさせていただきましたが、これが上限だということですので、それに沿うように人を採用しなさいということではなくて、これはあくまでもこれを上回ってはいけないよという数だと、私たちは認識をしておりますし、そういうふうに理解すべきだと明記をされておりますので、それでよろしいと思っております。 それよりも定員管理計画みたいなものを作っておりますので、それに基づいて現状、実際に即したものとして運用しております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  条例を順守するということであれば、その都度改正すべきではありませんか。いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  確かに順守しています。うちは上限を超えていますので、順守はしていると理解しています。決して違反しているとは思っていないです。ただ、先ほども町長がおっしゃったように、機構改革を進めて、実際の体制を新たなものにしていくときには、またそれは適宜それに沿ったものにしていきたいとは考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  すみません。質問が少しずれていたようです。 本年4月1日現在の会計年度任用職員は、現在何名いますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  総数でございますが、167名になります。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  167名、4月1日現在です。 170名。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  すみません。フルタイムのパートの職員さんとか、そうでない方も含めて、今は170名になります。すみません。4月1日現在170名です。 ○議長(笠井雄一君)  1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  会計年度任用職員というのですから、1年で解雇するんですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  必要があればまた改めて面接をすると思いますが、契約は年度ごとという形になります。 ○議長(笠井雄一君)  1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  会計年度任用職員で旧制度の臨時職員自体も含めて、最小で、最長で、勤務年数は何年くらいになりますか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  申し訳ございません。そのへんはちょっと把握ができておりません。申し訳ありません。 ○議長(笠井雄一君)  170人もの会計年度任用職員を採用していますが、本町の職員定数は同規模の町村と比較して少ないですか、多いですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  今、議員さん、職員定数とおっしゃられましたが、それは条例で決めている職員定数でよろしいでしょうか。であれば他よりも多い。その定数は多いと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  会計年度任用職員170名とさっきおっしゃいましたよね、その会計年度任用職員を採用しているんですけれども、本町の定数条例は職員を意味しますよね。それ以外に会計年度職員がおるということですから、同規模の町村と比べてどうなんですかと。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  すみません。議員さん、私ちょっと理解がしにくかったんですが、会計年度任用職員の数が同規模のところと比べて多いか少ないかということをおっしゃられていると理解してよろしいですか。 とするとですね、必要な部署が必要なところで採用をしておりますので、自治体によって例えば支所があるとか、保育園がたくさんあるとか、そういう状況によってはだいぶ違うというふうに理解しております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。
    ◆1番議員(新津千吉君)  会計年度任用職員の採用数、これはどのようにして決めていますか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  これは各担当課が必要人員を募集をかけておりますので、各担当課が必要な人員だというように理解をしております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  会計年度任用職員はどのようなときに採用するのですか。私は、臨時的に増えた業務に対応したり、休職や病欠の職員を補充する場合に採用すると思っていますが、いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  議員さんがおっしゃることが理想であろうと、私たちも理解をしております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  会計年度任用職員は、定数条例に含まれているですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  先ほども説明させていただきましたが、会計年度任用職員は各担当が必要な人員を必要な年に、例えば今年何かあるから5人必要だとなりますので、これは定数を定めるものではないと思っていただいて結構だと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  定数条例に含まれていないとすると、会計年度任用職員はどのような位置づけになっているんですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  言葉のとおり、その年、年に業務に携わっていただく任用職員という形だと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  各担当部署で募集をかけるとすると、会計年度任用職員数には、上限がないとすると町長の裁量で無制限に採用できることになります。これでは、いくら厳しく条例で職員定数を規定していても、会計年度任用職員を無制限に採用するのではありませんか。 職員定数条例は形骸化してしまうのではないですか。この条例は何のためにあるんですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  すみません。認識がちょっとできなくて申し訳ないですが、定数条例は正規職員を規定するものでありますので、そもそも会計年度任用職員はそれのカウントには入らないということはよろしいですね。それを際限なく取れてしまうではないかと言われたいうことで理解をしますが、今までそういうことはなかったと、私たちは自負しております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  でも町民の目が行き届かないと、それはかなり枠が広がる可能性がありますか。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  会計年度任用職員の採用に当たりましても、もちろん人件費が伴いますので、財政課に話があるんですが、私どもそのへんは厳しく査定させていただいていますので、のべつ幕なしに採用するということはございません。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  今度新しく遠藤町長が就任されました。やはり周りからは、遠藤町長、少し私の働く場所を何とかしてほしいなということもありうると思うんですけども、そこらへんの町長の判断も、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず、会計年度任用職員の採用に関しましては、町長権限はございませんので、その点は誤認識を新たにしていただきたいと思います。 それから、なぜ会計年度任用職員が多いかといことでございますが、町の単独事業が多いという点、それから行財政改革が合併以降進んでいないということ、これを私どもは取り組んでいる機構改革、行政のスリム化で行っていくということでございます。 一方、会計年度任用職員がいることで、町内経済にも寄与する部分もございますので、この点は少ししっかりした、いろいろな角度から検討していく必要があると理解をしております。 私の権限で、会計年度任用職員を採用するということはございません。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  各部署で必要なときに募集をかけているとは思うんですけど、実際には職員が道の草刈りや、水道の検針を行っていると、住民からそういう連絡が来ました。 やはり今後は、役場職員が担当することになったのかどうか、そこらへんもちょっとお聞きしたいです。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  今、草刈りを職員が行っているということでお話がありましたので、土木整備課のほうの職員が道路、水路の関係で草刈りを行っていることなのかなということで、それについてお答えをさせていただきます。 まず草刈りを外部委託をするにあたっては、結局は町民の方からこういうところが草が生えているという情報をいただいて、発注をするまでにどうしても時間がかかってしまうと。それを少しでも早く対応するために職員のほうでやらせていただいております。 ただし、時期、草刈りの時期というのがどこもやっぱり同じですので、どうしても職員のほうに負担がかかってしまっているのは事実だと思っております。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  各部署の役職の方はだいぶ苦労をされていると思いますが、やはりこれらの職員が草刈りや水道の検針、さっき出ましたけども、行っているということは職員の通常業務は遅滞なく行われているんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  新津議員からの水道の検針の話をいただいていますので、お答えをさせていただきたいと思います。 通常水道の検針は、業務委託をさせていただいております。職員が検針を行っていると話がございましたけれども、おそらく検針員、業務委託をしている検針員さんがけがをしたりとか、ちょっと入院したとか、そういった時期については一時的に職員が検針をさせていただいておりますので、一時的なものと考えていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  先の任用職員と逆で、今度は職員の方がその任用職員の方の代わりをするんだということですね。 ○議長(笠井雄一君)  生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  その業務委託している方が傷病とかで一時期、1週間とか、検針ができない時期については、どなたも検針ができない状態になりますので、職員が代わって、一時的に検針をさせていただいているということです。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  いろいろな問題はあると思いますけども、皆さん本当に一生懸命やられているのは分かりますので、やはり一番厳しい人件費ということで、ちょっと質問させていただきました。 定数条例は行政事務を行う上で必要な職員数を定めた町民との約束です。このような財政危機のときこそ、職員の定数管理は大事です。町長はどのような方法で、職員定数問題に対処していくか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何度か申し上げていることでございますけれども、職員定位数に関しましての角度からご答弁させていただきますが、今これを機構改革という中で、業務の平準化を目指して、それぞれの部署、それぞれの職員が平均的な業務量になるように、理想として目指しているところでございます。 それに伴いまして、行政のスリム化も可能と考えておりますし、またDX、デジタルトランスフォーメーション、コンピューターの活用などで事務系の仕事が機械化されて、人が必要とするような、人でなければできない、福祉部門ですとか、教育部門ですとか、保育部門などに移行していくというような方法もあります。 総合的に人事、職員数につきましては、そういったことを検討した上で、全体像というものが出てくるというふうに認識をしておりますので、今後、検討をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 次に、財政改革についてお伺いします。 町長は、六郷地区の行政説明会において、昨年秋に就任したが、本町の財政は惨憺たる状況であることが分かったと話していました。 私は、遠藤町長のこの発言を聞いてびっくり仰天してしまいました。それは、私でさえ町民体育館などの建設を県から補償金や補助金をもらわないで、すべて町民の税金を使って移転新築したと聞いていたので、町の財政は厳しいだろうと理解していたからです。 さらに驚いたことは、先の議会で財政悪化の原因の一端は遠藤町長が、町有財産を無償で県に譲渡させたという質問を聞いたからです。 そこで、町長は、この厳しい財政を健全化するためにどのような方策で行っていくのかお伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  財政を健全化するための方策についてでございます。 歳入面では、受益者負担の考え方に基づく各種使用料等の改定、本町のさらなる魅力発信等によるふるさと納税の増収、クラウドファンディングの活用等、これまで以上に自主財源の確保に努めてまいります。 歳出面では、まず機構改革を推進することで、経営的視点を取り入れ、効率的な行財政運営を行ってまいります。 個別支援型事業から公共支援型事業への転換、投資的効果が薄い事業の見直し、公共施設の統廃合を検討・推進いたします。 新規事業の展開に際しては、スクラップアンドビルドを徹底し、国・県の補助事業や有利な起債を活用してまいります。 また、歳出全般においてこれまで以上に経費削減の努力、普通建設事業の抑制等により財政健全化を図ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  先ほど秋山議員の質問の中にもありましたけど、町長は将来負担比率が山梨県でワースト1という事態をどのように捉えているのか、お伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  山梨県でワースト1だからこそ、財政改革、機構改革に取り組んでまいります。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  過去の答弁を読むと、合併特例債など交付税だ財源措置される有利な起債を使っているから問題ないと答弁していますが、将来負担比率は交付税が負担する額を借金総額から差し引いて計算します。それでも山梨県一、高い比率ですから、この答弁は町民を偽っているとしか思えません。いかがですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  有利な起債に関しましては、今年度、交付税措置等があることを言っているわけでございます。もちろん、その将来負担比率が大きな大規模事業をすれば、当然ございますけれども、それは財政計画の中でしっかりと返済をしていくということでございまして、それが公債費ということになろうかと思います。そのへんは健全な公債費として、返済をしていくところで理解をしております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  民間企業と自治体の経営に対する大きな違いは民間企業は、努力して売り上げを伸ばさなければ収益が増えません。自治体は、交付税や住民税のように何の努力をしなくても、毎年確実に収入が保障されています。確実に収入があるのですから、新規事業をしないで、必要最低限の事業だけを行い、借金の返済だけをしていれば、すぐに財政は改善します。しかし、この方策は下策中の下策です。町長の今年度の予算は、これと同じではないですか。町長は民間企業が経営危機に陥ったときに、真っ先に何を行おうと思いますか。お願いします。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  他の企業、また他の自治体との比較ではございませんので、今回、私どもは議論をした末に、今回の予算を執行しているところでございます。先ほど、税金は黙っていても入ってくる的なご意見がございましたが、先ほども申し上げたとおり、「知ってほしい、まちの予算」にも記載させていただきましたけれども、30年前は生産年齢人口が60%あったものが令和7年になりますと、50%を切っていくという段階でございまして、これこそ新たな考え方で行政運営をしていかなければならない、それが今、私どもが提案している民間的手法を取り入れながら地域経営も視野に入れて取り組んでいく、そういう方向性でございます。先ほども答弁の中で申し上げましたラウンドテーブル市川三郷、これについては企業の業績を上げて、そして地域の発展に寄与していくということでございまして、そういったことも含めて、地域発展、税収はどんどん少なくなっていく。ただ、公的な社会保障費はどんどん上がっていくわけでございますので、このへんを考慮して、今回、予算を執行しているところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  町長は民間企業の再建策を踏まえ、いつまでに、どのような方法で財政の健全化を図るのかお伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私の任期は4年でございますので、4年で何かしらの結論が出せるように努力してまいります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。 次に、ニードスポーツセンターについてお伺いします。 町長は、財政改革の第一弾としてニードスポーツセンターの廃止を掲げました。しかし、六郷の里運営委員会規則第2条は、「六郷の里の管理及び運営に関し必要な事項について、町長の諮問に応じ協議答申する」と規定しております。 この規定によると、ニードスポーツセンターの廃止は、管理運営に関し極めて重要な事項であると思われます。 改めて申し上げるまでもなく、条例や規則は、住民との約束事項でありますので、町政は、これに基づいて執行するのが当然です。 それなのに、なぜ、町長は、極めて重要な事項を六郷の里運営委員会に諮問しないで決定したのですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  なぜ、ニードスポーツセンターの廃止という重要な事項を六郷の里運営委員会に諮問しないで決定したのかについてでございます。 3月定例会および行政説明会の際もご説明申し上げましたが、本町の財政状況は大変厳しい状況にあり、赤字が恒常化している事業の経営改善は必須でございます。 本年度もコロナ禍にあり利用制限を行っていながらの運営ではありますが、経営改善に向け営業日数を減らすなどコスト削減に取り組んでおります。しかし、状況が好転しなければ転用を含め運用形態変更の検討が必要と考えます。 議員のご指摘のように、市川三郷町六郷の里運営委員会規則第2条には、当該委員会は、「町長の諮問に応じて協議し答申をする。」旨、規定されております。 当該施設には、設置及び管理条例もあり、運用形態の変更に当たっては、改定案をご提示し運営委員会においてご審議・答申をお願いすることになります。また、併せて議会へもお諮りし、ご審議いただきます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  町長は、ニードスポーツセンターを廃止しようとしていますが、町内には集会施設や体育施設、そして教育施設や保育施設など、たくさんの交流施設があります。これらの施設の統廃合を考えているんですか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほど申し上げておりますけれども、機構改革を推進していくところでございます。そういう中でありますので、当然、行政のスリム化の中には施設に関することも検討材料となってございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  町長は、どのような基準で廃止する施設を決めるのか伺います。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私一人で決めるわけではございません。これはいろんな考え方によって検討をしてまいります。当然、方針ができたら議会のほうにご相談をさせていただきたい。あやふやな状態でご議論をいただくということは、大変に申し訳ないと思っておりますので、しっかりとした方針、考えができましたら、また議会にはご相談させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  廃止基準については、先ほどのニードスポーツセンターとはだいぶ違うような考え方に聞こえますけども、統廃合は町民の理解を得た上で行う必要があると思いますが、町長はどのように考えていますか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ニードスポーツセンターにつきましては、まず議員の皆さまにご相談を申し上げたという段階で、今、その段階ということでございます。行政説明会につきましては、議会で申し上げた内容を説明させていただいたということで、今後、方向性については、利用者団体、あるいは地域ともご意見を交えながら進めさせていただきます。また、何もしないで廃止に向かうということではなくて、私どもも利用拡大に向けて、お金のかからない範囲内で、その努力はさせていただきたいと思います。 そういったことで、今後、方向性を確認していきたいという段階でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  身を切る改革という言葉がありますが、町長は身を切る改革はどのようなものだと認識していますか、お願いします。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  特に認識はございません。財政再建に向けて努力をしていくことこそが私の責務だというふうに認識をしております。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  合併した3町はそれぞれの特色を生かしながら発展してきました。かつては、市川大門は峡南北部地域の商工業の中心地として隆盛を極めていましたが、今は見る影もありません。町長の手腕、力量でいま一度復活させてくれることを期待して、この質問を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  次に、人口減少対策について伺います。 市川三郷町が、合併した当初の人口は1万8,827名でありました。しかしながら、合併以来、年々人口は減少し、令和4年4月1日現在、1万5,095名になってしまいました。特に六郷地区の人口減少は激しく、1,264名の減少となっています。 そこで、本町にとって喫緊の課題であります人口減少を食い止めるために、どのような方策を講じようとしているのか、お伺いします。 また、六郷地区は、山間地に集落が点在しているため、他の地区とは違った対策を講ずる必要があると思われますが、六郷地区の人口減少対策について具体的にお答えいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  人口減少対策について(六郷地区については具体的に)ということでございます。 町では、人口減少率の緩和を図るため、第二次総合戦略と人口ビジョンを策定し推進をしてございます。 主な施策として「子育てしやすいまちづくり」では、不妊治療費助成事業、子育て祝い金支給事業、病後児保育受入れ事業。「移住・定住しやすいまちづくり」では、地域おこし協力隊事業、若者定住促進住宅補助事業。「将来を見据えたまちづくり」では、令和2年に「山梨県物流等基本計画」の重点促進区域にも指定された六郷インターチェンジ周辺区域である岩間、宮原地区での企業誘致、雇用の創出に向けた基本計画の策定を行い、環境整備を図る六郷インターチェンジ周辺活性化事業などでは、施策の指標となる数値目標を設定し、対策に取り組んでおります。 また、六郷地区の人口減少対策につきましては、全町的に取組んでいる空き家の有効活用を推進をしております。これまで六郷地区では、空き家バンク制度を通じ、8世帯16名の移住がありました。昨今はコロナ禍によりリモートワークを推奨する企業が増加をし、地方移住への関心も高まっております。今後は空き家バンクや、県空き家活用ビジネスなど空き家の有効活用制度の情報発信を強化するとともに、六郷インターチェンジ周辺への企業誘致を促進し雇用の創出を図り、六郷地区の定住促進と地域の活性化を推進してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第1番、新津千吉君。 ◆1番議員(新津千吉君)  ありがとうございました。町長が提唱する日本一暮らしやすいまちづくりを、やはり私たちも一緒にお手伝いしながら頑張っていきたいと思います。町長の手腕、力量でもう一度、市川三郷町を復活させてくれることを期待して質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第1番、新津千吉君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は午後7時10分といたします。     休憩 午後6時55分-----------------------------------     再開 午後7時10分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。 続いて、第6番、丹澤孝君の一般質問を許します。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  本日、3項目について質問をさせていただきます。 まず、神明の花火大会の今後の運営形態についてです。 前回の3月議会において、町主催による市川三郷町ふるさと四季祭りの今後の運営形態に関する町の基本的考え方について質問しました。 答弁の概要としては、「地場産業の振興の観点から、地域の利点が表に出るイベントとなるよう、各実行委員会で協議し会長人事含め組織改変していく」であるものと理解しています。 各お祭りは、この2年間はコロナの影響を受け、例年と同様な運営はできない状況となりましたが、この2年間は残念な期間ではありましたが、再開時の運営形態を見直す好機であるとも考えます。 特に神明の花火大会は、町を代表するイベントとして位置づけられており、ふるさと四季祭りの中でも規模が大きく特別な体制構築などの取り組みが求められることから、今回改めて神明の花火大会の今後の運営体制の検討の方向性について、伺います。 神明の花火大会の運営体制見直しの考え方の基本は、会長人事を見直し、別組織として自走型での運営を目指すことであるものと理解します。 目指すべき運営形態の構築については、ある程度の期間にわたっての段階的な取り組みになることが想定されます。 令和4年度での町事業計画において、ふるさと祭りの運営に関する見直し検討がなされるものと認識しており、詳細案としての構築は今後の課題であるとは思いますが、まずは別組織での運用という基本方針が、「町が関与できなくなるのでは」また「町としてのメリットは何か」などの疑問点に対して、町としての考え方を示すことが求められます。 一方で、早期の対応を要する課題として、現在、国土交通省の「かわまちづくり」事業による土手の工事により、有料観覧席設置を可能とするスペースがほぼ倍増まで拡張されることへの対応があります。これに伴い、町外からの多くの来町者の受け入れ態勢、チケット販売、駐車場、交通体系など、これまでの微調整には留まらない抜本的な体制の再構築が必要とされるものと想定されます。 このように、長期的な取り組みを要する運営体制の再構築と早急に対応すべき項目とがあることから、①長期的な運営形態見直しに関する事項については、現時点で想定する目指す形態、目的・効果、検討のスケジュール感、町との関連性など。②としては、直近の祭り運営に関しての課題対応について、現時点での町の対応方針を伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  丹澤孝議員の一般質問にお答えをいたします。 神明の花火大会の今後の運営形態についてでございます。 1点目、長期的な運営形態見直しに関する事項につきましては、「神明の花火」は武田氏の時代「狼煙・のろし」に始まると言われ、現在まで続く本町の歴史ある伝統産業であります。江戸時代には日本三大花火の一つと称されていました。その後、いったんは途絶えていましたが、1989年(平成元年)に花火の日として8月7日、「神明の花火」として復活しました。 本年度にて第34回目の開催実施となり、県内最大級の打ち上げ数約2万発、観覧者約20万人以上という大規模な花火大会に成長してまいりました。 ご質問の長期的な運営形態見直しにつきましては、新たにやまなし観光推進機構理事長の仲田道弘氏を会長にお迎えし有益なご提案をいただくなど、着手し進めております。 具体的な目的・効果につきましては、次世代に継承すべき大会運営を目指して年間を通じた花火大会の計画として、短期・中期・長期の「神明の花火大会・全体計画(案)」を作成し、関係機関等と協議、検討を重ね、全国・世界に向けて、町民の皆さまにとっても、誇れる花火大会になるよう取り組んでまいります。 2点目の、直近の祭り運営に関しての課題と対応でありますが、有料観覧席増席に伴う直近の対応といたしましては、自然災害・感染症・雑踏対策等へのリスク対応について協議を進めております。 特に、観覧者さまの安全確保に注力し、国土交通省の工事とは別に、町単独での入退場時の動線確保に向けて取り組むとともに、警備員の配置計画を見直すなど、現在詳細の検討を行っております。 新たな状況での開催となりますので、十分な想定を行い万全を期してまいります。 中長期の取り組みである、全国に誇れる神明の花火大会の次世代への伝承、歴史ある和紙・花火等の地場産業の向上、全国・世界へ向けての発信とブランド化、ならびに組織の再編等を進める中で、町民への目に見える利益還元、町内産業・経済への還元につなげることも念頭に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  まず、今年の神明の花火大会の運営に関して、2点質問します。 時間の短縮もありますので、2点、一緒に質問しますので、担当課長に答えてもらいたいと思いますけど、今年度の運営体制は基本的には例年の延長になると思います。そして土手の工事に伴って、有料観覧席が倍増するということで、前回の質問ですと、現在の有料席が7,484席、そして拡張後が1万8千人分のスペースが確保できるということでした。先日の全員協議会の席では、コロナも勘案して80%程度の入場ということを想定するということですが、1万8千人の80%だと1万4,400人の席という計算になるんですけど、国土交通省の工事は護岸工事が目的ですので、それプラス、町での環境整備とかということが必要となると思うので、今年、現実的にはどれくらいの入場を想定するのか。それによって、例えば駐車場のスペースとか、数とか、来客、観覧者数の見込みとかという部分も変わってくると思うので、その点をもう少し具体的に教えてください。 もう1点は、先ほど安全確保のために動線確保という答弁がありました。当初予算の中で、会場の坂道ですね、階段の整備事業として802万円、計上されています。今は仮設の、いろんな階段とかがなっていますけど、この予算で計上されている工事に関しての具体的な内容、この2点について教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  ただいま、丹澤議員のご質問でございますが、席の状況につきましては、先ほど申しました、31回の2019年の実績では、観覧席、シート、イス席を含めますと、合計は8,844席でありました。現在、国交省で工事をしていただいている多目的広場の拡張後は、先ほど丹澤議員も申しました約1万8千人でございますが、厳密に言いますと1万7,864席の予定をしております。 本年8月7日に行われる第34回の神明の花火大会につきましては、先ほども指摘されました新型コロナウイルス感染症対策を80%考慮し、なおかつ現在、工事途中で国交省もございます。一部につきましては、シート席がイス席になることから、詳細は観覧席を7,728席、シート席につきましては、1,862席。イス席は1,440席の合計1万1,030席を計画しております。 通常大会の31回の大会に比較しますと、2,186席の増加となっておりまして、増加率につきましては、25%の増になっております。 もう1点の、現在、国交省で事業を進めていただいております。かわまちづくりの中で、多目的広場の拡張工事が今、進めております。本年度は先ほど丹澤議員から申しました802万円の予算を計上している内容につきましては、現在、西側のグラウンドから堤防上に上がるスロープを2カ所、近くにセレモニーホールがある更地のところから1カ所のスロープをつくりまして、合計3カ所を国交省のほうで造っていただきます。 グラウンドのほうの2カ所のスロープを横断的にグラウンドから堤防にまっすぐ登れるような階段を2つ、町のほうで計画しております。本年度につきましては、設計委託費が222万円。本年度1カ所の階段を計画しておりまして、508万3千円でございます。合計802万5千円となっております。 もう1カ所につきましては、令和5年の計画をしております。 以上です。
    ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  明石でしたか、花火で大きな事故があったということで、いろんな警察の捜査が入ったということで、大きく花火大会がなっていますので、来場者もたくさん、ますます増えるということですが、安全対策ということが、まずはやっぱり優先されるだろうということで、確認ですけど、国交省が3カ所、町が2カ所ということで、あと来年度に1カ所と最後にありましたけど、それで仮設の階段工事については、安全対策はすべて終わる、今年はあと1カ所残るけれども、仮設で残るけれども、来年になれば全部終わるというふうな理解でよろしいですか。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  工事のスケジュールにつきましては、本大会につきましては、まだ国交省がグラウンドから上がる2カ所と、セレモニーホールから上がるスロープは工事途中の状態で引き渡しを受けます。本町単独で行う階段につきましても、国交省の工事、また花火大会が終わったのちに設計委託を出しますもので、あと国交省の工事をする際には、河川の取水がしていない渇水期に行うということですから、本年度の秋口から来年度の3月末をもってグラウンドのところの1カ所の階段を完成する予定でおります。あと、もう1カ所につきましては、グラウンド側の上流方にもう1つ階段が付くんですが、これは令和5年の国交省との協議で完成をしていく状態になります。あと、それ以外の仮設工事につきましては、今後、お客さんが大勢、来客する際には一部、川のほうに降りていく仮設のスロープとかを設置する予定になっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  いろんな工事スケジュールとの関連があると思いますので、安全対策には万全を期していただきたいということでお願いします。 それでは、長期的な課題ということで何点か質問させていただきます。 別組織となるということ、それから県の観光組織のリーダーが役職に就任するということに関連して、そこのメリットと、また課題と言いますか、町民から見ると、この点どうなるのかなという点がありますので、その点を確認させていただきたいと思います。 花火大会の設立当初は、町の知名度を上げるとか、町としての発信というようなところが大きかったと思うんですけれども、現在では全国的にも評判の高い花火大会となっています。魅力をさらに高めて様々な課題への対応を継続するということはもちろん、先ほどもふれましたけれども、祭りが大きくなってきて、駐車場の問題とか、受け入れの問題とか、チケットの販売の問題とか、様々な課題については継続的に対応していかないといけないということではありますが、別組織になるということで、その関連で町財政を含む経済的な効果をいかに高めるかという点、それから職員の負担をいかに軽減するかというところが、期待するところとして大きいのかなと。ましてはノウハウを持った方がリーダー、会長になるということですから、そういう点について、ぜひ新たな発想による工夫や取り組みに期待をしたいというところです。関連でいけば、町全体として観覧客が町にお金をいかに落としてもらうかということの組み立てにつなげていってほしいということです。 その上で、別組織になることによる懸念といいますか、心配といいますか、有料席の観客が増えるということは、収入は増えます。それに伴って、当然、警備とかいろんな人員配置とかでコストも増えるということではありますけれども、イメージとすれば、町の財政というか、花火に関しての収入が増えるというイメージになります。そのことが別組織になるということで、町に財政的な貢献があるのか。それは別の組織の収入になってしまって、町の財政的な恩恵がこないのではないかというところが、町民の疑問として出てくるというところであると思います。というところで、そういう別の組織をつくるというところと、今言ったような町の財政的な面に貢献するかというところの関連を、どのように理解しておいたらいいのかというところについて伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町の財政というか、町の経済ですか、そういった部分との関連性ということで、自走型として、町から離れて別組織、全然違う運営形態になってしまうんではないかという懸念かというふうに認識しますけれども、まだ、その時点までいくには、かなりにステップが必要になると思います。 現時点で、私どもが新会長をお迎えして取り組んでいる部分につきましては、町民の皆さまに目に見える利益還元がどういうふうにしてできるのか。あるいは、町内産業、花火だけではなくて、和紙、印章、またいろんな産業がございますが、こちらとどういうふうに連携をしていくかということがございます。また、有料観覧席とパッケージを組んで、何らかの形で利益還元ができる方向性が導き出せないかということで、検討に入っております。 町民の皆さまに関しましては、町からの拠出がなくなることで、メリットがまず、第1段階のメリットが出てくるのかなと。また、その後につきましては、いろんな方策等を検討していきたいと思います。 今回、SDGsということをうたっております。これは環境があって、地域社会があって、その上に経済が成り立っているという考え方で、それをパートナーシップで結んでいるという考え方でございますので、目指すところは経済の発展というふうに考えてございます。 以上で答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  諏訪の花火なんかは、宿泊のメニューとセットですから、たしかに地元の経済という面にすごく貢献しているということですから、町の財政だけではなくて、地域経済全体に効果を及ぼすような組み立てをぜひ検討していただきたいと思います。 もう1点、組織の構成とか事務局については、どういうふうなものを想定しているのかというところです。 まだ、本来といいますか、最終的に目指す形態まで、いついけるかというところは、たぶん言えないということで、最初の答弁になかったと思いますので、そのところは検討して組み立てるということであると思います。ですから、組織をつくり上げる検討の段階と、ある程度、組織が出来上がった運営の段階という部分は、やっぱり組織なり、事務局なりという部分が違ってくるんだろうなと思います。その上で、たぶん運営の段階については、今言えないということだと思いますけど、つくり上げる段階ですね、検討の段階について、想定するのは、たぶん商工観光課を中心に組み立てるのかなと思いますが、その検討組織として、会長が全県的なネットワークを持った方、また全国的にもいろんな人材を活用できるというような方だと想定しますので、町内の民間の人材の参加だけではなくて、広く、そういうふうな人たちを入れてつくり上げていってほしいというふうに思いますが、今、想定できる段階で検討する事務局の体制というところが、どのようなことを想定されているのかについて伺います。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  ただいまの丹澤議員のご質問の組織の構成と事務局機能はというところだと思いますが、今後、神明の花火につきましては、歴史ある和紙と花火を合わせて後世に伝えるという大きな地場産業の花火大会となっておりますので、今後は商工観光課を事務局として、行く末にはDMCというところには目指すんですが、まずその前には財団という形もございますもので、先進地であります長岡等の大会からいろいろ助言をしていただきながら、まずそこにもっていくためには、協議会の中で有識者を組んだ中での協議会を設立しまして、そこから財源に進めていきたいと考えております。その協議会をつくる前には、準備会というものも立ち上げて検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  DMCという言葉も出ましたけど、地域の観光を全般的に盛り上げるための組織を目指すということだと思いますけど、地域の観光というとすごく大きくなりますから、神明の花火に特化した組織でもいいのかなと思いますけども、今、説明があったような組織体、協議体でぜひ良い方向でつくり上げてほしいなというふうに思います。 そして、もう1点、信玄公まつりとの連携ということが前回の話でも出ました。信玄公まつりというのは、通常4月にある。神明の花火は8月ということで、開催時期が異なります。先ほどの答弁で、年間を通じてというお話がありました。ということで、神明の花火大会というと8月7日になりますけど、年間、コシノジュンコさんの花火をつくり上げるのがホームページに載っていますけど、あれもすごく魅力的だなと感じましたけど、信玄公まつりとの連携ということは、お祭りの時期は異なるけれども、年間を通じてなんらかの連携といいますか、一緒に活動していくということを感じるんですけど、そのことをもう少し分かりやすく説明をお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  ただいまの信玄公まつりとの関係ですが、まず、前回の33回の神明の花火大会につきましては、12月末に実施させていただきました。その際には、信玄公のキックオフということで、本来ならば8月7日の花火大会につきましては、河川敷のほうで開催する状況になっておりますが、まず三珠地区から花火がスタートして、市川地区におきまして、六郷地区にリレーをして、大会本部で大きな花火となるというような形で、キックオフさせていただきました。 そもそも信玄公まつりにつきましては、このコロナ禍、インバウンドが止まっている状態でございます。今後、コロナ収束にあたってはインバウンドが再開されたときには、世界・全国の方が信玄公まつりに来られる中で、その中で石和の川中島のお祭り、甲府で行われる大会などで本町の花火も連携をして花火を上げていきたい。また、うちの大会でも狼煙花火等で連携を取ってコラボしてやっていきたいというような計画で進めてまいります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  解釈として、8月7日に限定せずに市川三郷の花火イコール神明の花火というふうなネーミングで、いろんな活動で年間を通じてアピールしていくということで理解をしました。 まとめとして、先ほど町長の答弁にありましたので重複する部分もあると思うんですけども、まとめとして、またちょっと答弁をお願いしたいんですけど、今まで言いました神明の花火大会の今後の取り組みということで、運営形態をいかにメリットを高めるか、運営形態の見直しをですね、というふうな観点から今後、経済的に町に貢献するような運営条件、当然、収入増と経費の削減というところ、両面あると思います。それからやはり準備や運営にあたって、職員の負担の軽減というところを、その分を、どこか会社に委託すれば費用は増えるということになりますけど、職員の負担を軽減するということも大きな意味があるところだと思いますので、そういうふうな観点から運営条件を具体化してほしいというふうにお願いするものですが、全体的なまとめとして、町長、お願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず、信玄公まつりとの連携ということで、今回、私ども34回、神明の花火が8月7日ということで、第49回信玄公まつりがずっと実施されていなくて、この秋に実施されるだろうということでございます。信玄公まつりというか、戦国時代に使われた狼煙を今回、なんらかの形でご披露できればというふうに考えております。 昨年、12月に開催しました33回の神明の花火大会においても、先ほど課長が答弁いたしましたように、三珠、市川、六郷、これは狼煙をイメージした打ち上げということでございますが、今回、そういうふうな形で連携をして、また詳細については、今、担当課のほうでもうちょっとアピールできる部分があるんではないかということで、検討している状況でございます。 また、先ほどいろんな観点から町民、町への自走型に関するメリットの部分をご指摘いただきました。まさにそのとおりでございまして、町民負担がこの花火大会を有効活用することによって少なくなる。そして、町内経済の発展につながる。また、今、多くの職員に出労をお願いしているところでございますけども、こちらも自走によってボランティア、あるいは委託等で人件費を賄えるような体制に持っていくことが理想として考えてございます。 今回、有料客席が増えるということもあって、今まで以上にボランティアの必要性があるわけでございますが、このへんは、新会長さんとともに範囲を拡大して、事故等がないような体制を検討しているという状況でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  神明の花火は、ほかにもたくさん花火大会がある中で、打ち上げるところと観覧席が近いことの迫力が、すごく評判になっています。今年、また有料観覧席で家族そろって見るのを楽しみにしていますので、本当に安全な運営の、いろいろ大変だと思いますけども、実行委員会を通じて、いろんなご努力をまたお願いしたいと思います。 2点目に入ります。町ホームページでの民間グループの活動情報等の発信についてです。 町ではNPO法人・ボランティア団体・スポーツ少年団・サロン活動・音楽グループなど、多くの町民グループが様々な活動をしています。各グループのコンサートや展覧会等のイベント案内や会員募集などに関する周知や集客方法としては、現在は町回覧版を利用してのチラシ配布、商店へのポスター掲示依頼などが主な手段となっています。 このため、なかなか情報が伝わらず周知できないことが課題となっており、活動のより一層の活性化を図るためには、回覧やポスター掲示以外の広報の手段を組み立てることが必要となっています。 町ホームページでは、町が主体的に関係する組織やテーマに関するバナーの設定や町主催イベントなどの新着ニュースを掲載するなど、各種の情報を発信しています。 第2次総合計画の「情報発信の強化」の項目では、「町のホームページやSNSなどを活用し、住民が必要な情報を必要な時に入手できる体制を充実します」などとして、情報発信の強化を図るとしています。 総合計画の目的にも沿い、現在各グループが苦慮している情報発信を補完する方法として、町ホームページに町民グループ主催のイベント等の情報を掲載するバナーを作り、各種情報発信を支援する対応が有効であると考え、令和3年3月議会で、このような観点から同様趣旨の質問を行いました。 それに対しては、「民間グループによる情報発信は、町民への有益な情報の発信とともにグループの活性化のためにも重要であると認識している。今後も多くの閲覧があるためにも、より分かりやすい表示となるよう工夫し、掲載する団体の範囲、情報の内容、情報の種類、情報の受け取り手続きなどについて検討していく」との回答がありました。 つきましては、この取り組みに関する検討状況について伺います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  町ホームページでの民間グループの活動情報等の発信についてでありますが、令和3年3月議会で答弁をさせていただいたその後の検討状況でありますが、他の自治体の状況などを調査した中ではケースが様々であり、一概に基準を設定して対応していないことが判明しております。 町としても、紹介を行うのに条件を付すのかなど、十分に検討を行いましたが、結論としては、町ホームページにおいて町内ボランティア団体・スポーツ少年団・音楽活動グループなど多くの町民グループのホームページに直接アクセスできるように、リンク集として構築することを最終検討中でございます。 今月中にも具体的なアクションができるものと考えておりますし、現在は、町のPR動画も更新し、新たにアップしておりますのでご確認いただければと思います。 また希望があれば、イベント等の情報につきましても、町内に回覧している情報チラシも町ホームページ上にてご案内できるなど、町民が必要な情報を必要な時に入手できるよう併せて検討しております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  今の答弁は、リンクで各グループのところに情報を見に行くよというふうな話だと思うんですが、最後のところで、そのイベントのチラシ等をホームページで掲載をすることを考えるよというような理解でよろしいんですか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  議員のおっしゃるとおりでございまして、まずは今、イメージしていますのが、ほかの先進地のところでバナーがたくさんあって、現在、うちの町のホームページもそうですが、一番最後のほうのバナーまでいくのには、かなりスクロールしていかないといけないと。これは非常に見にくいんではないかということで、まず、そこも検討しながら、どの場面でチラシ等を紹介したら、一番目に付くのかということを検討しています。その前にリンク集として、先進自治体が取り組んでいる各団体の名前が、リンク先があって、そこをクリックすると、そのホームページへ飛んでいける。また、議員もおっしゃられておりましたが、たぶんホームページを持っていないような団体については、どうするのかということも私としても考えておりますので、それが先ほどのチラシを有効的にアピールできる方法を今、検討しているというところでございます。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  チラシ等の掲載をホームページにされて、見ることができるということは期待しますので、ぜひお願いをしたいと思います。 今、町ホームページに有料広告を募集中というふうな画面がありまして、ホームページだけでなくて、広報いちかわみさととか、封筒を対象にしたということで、料金設計があって、ホームページでは広さによって月額5千円とか、月額1万円というふうなものがあります。民間でイベントをしてチラシを配るときにも、ある程度のコストがかかりますので、多少、費用負担がかかってもとは、すごく大きいとあれですけど、ということも考えますけど、今のチラシのイメージをホームページに掲載するということであれば、それほど費用的にもかからないのかなと思いますけど、その点はどうでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  その点を含めて、今、検討中ということでご理解いただきたいわけですが、方針としましては、企業がいろんなイベントをするようなときの告知に関しては、有料広告の欄をできるだけ使っていただき、民間グループのボランティアの皆さんとか、非営利の団体がやるイベントにつきましては、無償でチラシには載せていければなと。そのほうが負担にならずに、多くの方にご利用いただけるんではないかなということを前提として、今、検討しているところです。最終的なものになっていませんが、一応、その方向で今は検討しております。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  たぶん、情報を出してほしいというのも、美術展をしますとか、音楽会をしますとか、一時的なイベントの情報等、それから年間を通じてスポ少の団員を募集するとか、いろんなケースがあると思います。いろんなケースを検討していただきながらということではありますけども、チラシのイメージをホームページで見ることができるように工夫してもらえるということですので、進んだということで、ぜひよろしくお願いします。 それでは、3点目になります。市川大門中央通りの一方通行逆走防止対策について。 市川大門中央通りは、現在朝7時から夜10時までの間、芦川橋方面から三郡橋東詰交差点への時間指定による一方通行となっており、中央通りへの進入路の各所のポールに一方通行を示す矢印などの標識が設置されています。 しかしながら、頻繁に逆走車があり、複数台の逆走車を見る日も少なくありません。スピードを出しての逆走車もあり、いつ事故が起きても不思議ではありません。 逆走車の多発は、標識が見落とされるケースが多くあることを示します。ある程度の道路幅があることから、中央通りに進入した運転手が逆走であることに気付きにくいものと思われます。 このため、逆走防止の対策への町の取り組みについての質問を過去二度行い、昨年度、中央通りの遠藤帽子店前交差点、それから山梨中銀横の中央駐車場前交差点、一方通行終点の三郡橋東詰交差点の3カ所に一方通行を示す路面表示がされました。 その表示は、黄色地に赤字で、文字で「車両右折(左折)禁止」、さらに黒い字で「原付軽車両を除く 7-22」と文字での表記となっています。この対応がなされましたが、残念ながら現在でも逆走車は多発しています。これは、文字での道路表示のため、運転しながらの瞬間的な理解がしにくいことに起因するものと思われます。運転手が早く気づくことができる、より分かりやすい表示を行い、危険防止につなげることが求められます。 この対応としては、中央通りに一方通行の進行方向を示す矢印と制限時間帯を、複数個所路面表示することが有効であると考えます。 また、中央通りは高校生・中学生・小学生の多くが通学路として利用しています。児童・生徒は道路横断時には多くが横断歩道を歩行していますが、残念ながら多くの横断歩道の白線が消えかけ、横断歩道であることが分かりにくい状態となっています。 中央通りの交通安全対策としては、一方通行の逆走防止とともに横断歩道の明瞭化も重要です。つきましては、併せての早急な対策への取り組みについて、見解を同います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  中央通りの一方通行逆走防止対策についてでございます。 逆走車の存在および危険性につきましては、認識をしてございます。 ご質問にもありましたとおり、昨年度は一方通行と時間制限の路面標示を行いました。これについては一定の効果はあるものと考えておりますが、さらに分かりやすい表示方法についても公安委員会と協議を行い検討してまいりたいと存じます。 経年劣化した横断歩道の表示につきましては公安委員会の管理となりますので、現場の確認等を依頼し、要望をしてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  たしかに入らないように標識なり、表示するのが一番良いんですけれども、なかなか今も、先ほど言いましたけど、矢印は看板が全部、路地から出るところに付いています。だけども分からないということですので、入ってからではしょうがないので、何カ所かに矢印を路面に書いてもらって、すぐに気が付いてすぐに出る、またUターンするとか、そういうふうにしていただきたい。前の要望も実はそういうイメージで要望したんですけども、文字で表示されたということで、表示されたこと自体は進歩しているんですけど、やっぱり分かりやすさという意味では、矢印で時間帯を書いてほしいと思います。 一瀬議員から一方通行解除の検討の要望の質問もありました。たしかにそのことも重要ではありますけれども、そのことに関しての検討なり、対策というのはある程度の時間がかかりますので、まずはこのことを早急に対応をお願いしたいなと。私もずっと外を見ているわけではないのであれですけども、先月の中旬ごろ、昼間の短い時間帯で5台、逆走がありました。ということで、非常にそこに住んでいる人間とすれば、毎日毎日、危機感を感じながら住んでいるというようなところで、スピードを出す車も多いので、よく事故が起こらないなと。私個人的な、駐車場から出るときには、左側から一方通行で行きますから、右というのはあまり意識が、左よりも欠けるところがあるんですけども、先日やはり右から逆走が来たというところがありますので、個人的なことはともかく、とにかくルールをいかに分かりやすく知らせるか、それは逆走する運転手にとっても不幸なことなので、できるだけそのことを早く対応をお願いしたいということです。 もう1点、横断歩道のところですね。特に遠藤帽子屋のところとか、中銀のところとか、本当に児童が通学路で、毎日、あそこを通っています。本当に消えかけているというところで、今は、割合、車が横断歩道の手前で止まるようにはなってきていますけども、やはり横断歩道ということが、はっきり遠くからも分かるようにする必要があると思います。 そこで、最後、公安委員会というような話がありましたけども、町道なので町が対応すればいいのではないかと勝手に思うんですけど、ちょっとそこのところの手続きについて、もう一度、担当課長のほうでお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  今、丹澤議員からのご質問にあった内容なんですけれども、道路標示につきましては、町道でも県道でも交通安全のための表示につきましては、公安委員会の管轄となります。先ほど申し上げていました矢印についても公安委員会のほうの指定の矢印もありますので、それに類似するものは町のほうで引くことが一応、公安委員会の許可を取らないとできないような格好になっています。 一般的には一番分かりやすいのは、一時停止の「止まれ」の表示が何種類かあるとご存じだと思うんですけれども、公安委員会で引いたものは普通の「止まれ」というのがあるんですが、カタカタで全部「トマレ」となっている、商業施設の中の駐車場の中の「トマレ」なんかは、あれは公安委員会の表示ではないということで、カタカナの「トマレ」になっていたりするような形になっておりますので、一応、町のほうで引ける種類のものというのが限られてしまっているということをご理解いただければと思います。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、丹澤孝君。 ◆6番議員(丹澤孝君)  中央通りを通る方は、逆走車が多いということは十分理解をされていると思いますので、ぜひ一日も早く、横断歩道を含めて対策をお願いしたいということで、以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第6番、丹澤孝君の一般質問を終わります。 続いて、第5番、齋藤美佐さんの一般質問を許します。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  5番、齋藤です。よろしくお願いいたします。 本町は手話言語条例の町ですので、はじめのあいさつのみ手話でさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まずはじめに、子育てにやさしいまちづくりについてです。 こどもの日に合わせた総務省が発表した15歳未満の子どもの推計人口は、4月1日現在で前年より25万人少ない1,465万人で、41年連続の減少。比較可能な1950年以降で過去最少を更新し、少子化が進んでいることが改めて裏付けられました。 子育て支援が充実している自治体は人口増につながるとされておりますが、「子育てするなら流山」との呼び声高い、千葉県の流山市では子育て世代を中心に転入超過が続き、人口増加率が5年連続で全国トップとなっています。「子育て世代に寄り添うまち」とのブランドイメージを高める戦略を策定。「母になるなら、流山市」といったキャッチコピーで、積極的なPR活動を展開してきたそうです。安心して子育てができ、保育園や公園などが充実していることをはじめ、子育てにやさしいまちづくり条例が土台となって、市全体として子どもたちを守ろうという動きにつながっていったとのことです。 まず公園についてでありますが、全国ですべり台が撤去された時期があり、本町の子育てママから、すべり台がほしいとのお声を伺います。民生委員さんからも子育て世代から同じ要望を伺っております。 障がいのお子さんをお持ちのお母さんからは、障がいの有無にかかわらず、子どもたちが分け隔てなく遊べる空間としてインクルーシブ遊具で遊ばせてあげたいとのお声をいただいております。インクルーシブ公園など、メディアでも最近は取り上げられるようになりましたが遊具の計画の中にインクルーシブ遊具の提供が必要と考えます。 ②産後は育児へのプレッシャーや不安などから精神的に不安定になり、深刻化すると虐待や育児放棄、自殺につながることもあります。コロナ禍で産後うつのリスクが2倍から3倍になっているといわれておりますが、産後の母親には落ち込んだ気持ちを立て直す心と体のケアが大変重要です。本町の保健師さん方も産後ケアとして訪問活動などしていただいておりますが、身体を動かしながら、ニードスポーツセンター2階のキッズスタジオプレイルームを活用して、子育て世帯を呼び込む産後ケアや子育て教室を開催しての利用促進を望みます。 産後の体には、膝や腰に負担のかからないバランスボールエクササイズでの骨盤体操が姿勢の改善にも効果的と伺っておりますし、身体を動かしたあとには、ママ同士の交流で、悩みの共有など、子育てコミュニティは重要だと考えます。 ③庁舎内に子どもと一緒に来庁される姿を見ると心が和みます。前抱っこをしながら上のお子さんを連れての来庁など、時に泣き声が響いていると何かしてあげたくなってしまいます。そこで住民サービスとして、ほんの少しのスペースでいいので、小さな机やイスを手作りで置いていただいて、市川三郷レンジャーのイラストを貼ったり、市川三郷レンジャーのぬいぐるみを置くなど、ちょっとしたことですけど、ホッとした空間の提供のお考えはありますでしょうか。 以上のことを踏まえ、3点質問させていただきます。 ①障がいの有無に関係なく、誰もが楽しく遊べるインクルーシブ遊具の提供を。 ②ニードスポーツセンター内のキッズスタジオで、産後ケアや子育て教室を開催しては。 ③庁舎内にキッズスペースの設置を。 お願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えをいたします。 子育てにやさしいまちづくりについてでありますが、1点目、誰もが楽しく遊べるインクルーシブ遊具の提供をにつきましては、海外では以前から障がい者が一緒に利用できるインクルーシブ公園は整備されておりましたが、国内では一昨年、都内でインクルーシブ公園が開設をされ、徐々に遊具の整備も進んでいるものと承知をしております。 また、県内では、県立愛宕山こどもの国の改装に伴いインクルーシブ遊具の整備が計画をされていると存じます。 本町では、現在公園の新設の計画はなく、従来型の遊具を点検・補修して使用しておりますが、今後の遊具更新に際しては、先進事例を参考としインクルーシブ遊具の設置も検討してまいります。 2点目、ニードスポーツセンター内のキッズスタジオで産後ケアや子育て教室を開催してはでありますが、現在、新型コロナウイルス感染症対策として、町内3カ所の子育て支援センターにおいて、人数や時間を制限し子育て教室や産後ケア教室等を開催しております。 キッズスタジオにおいても、子育て教室等を実施することは可能でありますが、特に小さいお子さまは、マスクの着用が難しいなどの問題もありますので、支援員を適正に配置し利用者数や利用時間を制限するなど感染対策の徹底が必要と考えます。 ご質問の趣旨は理解いたしますので、今後どのような形で実施できるか検討してまいります。 3点目の庁舎内にキッズスペースの設置をにつきましては、お子さま連れの保護者が本庁舎に用事や相談に来られた際、お子さまがぐずったりして困っている様子を見かけることもございます。 公共施設に、ご提案のスペースを設置する際には、安全性の確保が必要だと認識しておりますので、近隣の自治体の状況を確認する中で検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。インクルーシブ遊具ですけど、来年5月の愛宕山の改装ですけど、それはぜひ行ってみたいと思っております。 インクルーシブ遊具は、すべり台などが付いた複合遊具には車いすを使用する子どもでも遊べるようにスロープや多くの手すりが付けられているほか、ブランコには背もたれと、体を固定する補助器具も付いております。バリアフリーに配慮した遊具で、子どもたちが安全に遊べるため、安心して見守ることができます。多様性という観点からも、インクルーシブ遊具は、今、時代が求めていますので、先ほどご答弁の中にあった更新の際というふうにありましたけど、更新の際にはぜひご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  町長の答弁にもありましたが、現在、既存の施設の点検を行いながら、修繕しながら利用している状況です。喫緊の更新予定はありませんが、更新の際は検討させていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。 次に、ニードスポーツセンター内のキッズスタジオの活用ですけど、妊婦さんや小さいお子さんをお連れのお母さんのためのイベントを開催して、キッズスタジオという名称にせっかくなっているので、この子どもということで効率よく活用していただきたいと思います。 例えば、ニードスポーツセンター内の東京ドームスポーツのスタッフの方が、この妊婦さんを対象にした小さいお子さん連れの方のイベントを開催してはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  ニードスポーツセンターのキッズスタジオを利用したイベントにつきましては、運営管理を受注しております業者も現在、お子さまと一緒に行うヨガ教室やバランスボールを使った運動などの計画をし、定期的に実施しております。 利用者の要望もお聞きし、またコロナ禍で人数や利用時間の制限はありますが、キッズスタジオを利用したイベントの開催を検討していきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひ、お願いしたいと思います。子育て世代に気軽に利用をしていただけるように、現在、各室の使用料が10時から夕方の5時までとか、5時から夜の9時までの使用料金になっているので、1時間ごとの使用料にしてほしいとのお声も伺っております。これは確認したところ、条例改正が必要ということでしたので、ぜひご検討いただきたいと思います。 現在のニードスポーツセンターの赤字は周知の事実でありますので、この状況を圧縮させるように様々、改善策をお願いしたいと思います。 例えば、今は10枚つづりの回数券があります。回数券だと、私もニードスポーツセンターを利用したことはございますが、回数券を買って、いつか行けばいいと思ってしまいがちです。なので、月額料金にすると、行かなくては損というふうに思うので、使いやすい形態にしていただきたいと思います。 以前には3階のミーティングルームで編み物教室とかしていたという経緯もあったようですので、各室の利便性、もっと使っていただけるようにしていただきたいと思います。 各室の料金のことと利用料金の改定を含めた条例改正について、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  議員おっしゃるように、施設の利用料金等につきましては、条例で定められております。利用者などのご意見を伺う中で、必要があれば審議会等に諮り、利用しやすい料金等に改めたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。ニードスポーツセンターは六郷インターから、本当に約5分程度ですけれど、そこの出入口に大きな看板を掲示して、親子で楽しめるニードスポーツセンターとか、とにかく行ってみたいと思われるような看板を掲示して、利用促進につなげていってはいかでしょうか。 現在の案内チラシですけど、地図も六郷インターが入っていませんので、新しくしていただいたほうがいいかと思います。 また、今、SNSの時代ですので、SNSを使った発信をぜひお願いしたいと思います。 この点については、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  先般、利用者からの要望を伺う機会もありまして、施設のPRにつきましても要望を受けております。これらを踏まえまして、検討させていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。 次に、庁舎内のキッズスペースですが、保護者が一緒にということを原則としまして、富士河口湖町では、半径1.5メートルほどの子どもが喜ぶスペースが設置してあります。小さなイスと机があって、手作りの段ボールのお家もあったりして、手作り感でかわいくディスプレイされております。行政と町の距離を縮めるためにも、ほっとする、寛げる空間の提供を求めますが、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  今、お話いただいたとおり、工夫をしながらも安心して町民の皆さまが利用できることを前提に考えていきたいと思います。 また、本庁舎には双子のお子さまが来たときのためにも対応できるように、ベビーカーを用意してありましたけれども、ほぼ利用されていない状況であります。今、先進例が富士河口湖のように、例を挙げていただきましたので、早速調査をして、いろんな手法を検討しながら、うちの町に合った対応ができればと考えていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。一歩前進ということでとらえてよろしいんでしょうか。子育て世代が喜ぶ住民サービスをしていただきたいと思います。 次の質問に移ります。 2.防災・減災に強いまちづくりについて。 梅雨時に起こりがちな集中豪雨等の災害など、気候変動の中、何が起きるか分からない事態に備えるため、防災意識啓発は大変重要です。 防災・減災については、自身が「防災士」との使命感もあり、本町の防災意識向上のため、たびたび質問をさせていただいております。 近年の自然災害は激甚化し、短時間で同じ地域に集中的に大雨が降るなど豪雨による中小河川が氾濫するようになり、「想定外を想定内として捉える」必要があります。 住宅などが浸水する危険性が高いにもかかわらず、川に水位計が設置されていない箇所が全国で5,800カ所に上ったことから、水位計の技術革新により小型で簡易化された水位計が開発をされました。この危機管理型水位計を使えば、インターネット上で誰でもリアルタイムで河川の氾濫危険度を見える化できるので、迅速な避難判断にも役立ちます。ここ数年で、全国9千カ所に設置をされ、県内では251カ所、本町には14カ所に設置をされております。 役場の近くでは、芦川の新田橋に設置されてあります。ここはライブカメラが設置されておりますので、スマホから川の映像をいつでも映像で、ライブで確認することができます。ライブカメラが付いていない水位計でも、堤防天端高からの水位をいつでもスマホから確認することができるので、大雨のときに川まで見に行かなくても大丈夫です。 例えば、スマホを持っていないお母さんが富士見地区にいたとして、三珠地区に住んでいる娘さんがスマホで情報を教えて、早めの避難を促すこともでき、命を守るという観点からも画期的な水位計です。 「川の防災情報」と検索して「市川三郷町」とさらに検索すると、水位やカメラ観測所が出てきます。本町のホームページからも見られるようになっていますが、ピンポイントで開ける水位計箇所のURLを簡単に見える化できるようにしていただき、水害から命を守る行動の周知もさらにお願いしたいと思います。 ②防災課におかれましては、小単位の防災講座を何度も開催していただいており、来週から始まります、令和4年度の市川三郷町地域防災リーダー養成講習の開催等、防災力向上のためにありがとうございます。 火災においては初期消火できる体制が大前提となりますが、少子高齢化に加え、現役世代の地域偏在が進む中で、いかに地域防災を守るかが課題です。 火災の初期消火を担う消防団は訓練された若い男性が担い、太いホースなど機材の扱いは訓練していないと危険を伴います。 2016年12月に147棟を焼く火災を経験した新潟県糸魚川市は、消防団員が日中、地元を離れる課題に直面をし、高齢者や女性で初期消火に当たれる方法を考えた結果、消火栓のホース口径を65ミリから40ミリに移行して、扱える人のハードルを下げ、初期消火の対応ができる人を増やしていったそうです。訓練を重ねていくことで地域の防災力も高まります。 40ミリにするとたしかに水量は下がりますが、事業所等でも容易に使える40ミリホースで対応しているそうです。この本庁舎にも40ミリホースがあるというふうにお伺いをしております。女性消防隊も40ミリだと承知してをおりますが、お隣の富士川町では3月に消火栓のホース口径を50ミリに入れ替えをして、山間地域(鹿島)で訓練を行ったとのことです。 振り回されたり、二次災害を防ぐためにも使い方の訓練の強化が大変重要になります。 9月の防災訓練の意識改革と、年に何度か自主的に訓練をできるところを増やしていっていただきたいと考えます。 以上のことを踏まえ、以下の2点をお伺いいたします。 ①河川の氾濫危険度をインターネット上で確認できる水位情報の周知を。 ②消火栓のホース口径を65ミリから女性や高齢者にも使える40ミリホースに移行して防災訓練を強化していく考えは。 よろしくお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  防災、減災に強いまちづくりについてであります。 1点目、河川の氾濫危険度をインターネット上で確認できる水位情報の周知についてでございます。 国土交通省が提供する川の防災情報は、簡単にパソコンやスマートフォンから氾濫の危険性を知ることができます。川の水位情報以外にも、流域の雨量、洪水予報の発表状況、洪水の浸水想定区域図、カメラ画像等多岐にわたる情報が確認できますので、住民の方々が自ら氾濫の危険性を知り、的確な避難行動などに役立つように、利用者目線に立った情報を提供しております。 しかし、まだまだ周知は行き届いておりません。町といたしましては、ホームページからのリンク、広報紙での周知、出前講座での情報提供等、機会あるごとに周知をしてまいります。 2点目、消火栓の口径を女性や高齢者でも使える40ミリに移行して防災訓練を強化していく考えについてであります。 現在、本町の消火栓および消防車両では、65ミリのホースで統一して使用しております。 ご指摘のようにホースの口径を細くすることでのメリットもございますが、私どもの調査ではデメリットもございますので、今後、他市町村の状況や地域の要望等を調査し、峡南消防本部と協議を行う中で検討してまいりたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  答弁ありがとうございます。 先週ですけど、5月27日の金曜日、ちょうど学校の登校時の7時半ころから、雨足が一気に強まりました。日々の見守り活動の最中、児童の皆さんと土砂降りの中、小学校まで向かいましたが、一気に水位が上がる、そんなとき、いつでもスマホから近くの川の水位が見られるのが危機管理型水位計です。 先ほども申し上げましたが、本町には14カ所の危機管理型水位計が設置されております。私の自分の家の近く、一番近くの川の防災情報をいつでもピンポイントで見られるようにスマホのアイコンに法手平橋と言うんですけど、そこの水位情報を入れております。 リアルタイムで確認できることは極めて重要です。URLやQRコードを広報やホームページに載せていただくと、操作が楽で簡単にリンクできますので、水位情報を見るのにとても役立ちます。その点いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  大変役に立つ情報が発信されていますので、いろいろな、町としても周知の方法が、先ほども答弁の中にありましたが、あると思いますので、その中でもさらに工夫をして簡単にワンタッチで、その場所が表示できるというような方法も含めて周知をしてまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。集中豪雨等、これからの時期は河川の増水に備え、最大限に自然災害から身を守る行動をしていかなければなりませんので、ぜひすぐにリンクできるような、ピンポイントをお願いいたします。 次ですけど、火災は初期消火が何より大切です。4月1日の下大鳥居地区の全焼火災では、初期消火というわけにはいかなかった現状が残念に思います。初期消火につながるように、例えばモデル地域をつくって、日中いる女性や高齢者の訓練を強化していってはいかがでしょうか。ホースの口径を細くすることで30キロも重さが軽減されますので、意欲的な方は必ずいます。もちろん私も訓練を受けたい思いでいっぱいであります。 防災訓練の充実がカギになると思いますが、防災訓練を各組に対して、町からも強化していただきたいと考えています。 このモデル地域の件と、そして実施訓練を行った方には、缶バッジなどを渡していただけると励みにもなるのではないでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  先ほどの答弁の中にもありましたが、ホースの口径を細くすることによるメリット、初期消火というのは、大変重要なことだと思います。答弁の中にもありましたが、峡南消防でも実際に使っているポンプ車を65ミリから50ミリに替えて使っているということも確認しております。また、議員の質問の中にもありましたが、富士川町でも50ミリを入れて試験的に訓練をやったということで、富士川町にも確認をいたしました。また、私ども本町で、消防の消火栓のホースを納入している業者にもそのへんの状況を伺ったところ、50ミリを採用しているところは最近増えてきているということで、そのへんも研究をしながら進めていきたいと思います。 また、町で40ミリホース、50ミリホースがいいからといって、消火栓のボックスの中を替えても、地域の人が50ミリでも40ミリでもできないよということでは意味がありませんので、議員のおっしゃるとおりモデル地区というようなことを設定して、募集しながら意欲的なところからできるのであれば、進めてまいりたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。富士川町では、静岡から移住してきた45歳の女性が自分の意思で消防団に入団したそうです。本町では、役場の女性消防隊がソフト面で後方指導を行っておりますが、町民の女性にも募集を行っていくというお考えはありますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  先ほどの日中、消防団が仕事で地元を離れるという観点からも、ぜひ自宅に残る女性の方、また高齢者の方でも希望者があれば募集して、初期消火につながるように取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 次の質問に移ります。3.外出支援サービスの充実を。 町内の足の確保においては、町民の皆さまから常にお声をいただいているところでありまして、いろんな議員もこのことについて質問をしているところでございます。 私の初めての一般質問も外出支援サービスの充実でした。その2018年、令和3年12月議会のご答弁では、新たな手立てを考える段階に来ている、タクシー業者などいろいろな方と協議しながら進めていきたいとのことでした。また、2021年、令和3年11月議会では公共の交通網の整備等と連携し、検討していくとのご答弁でした。現在、六郷地区ではタクシー業者業も1社もなくなり、移動手段のない方にとっては深刻な問題であり、なんとか対策をしてもらいたいとのお声をお寄せいただいております。その後の進捗状況をお伺いいたします。 ①交通弱者対策の進捗状況は。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  交通弱者対策の進捗状況についてでありますが、町では県の新たなモビリティサービス導入促進モデル事業費補助金を活用して、コミュニティバス六郷循環線に替えてAIオンデマンド交通を4カ月間実証実験導入し、利用者数、利用エリアの傾向等から検証をし、利便性の高い交通手段を整える考えでございます。 実験運行は11月から2月を予定し、既存バス停22カ所に加え、各地域、商店、金融機関、町外スーパーなど新たに19カ所増設し、1日平均10人の乗車から、25人への利用者の拡大を目標とし、利便性を向上させ、買い物など外出支援をしていくもので、6月、今議会に上程をいたしております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。まずはAIオンデマンド交通ということで、うれしい思いでいっぱいです。ありがとうございます。 外出支援サービスの新たな展開、実証実験が始まるということで、六郷の方々にとっても朗報だと思います。今までの様々なご尽力に対しまして、心から感謝を申し上げます。 そこで一番心配になるのがネットの予約ということで、高齢者の皆さんにとっては大きな壁になります。丁寧な説明をお願いしたいと思います。 そこで運用と利用運賃について、分かる範囲でお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  AIですね、スマホからの予約とかの周知とか、普及に関しましては、六郷地区の循環線を実証実験するということで、各区を対象に19カ所で説明会を開く予定であります。さらに、その19カ所で参加できなかった人のために町民会館を利用して、もう一度説明を開催する予定であります。 料金は実証実験では無料としております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  19カ所で説明ということですけど、山間地域の寺所とか網倉とかの集会所でも説明会の対象になっているかということと、そしてスマホを持っていない人も当然多くいらっしゃると思いますが、そのような方の対応についてお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  説明会は区を対象としていますので、今、おっしゃられた寺所とか岩下とか、すべてが網羅する形となっております。 また、スマホ等を持っていない方に対しましては、電話での予約を考えておりますので、スマホがなくても乗車できる形となります。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  六郷を循環するということで、ニードスポーツセンターをまたぎますけど、ニードスポーツセンターにも、このオンデマンド交通を使って利用促進も兼ねることができると思いますので、ぜひニードスポーツセンターの利用の周知をお願いしたいと思います。この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  先ほどの答弁の中にもありましたが、現在のバス停をさらに増やして試験を行うということで、スーパーや買い物にも使えるようなバス停も考えておりますので、ニードスポーツセンターも含めて考えていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。 最後に、実証実験の検証を終えて将来的には市川、三珠と町内全域で足の確保が進むことを望みますが、まとめといたしまして、町長いかがでしょうか。
    ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これは高齢者対策も含めて、足の確保は重要な課題だというふうに認識をしております。今回、六郷地区ということで、質問にもございましたように、タクシーがなくなったという、そういう事態に対応するためにも、まずは六郷地区からということでございます。また、今後、交通対策に関しましては、国の制度もあるのではないかということで、今、調査をしておりまして、いろんな形で町内全域に交通弱者対策が行き渡るように進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第5番、齋藤美佐さん。 ◆5番議員(齋藤美佐君)  このAIオンデマンド交通が交通弱者の方々の新たなる足となって、六郷地区が潤い、将来的には町内全域に拡大して住み心地のよい町として普及していきますよう、期待を申し上げ一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第5番、齋藤美佐さんの一般質問を終わります。 続いて、第8番、高尾貫君の一般質問を許します。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  時間も押し迫っていますので、簡略な答弁をいただきたいと思います。 市川三郷町地域強靱化計画に基づく、急傾斜地における土砂災害を防ぐための堰堤を設置していただきたく、お尋ねをいたします。 今年も梅雨の季節となりました。例年梅雨の明ける時期は、大雨による甚大な被害が全国各地で起きています。 本町においても大雨となり、被害が起きないことは全国各地の過去の災害の教訓で互いに気づかれていることと思います。 したがって、以下の4点について質問いたしますので誠意ある答弁を求めます。 1つ、国土強靱化基本計画は平成23年に発生した東日本大震災を受け、「平成26年に施行された国土強靱化基本法に基づき、大規模な災害からの被害の最小化に向けた重点施策を盛り込んだ計画をいいます。」と、内閣官房のホームページには記されております。 このことを受けて、山梨県および本町におきましても強くしなやかな町民生活の実現を図るため、災害対策基本法に基づき、大規模自然災害に対し、町民の生命や財産を守り、持続可能な地域づくりを進めるため、平成26年に市川三郷町地域防災計画が策定をされ、令和3年3月には改訂版が発行されております。 また、令和2年には、市川三郷町国土強靱化計画が山梨県の改訂と合わせ見直しがされたところであります。 私は、平成26年第3回(6月定例議会)で、印川の土砂崩落により流路を塞ぐ恐れがあるということで、土砂の滑り止めが設置されていることなどを紹介し、県に河川の流路を塞がないよう、あらゆる対策を講じていただくために、土木整備課に河川状況を説明し、県に土砂対策をしていただくようお願いしてまいりました。 土砂災害は、最も人的被害を生じやすい自然災害であり、地域・町・県との連携が重要と言われています。 つまり、地域・町から県に様々な情報を提供することによって、被害を最小限に防ぐことができることが立証されていると思います。 地域自主防災会の任務と、町から県への連携について改めて考えを伺います。答弁を求めます。 2つ目は、次に、鳴沢川の水路の土砂の取り除きや草刈り、3年前には学園橋から高田地区までの水路の土砂の除去作業など、土木整備課を通して県に対応していただきました。 昨今は、気候変動に伴い全国的に線状降水帯などが発生して、大きな災害が起きるたびに、地域の皆さまからは何か起きる前に対策を施してほしいと町にも要請があり、私のところにも第3区、第4区の区長さん、それから関係組長さんからの強い要請がございます。 つまり、平成26年8月の豪雨による広島市北区で起きました大規模土砂災害が発生しました。このことを受けて、鳴沢川は急峻で、しかも川幅が狭く、22組・23組をはじめ、これは七軒町ですね、旧の。24南組、それから北組、これらは天井川となっており、市川大門地内や地域住民の皆さまは、その怖さを知っているからでございます。 地域からの長年の要望であります、市川中学校の近くを流れる鳴沢川の上流に大規模な堰堤を築き、東広島市内で起きたような土砂崩落災害を未然に防いでいただくために早急な対応をお願いしたいと思います。 町としては、どこまで県に求めてきたのか、また引き続き対応はされていると思いますが、町としての考えを改めてお尋ねいたしますので答弁を求めます。 3点目は、6月は土砂災害防止月間と位置付け、点検箇所を設け急傾斜地等危険災害予防対策の点検を精査するよう指定されております。 平成19年、20年、21年、当時3回にわたって山梨県から告示されております。 本町においての現在の告示状況はどのようになっているのか、お尋ねをします。 4点目は、この指定により危険度、そして規模等により、国庫補助事業、県単独事業で順次対策工事を実施しているとこととなっております。 鳴沢川の堰堤設置の対応順序などの位置は、どのへんにあるのでしょうか。また、改善工事の予定に入っているのか、ぜひとも教えていただきたいと思います。答弁を求めます。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  高尾貫議員の一般質問にお答えをいたします。 市川三郷町地域強靱化計画に基づく土砂災害を防ぐための堰堤の設置の1点目、地域防災会の任務と町から県への連携についてにつきましては、自主防災会の任務といたしまして、まずは、町から発せられる災害情報を受け取っていただき、自らの地域に合った避難行動の呼びかけがございます。避難後には地区住民の安否確認、被害状況等の報告、避難所運営を担っていただきたいと存じます。また、平時から自主防災組織の組織表の作成を行っていただいてございます。 町から県への連携につきましては、危険箇所の確認を含めたパトロール等を実施し情報の共有を行っております。また、降雨時には山梨県土砂災害警戒情報システムの確認および現場パトロールを実施し、状況把握を行っております。 2点目、嗚沢川の上流に大規模な堰堤を築くための対応についてでありますが、鳴沢川上流には峡南林務環境事務所所管の治山施設が設置をされており、土砂の流出防止対策を行っております。また、土砂災害警戒区域に指定をされているため、先ほど答弁いたしましたパトロール等にて現況確認を行い、県と連携して安全対策を行えるように要望してまいります。 3点目の土砂災害防止月間における本町の急傾斜地等の告示状況でありますが、平成19年・20年・21年の告示から最新の令和3年に告示されている地区数の増減につきましては、急傾斜地の土砂災害特別警戒区域が1カ所減、地すべりの土砂災害警戒区域が23カ所増となっております。 4点目、鳴沢川の堰堤設置の対応順序および改善工事の予定についてでありますが、対応順序としては区域の状況で判断されるもので、区域ごと対応順序や順位という具体的なものはありませんが、福祉施設・学校等公共施設の存在や区域の戸数および対象世帯の災害時の対応力によるものと考えております。 継続的に県とのパトロールを行う中で、現状を把握し、危険箇所については県と町で情報共有を行い、安全対策等を要望してまいりたいと存じます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  ありがとうございます。まず、これは感謝とお礼ですけども、鳴沢川の流路確保に伴って、実は5月20日に県の土木整備課の皆さんと、それから本町の土木整備課の担当の皆さま方と鳴沢川のいわゆる川底の補修、令和4年から4年間、令和7年まで、川底をコンクリートできちっと滑らかにしまして、流れをよくすると。非常に、かさ上げはできないということでございますけども、それでも流路がかなり確保できるのかなと。しかもあそこは、鳴沢川は川の底が染み出ているという状況がありますから、非常に危険な状況にありまして、2年前の台風のときは、あと10センチぐらいで、あふれる状態になったというふうなこともあり、土建業の皆さん方が、学園橋の下で材木などを取り除いていたということで、手を付けていただくということで、これは本当に感謝をしているところでございます。 それと、質問は大変あるんですけども、全部端折りますけども、1つだけ、今朝の、これは後ほどの質問と重なりますけども、今朝、山日新聞の中で、県道強靱化防災をきめ細かくということで、県の部局ごとに官学連携ということで、これはいわゆる、昨日ですけども、県土木整備部と防災局の部局ごとに山梨大学の地域防災マネジメント研究センターと連携協定を結んだと、こういうことになっております。これはなぜ、私がこのことを、今日この場でお話するかというのは、のちのち、町長にもお願いしますけども、土木整備課から県に、いわゆるあそこの地域は、こういう写真があるんですけども、学校のところに、中学校のところの水道のタンクがある一番左側が一番大きなポケットがある。それは今、直してある、堰堤も付いていますし、それは90度に曲げて芦川に落としているんですよね。真ん中の碑林公園と、それから文化と武道の館の間は、それは直接、それはちょうど、中間くらいのポケットなんですけども、これもかなりの水が出ます。そして一番右側の3本あるんですけど、沢が。一番浅い沢があって、それは非常に、なんとかなるかなという状況で、それは農道を超えて、いずれにしても全部、鳴沢川に入ってきます。したがって、そういう意味で、あそこの地帯は、私、全部答えますけども、保安林になっているんですよ。土砂災害保安林になっているんですよね。保安林が3つあるということは、農林課も承知していると思うんですけども、その土砂災害保安林があるために、つまり土木整備課と農林課で、それぞれがなわばりを主張しているというわけですよ。それを、この官学連携の中に、ぜひ進言をしていただきたいということで、関係の課長会議があるときには、土木整備課、農林課はそれぞれがぜひ進言をしていただきたい。町長も、もちろん副町長にも、これはお願いをしておきたいと思います。細かい中身はあとから帰って、新聞をまた見てください。そういうことで、ぜひ、そのことを申し上げて、ほかにまだありますけども、そこまでで止めておきます。今日は。 それと、次の質問に入ります。 2つ目の質問でありますけれども、峡南北部地域医療の充実と市川三郷病院の建て替えを急いでについて質問をいたします。 地方の公立病院は、平成27年3月31日付けで、総務省自治政策局長通知による地方公共団体に対する新公立病院改革プラン策定を要請されておりました。 期間は平成27年度または平成28年度として、峡南医療センター事業団は令和3年度に策定されているとのことです。 プラン内容は4項目となっておりますけれども、このプラン内容について、開設者の一人としてどこまで把握されているのかお答えをいただきたいと思います。 そして2つ目は、昨年12月に第4回定例会におきまして、市川三郷病院の建て替えについて、新町長就任直後でありましたが、町長の町民に対する政策を拝見して、市川三郷病院建て替えを切に願い、建設検討委員会等の設立に対する所信を伺いました。 町長答弁は、次のとおりであります。 病院の建て替えを推進するということですと。それから、2つ目の答弁は努力してまいりますと、しっかり答弁をいただいたところでございまして、峡南医療センターは平成26年4月1日、市川三郷病院と富士川病院が、旧鰍沢病院ですね、経営統合して、峡南医療センターが開設となりました。 その理念は、地域住民に期待される医療サービスの提供、基本は急性期から慢性期、そして在宅医療に至るまで切れ目のない地域密着型医療法人として歩み続けていることも説明いただきました。 また、山梨大学医学部付属病院、近隣の一次医療、二次医療機関とも連携をし、診療体制を築いていただいていることも、私自身が理解をしているところであります。 さて、平成27年には公立病院の経営強化の推進、そして持続可能な地域医療提供体制を確保するための病院経営強化ガイドラインによって方向性が発出されて、令和3年、昨年の12月24日でございますけども、令和4年度地方財政対策の概要において、新たなガイドラインの方向性を令和5年度中に示すようにということになっております。 これを受けて、峡南医療センター開設者の一人として、概要をどのように受け止めているのかお答えください。 また、企業団、両町開設者と、つまり富士川町の開設者、町長とですね、病院の建て替えに伴い、どのように連携をしていくのか伺いますので答弁を求めておきます。 3点目は、峡南医療センター企業団組合議会第1回定例会が3月25日に開催されました。 組合議会定例会ということもあり、市川三郷町民の強い願いであります市川三郷病院の建て替えについて、市川三郷病院建て替え建設検討委員会なるものを立ち上げてほしいと思い、峡南医療センター企業団としては、どのように考えているのか尋ねてまいりました。 企業団からは次のような答弁がありました。これは、河野哲夫企業長答弁の全文を載せてありますけれども、仮称、市川三郷病院建て替え建設検討委員会の立ち上げについて、お答えいたします。 市川三郷病院は昭和49年に建設され、すでに48年経過し、施設の老朽化が激しく、建て替えが必要となっております。 こうしたことから、令和元年11月17日に開かれました企業団議員懇談会において、建設検討委員会を立ち上げたらどうかという意見が出され、翌年令和2年2月28日の同じく議員懇談会において建設検討委員会を立ち上げることが了承されたそうでございます。 しかしながら、令和2年はご承知のとおり新型コロナウイルス感染症が発生し、その混乱により、この建設検討委員会が頓挫し、現在に至っているところでございます。 今後は、新型コロナウイルス感染症が収束に向かうなど、ある程度のめどがついた段階を判断し、建設検討委員会の立ち上げを図ってまいりたいと考えております。 さらに、病院の建て替えについては、令和5年度に策定する公立病院経営強化プランの機能分化の観点から方向性を示さなければならないと考えております。 以上が答弁になりますということでありました。 この企業長答弁を受けて、町長としては、何を感じ取られたのか答弁を求めたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  峡南北部地域医療の充実と市川三郷病院の建て替えを急いでについてでありますが、1点目、開設者の一人としてどこまで把握されているのかにつきましては、ご質問の改革プランが平成29年3月に策定された峡南医療センター改革プランで、高尾議員がおっしゃっているプラン内容4項目が、地域医療構想を踏まえた役割の明確化、経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しのことであれば、設定目標や方針、また令和3年度に行われました当該改革プランの点検・評価についても内容を認識をしてございます。 2点目、開設者の一人としてガイドラインの概要の受け止めと病院建て替えに伴う企業団、両町開設者との連携でありますが、本年3月に総務省から発せられたガイドラインでは、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しなどに取り組んできたが、医師・看護師不足等により、依然として、持続可能な経営形態を確保しきれない病院も多い。感染拡大時における公立病院の果たす役割の重要性が改めて認識されるとともに、今後、医師の時間外労働規制への対応も迫られるなど、さらに厳しい状況が見込まれるなどの現状と課題を挙げ、地域における持続可能な医療体制を確保するため、このガイドラインが示されたものと理解をしてございます。 本町を含む峡南北部地域においても、限られた医師・看護師等の医療資源を地域全体で最大限効率的に活用し、公立病院の経営強化を図っていくことが重要と考えてございます。 また、市川三郷病院および富士川病院の経営に関しては、峡南医療センター企業団および同議会において決定されるものでありますが、病院建て替えに向けて富士川町および企業団と連携を図るとともに、積極的な働きかけを行いたいと考えてございます。 3点目、企業長の答弁を受けて、開設者の一人として何を感じたかにつきましては、企業長は、感染の拡大が繰り返されるコロナ禍にあり、現在進められている新たな地域医療構想、これを踏まえ策定される公立病院経営改革プラン等を考慮し、答弁されていると察しをいたします。 4点目でございます。建て替えに向けた今後の推進策につきましては、2点目の答弁と重複いたしますけれども、両病院の経営に関しては、峡南医療センター企業団および同議会において決定されるものでありますが、早期建て替えを望む町民の思いを実現できますよう、富士川町および企業団と連携を図るとともに、積極的な働きかけを行いたいと考えますので、企業団議員の皆さまには一層のご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  しっかりした答弁をいただいているなというふうに感じていますけども、再度、確認をしておきたいと思います。 企業長と首長同士の連携強化については、ぜひ定期的に開設者会議が開催されていると聞いておりますので、ぜひとも改めて強く要請をしていただきたいと思います。 そこで、これは私もたぶんされていないんではないかなと思うんですけども、こういった病院のような課題、大きな問題は、なかなか庁舎内で、課長会議でおそらく共有されていないんではないかなと思うんです。今までも。なぜならば、市川三郷のほとんどが、町民でありますから、職員も。そういう意味で、やっぱり役場が、あるいはそういった関係の職員、課長も含めて、やはりそういう、常に市川三郷の病院は必要だということのそういう議論、発信をしていかないと、それを町民に聞こえるようにしていかないと、検討しているぞと、町も一生懸命だというところが見えないと、町長、今、そこで答弁されましたけども、ストンと落ちないというところがありますので、町民にストンと落ちるような、ぜひ方法を考慮していただきたいということは申し上げておきたいと思うんですけども、ぜひ、総務課長、服務基準の30条でありますけども、先ほど、ちょっと触れましたけども、町民の奉仕者なんですよ。地方自治体の職員は町民すべての奉仕者であるということを忘れてはいけません。その意味で、ぜひそういった声を大にしていただいて、町民に伝えていただくということと、それから、これは余計なことかもしれませんけれども、今、2つ申し上げました。最後になりますけども、市川三郷病院の建て替えは、ぜひ、河野さんもあと4年いますよね、この間、3月25日、4年間、就任のお願いに当たって、本人もそのつもりでいますよね。4年間のうちには方向性だけは導き出さなければいけないというふうに、腹の中は思っていると思います。その意味で、ぜひ市川三郷病院の建て替えは、遠藤町長の、その手でもってぜひ成し遂げていただきたいと思いますし、それからこれはやっぱり町長のためでもありますし、もちろん町民のためでありますけども、町長もしっかりそういったところを町民に見せていただきたいということを、改めて言っておきたいと思うので、町民に、そこは強いメッセージを発信していただきたいということをお願いして、3つ一緒に全部まとめて質問してしまいましたけれども、町長のほうから答弁をください。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  開設者、また企業団との意見交換につきましては、その機会を十分に活用して、こういったことに取り組んでいきたいと思います。 また、別案件でもいろんな議論もございますので、その点についても絶えず情報交換はさせていただきたいと思います。 また、役場内の意識付けにつきましては、私の選挙公約でございますので、公約に関しましては、先ほどご案内申し上げましたように、職員との政策調整協議という場を設けておりますので、絶えず、このことについては、議論をする方向でございます。 また、今回のご指摘を受けまして、また職員の意識については、改めて認識をしたと思いますので、今後の進展には、一歩前進しているのかなと思います。 今後とも企業団の議会の議員として、またいろんなご指導をいただく中で、また推進について一緒に進めていければと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  漏らしてしまって、申し訳ないです。 今、いきいき健康課が所轄の課になっていますよね。峡南医療センターは。それで、私は3億円余の負担金をいきいき健康課長にというのはどうかなと思います。そういう意味で、それは課長がどうかではないんですよ。もっと、当初の企画である政策秘書課長くらいがそこを扱って、きちっと横連携を取るべきではないかなと思います毛ども、私は組織機構のことを言わないけど、とにかく検討していただければありがたいなと思っています。 ○議長(笠井雄一君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  調整協議につきましては、担当課と副町長と議論をしていくということでございますが、町の重要課題でございますので、これはどこの課が担当するということではなくて、全面的に出ているのがいきいき健康課ということでございます。協議自体は全庁的なそういう考え方の中で推進をしていくという考えで、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第8番、高尾貫君。 ◆8番議員(高尾貫君)  終わります。ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第8番、高尾貫君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 長い一日でありましたけども、本日はこれで散会といたします。 大変ご苦労さまでございました。     散会 午後9時11分...